2011年03月23日(水) |
この「府会議員」は「不快議員」である |
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大阪府の府会議員で、府会議長まで務めたベテラン議員であるはずの男がとんでもない「不快」な発言をしていた。76歳ということだから頭の中味ももうかなり耄碌していたのだろうと思うが、それにしてもとんでもない発言内容である。しかもこいつはまだ「再選」したいと思っているようである。多くの犠牲者が出た東日本巨大地震に対して「この地震が起こってよかった」とは何事か。オレはこんな馬鹿げた発言をする人間がこの世に存在することが信じられないのである。読売新聞の記事を引用しよう。
大阪府議会議長「この地震が起こってよかった」
巨大地震
4月1日告示の大阪府議選に立候補予定の自民党の長田義明・府議会議長が、20日の事務所開きで東日本巨大地震に触れ、「大阪にとって天の恵みと言うと言葉が悪いが、本当にこの地震が起こってよかった」と発言していたことが分かった。
長田氏は、大阪湾岸の府咲洲(さきしま)庁舎に庁舎を全面移転させる橋下徹知事の構想に反対している。同地震で咲洲庁舎のエレベーターや壁の一部などが損傷し、橋下知事は防災拠点にふさわしいか再検証する考えを示しており、事務所開きでは、移転問題に言及して「よかった」「知事の考えが間違っていたことが示された」などと話したという。
長田氏は取材に「会場では黙とうもしており、被災者を思う気持ちはみんなと同じ。ただ、発言は不謹慎で、言ったことが悔やまれる」と話した。
(2011年3月21日18時20分 読売新聞)
「被災者を思う気持ちはみんなと同じ」と話しているが、オレはこんなクソ野郎と「同じ」になんかされたくはない。おまえのように「地震でWTCタワーが壊れてラッキー」「これで移転問題は困難になるぜ」と自分の政治的駆け引きだけで物事を考えてるような人間は政治家の中でもごく一部の下等なゴミクズだけだ。
WTCタワーへの庁舎移転に反対する職員や議員が多いことはわかる。確かに大阪の中心部から離れていて不便だし、文句も言いたくなるだろう。東京都庁を新宿からお台場に移せと言われたらきっと大反対が起きるだろう。ただそうした主張はきちっと公開の場で、相手からの反論も十分に想定しながら行って欲しいのである。自分の選挙事務所開きという私的な場で知事の揚げ足取りにあの悲劇を利用するとはなんという不見識か。オレはこの男が政治家としてどうこうではなく、人間としていかなるものかと思うのである。少なくとも議員として選ばれて府政に関わる資格のないクズであることは明白だろう。
オレは必ずしも橋下知事の政策に賛同しているわけではない。むしろ教育政策に関して言うなら全面反対派である。教員の待遇をどんどん悪化させて給与を減らして、その上で成果を求めるなんて絶対無理じゃないかと思っている。ただその知事を選んだのは大阪府民である。ということは大阪府民はその知事の方針を支持しているということなのだ。だったらオレとしては理非を説いて戦うしかないのである。「あなたの教育に関する考えはここがおかしいし、ここが間違っている」という主張をすることで議論してぶつかるしかないのだ。
橋下知事の決めた公立高校入試改革がどのような結果をもたらすのかオレにはまだ予想がつかない。その改革の影響ですでにオレが勤務する私立の学校にもかなりの影響は出ている。ただ、一教員であるオレは目の前の生徒たちをよりよく指導することを心がけることでしか知事にアピールできないのである。
「公立高校を強くしたいという橋下知事のお考えはよくわかるが、オレが勤務する私学もこんなすばらしい教育実践を行ってるぜ!」という形で成果を出して立ち向かうしかないのである。知事の狙いがはずれてうまくいかない公立高校が出たとしても「これで知事のやり方の間違いが証明された」なんて言う気はない。教育というのは粘り強く継続していくことでいつか結果が出るものであり、それはもしかしたら自分が死んだ後になるかも知れないからだ。
権謀術数でしか政治を語れない「府会」議員、長田義明さんよ。おまえの存在は府民であるオレから見てきわめて「不快」そのものだ。76歳という高齢を考えればもはや更生は不可能とオレは感じた。選挙になど出ないでさっさと引退して、府政を間違った方向に導いてきたこれまでの人生を反省して余生を過ごしてくれ。
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