2011年04月07日(木) |
津波にのまれた24歳米国人女性 |
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東日本大震災の大津波に呑み込まれたのは日本人だけではなかった。石巻市の中学校に英語指導助手として来ていたテイラー・アンダーソンさんは、教え子たちへのメッセージを書いたカードを残して卒業式の前日に津波に呑み込まれたのだった。
読売新聞の記事を引用しよう。
24歳米国人女性、児童避難させた後津波に…
アンダーソンさんが卒業生に書いたメッセージ(石巻市の市立稲井中で)
教え子の中学生の門出を祝おうと、メッセージを用意していた米国人女性は卒業式前日に津波にのまれた。東日本大震災は、日本を愛した外国の人たちの命も奪い去った。
〈I will never forget you!(君たちを決して忘れない)〉
宮城県石巻市の市立稲井中学校の廊下には、英語指導助手だったテイラー・アンダーソンさん(24)が紙に書いたメッセージが、この春の卒業生67人全員の名前とともに飾られている。傍らには折り鶴が添えられていた。
米バージニア州出身。高校生の時、アニメの「となりのトトロ」を見て日本語のリズムに魅せられ、2008年に来日して市内の六つの小中学校で教えた。指導助手の志望動機には「日本と外国の若者を結びつけたい」とつづっていた。
先月卒業した稲井中の生徒たちは、1年生から教えてきた。女子生徒の一人は、「アメリカにいる恋人の話もしてくれて、友達みたいな先生だった」と振り返る。同中の成澤智子教諭によると、12日の卒業式が近づくと、放課後も職員室に残り、一人で懸命に鶴を折っていたという。
11日、別の小学校で地震に見舞われたアンダーソンさんは、児童を避難させた後、1人で自宅アパートに向かう途中、津波に巻き込まれた。
(2011年4月6日14時46分 読売新聞)
日本のアニメを愛し、日本の若者と世界の若者を結びつけるために努力しようとした一人の米国人女性があの津波の中で、児童を避難させた後に津波の犠牲になったことを我々は忘れてはならない。
一人でも多くの若者が彼女の願いを受け継いで、世界へ羽ばたくことをオレは期待している。彼女の手書きのメッセージはその人柄が伝わってくるようなかわいらしい文字で、日本語の漢字もきちっと記されていた。彼女が英語を指導する傍ら、日本語を懸命に学習し、日本文化を理解しようとしたことがしっかりと伝わってきた。
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