2011年03月31日(木) |
早くそのカネを配ってくれよ! |
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東日本大震災で被災した方たちを支援するための義捐金が、阪神大震災のときを上回るスピードと金額でどんどん集まってるという。それ自体はけっこうなことなんだが、そのゼニが実際に被災者の元に届けられて役立つのはいつになるのだろうか。そしてせっかく集まったゼニの内の何割が事務手数料みたいな形でその寄付に携わった人々のところで消えてしまうのか。それも気になるのだ。何もしていないくせに間で中間マージンを抜こうとするゲス野郎どもの存在である。
家も職場も家族も、何もかも失った人たちにとって今必要なのは目の前にとりあえず安心できるだけのゼニがあることだ。話し合って集まったゼニの配分方法を決めてから配るということになれば、実際の支給開始までには数ヶ月を必要とするだろう。そんなに待っていられないのである。明日食べる米をどうやって買おうか、明日クルマを動かすガソリンをどうしようかと思ってる方が多いのだ。給料を払ってくれるはずの会社や事業所が津波でそっくり消えてなくなって、それで賃金が未払いになってる方もきっとたくさんいるだろう。沿岸漁業に従事していた人たちもほとんどの方が船を失って漁に出るどころではないのである。
義捐金が200億円以上集まってるのならば、とりあえず20万人の被災者に10万円ずつ配布できるじゃないか。公平にしようと工夫するあまり、一番大切な「迅速な支援」が置き去りにされているのである。
段ボール箱に現金を詰めていって、それを避難所で手渡しでどんどん支給すれば避難している方々もそれで当座をしのぐ生活必需品が買えるのである。いつまでも避難所で暮らすわけにはいかない。今避難所にいる方々もいずれはこれから建設される仮設住宅に入居したり、あるいは自宅のあった場所で家を再建したりするわけだ。そのときにほんの少しでいいから現金が手元にあれば安心できるだろう。
義捐金は一律に同じ金額を支給するのか、あるいは被災の程度によって金額を分けるのか。震災で孤児になってしまった子どもたちを今後どうするのか。そうした数多くの問題がこれから発生してくる。そのたびに会議が何度も開かれ、当事者の感じている痛みなど何も理解できないオッサンどもが自分たちの勝手な思惑で大切なものごとを決めてしまうのである。オレは声を大にしていいたいのだ。あなたがたはこの義捐金を受け取る権利がある。それをどう使うかは今後自分たちで決めればいい。とにかく一刻も早く支給を開始してやって欲しいのである。気持ちの整理がつかずにいつまでも行方不明になった親族を捜し続けて歩き回る人たちの話を聞くと、オレは本当にやりきれない気持ちになる。多くの方がこれまでに築いてきたものをすべて失ってゼロからスタートしなければいけないのだ。新築の家を流された人には存在しないものへのローンだけがのしかかるのだ。しかも新たに家を建てるにはまたローンを組まないといけない。そんな理不尽なことがあるだろうか。いわゆる二重ローンという状態である。阪神大震災という大きな教訓があったのになぜそれを救済する仕組みを国は作ってこなかったのか。
とにかく、義捐金は集まったらどんどん被災者に配って欲しい。そしてまた追加で集まればそれを追加で配ればいい。何もかも失った人たちがまず生活を再建しようとするときに何よりもまず必要なのはお金である。オレはそこで役立ててもらうために寄付したいのである。
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