2011年03月29日(火) |
もう原発周辺の土地には住めないのか・・・・ |
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福島原発2号機では放射性物質を封じ込める最後の砦である格納容器に大穴があいていて、そこから放射性物質がダダ漏れの状態にあるということは、大爆発して一気に飛び散ったチェルノブイリまでは行かなくても、もう本当にどうしようもない状態なんじゃないか。どうやってその大穴をふさぐのか。それこそ死を覚悟した決死隊を送って修理するしかないのか。原発事故が起きるとはどんなことなのか、今に至るまで我々は認識することなくその電力を浪費し続けてきたのだ。
福島第一原発の周辺10キロの範囲内では津波の犠牲になった人々の遺体の収容作業ができないままに多くの遺体が放置されている。危険で立ち入れないからである。遺体にはかなりの放射性物質が付着していて、収容作業をする隊員たちに危険が生じるレベルだからだ。産経新聞の記事を引用しよう。
10キロ圏内の遺体、放射線量高く収容できず 2011.3.28 18:51
警察庁は28日、福島県警が福島第1原発から5〜6キロ地点の大熊町の屋外にあった遺体の放射線量が高かったため、収容を断念したことを明らかにした。放射線量は公表していないが、「ただちに運ぶのは危険と判断した」としている。
警察庁によると、遺体があるとの通報を受け、27日に防護服を着用した機動隊員ら15人を派遣。遺体の体表の放射線量を計測したところ高かったため、遺体袋に入れて屋内に安置し、撤収した。
原発周辺ではこれまで、避難指示が出されている10〜20キロ圏内で防護服を着用した機動隊員がパトロールを実施。10キロ圏内では活動を控えていたが、専門家の意見などを踏まえ、必要に応じて立ち入れるよう見直したという。
警察庁は「今後も同様の状況が予想されるため、専門家の意見も聞き、対応を検討したい」としている。
結果的に言えば、住民を強制的に避難させたのは正しい措置であり、もしも避難させていなかったら大変な健康被害につながったということになる。冷却のためにぶっかけた大量の水は、格納容器から漏れた放射性物質入りの冷却水とまじって大量の「じゃまでどうしようもない汚染水」になっているわけで、これをどうやって取り除いたらいいのか現時点では答えが出ていない。
福島第一原発はもう廃炉にするしかないだろう。問題はその周辺に人が近づけるようになるのがいつなのかということである。数年なのか、数十年なのか、数百年なのか。日本地図の中からその地域は抹消されてしまうのか。
こんなリスクを背負ってまで、我々は原発に頼る必要があったのか。100%の安全が守れないようなものをどうして作ってしまったのか。
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