2011年02月28日(月) |
こんな学生は絶対に就職させるな! |
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就職活動がうまくいかないのはなぜか。それは自分の能力適性と志望する企業のミスマッチが主因なのである。大企業の求人倍率は0.7倍ほどでも、従業員1000人以下の企業ならば求人倍率は2倍近いわけで、今の「就職難」というのは学生がみんな大企業を志望するから起きているだけの現象である。
もしも日本中の受験生がすべて東京大学を志願すれば、東大はものすごい競争率になって「超入学難」という事態になるだろう。しかし、もともと東京大学に余裕で入れるだけの学力があった学生にとって、自分よりも劣った受験生がいくら増加したところで全く問題はないのである。また、東大以外の大学はみんなとても入りやすくなってしまうのである。それと同じ現象が今の就職戦線に起きていると考えればいい。一定水準以上の学生はいくらでも内定が取れるが、そうでない学生は志望した企業すべてに蹴られるという現象が起きているのだ。そこで必要なのは「中小企業でもいい」「目標を下げる」ということなのである。できない学生はできない学生なりに自分にあったところで力を発揮すればいいのだ。野球をやってる人が誰でもプロ野球の世界に進めるのではないように、自分の身の丈にあった就職をすればいいのである。
その就職活動がうまくいかなかったからといって、死ぬほどのことがあるだろうか。働く場所はいくらでもある。時給900円で働きながら何か資格を身につける勉強をするとか、公務員試験を目指すとか、いろんな形で人はやり直せるのである。それなのに大勢の人を巻き添えにして自殺をはかるなんて何を考えてるんだこの馬鹿たれは。
朝日新聞の記事を引用しよう。
ハンドル奪い、バス横転か 乗客を殺人未遂容疑で逮捕 2011年2月26日11時31分
運転手のハンドルを奪い、走行中の夜行バスを横転させたとして、広島県警は26日、鹿児島大学3年生、楫田(かじた)優希容疑者(22)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕し、発表した。「自殺しようと思った」と容疑を認めているという。バスにはほかに乗客9人と運転手2人が乗っていたがいずれも軽傷。
県警によると、楫田容疑者は広島県東広島市河内町入野(にゅうの)の山陽自動車道下り線で、大阪発鹿児島行きの夜行バスに乗車中の25日午後11時55分ごろから、運転手のハンドルを奪って左に切るなどし、バスを横転させた疑いがある。
バスを運行する南国交通(鹿児島市)によると26日午前0時1分、控えの乗務員から「降りたいと言っているお客さんがいる」と電話連絡があり、約7分後に「路肩に乗り上げた」との電話がかかった。この後、「車内で暴れていた男にハンドルを奪われ、横転した」と報告があったという。
バスは25日午後8時に大阪を出発し、26日午前7時40分に鹿児島着の予定だった。この影響で、山陽道の河内インターチェンジ―高屋ジャンクション間の下り線が、同日午前0時10分ごろから午前5時25分まで通行止めになった。
この事件を起こした楫田(かじた)優希容疑者は、大阪での就職活動の帰り道だったという。所持品には会社案内のパンフなどがたくさん含まれていたということであり、就職活動がうまくいかなくて自暴自棄になったということらしい。
オレはこの男を採用しなかった企業の採用担当者の見識を高く評価するのである。もしもこういう人間が採用されたとすれば、企業の中でどんな事件を起こすかわからないではないか。それを未然に防止したのはすばらしい。
犯罪を起こすということは、自分のその後の人生をすべて放棄するに等しい。今回の事件を起こした楫田優希という名前はもう永遠に消えないのだ。今後、まともな企業に就職しようとしても「ああ、あのバスを横転させた人だね」ということになるのだ。だからこそ人はまっとうに生きなければならないのである。そんなことも考えられないのか。それとも本当に死ねると思ってその事件を起こしたのか。もしもバスが横転して多くの犠牲者を出す大惨事になっていたとしたら、本人が首尾良く自殺に成功してもその家族がどれほど世間から責められることになったか。そんなことにも思いが及ばなかったのだろうか。オレはこの男の考えのあまりの浅はかさに驚くのである。
社員が事件を起こせば企業全体が大きなダメージを受ける。それだけに企業の採用担当者はいつも神経をとがらせているのである。ロリコン、覚醒剤常習者、精神異常者などを未然に排除してそういう危険をなくすしかないのだ。ちょっと性格が変なだけでも排除されるかも知れない。そういう意味では生きにくい世の中である。しかし、それも仕方がないとオレは思うのだ。日本は昔と違ってかなり治安も悪化したし、すっかり変わってしまったのだから。そういう国で今の我々が暮らしているということをしっかりと受け止めて、最低限自分の身を守っていくしかないのかも知れない。
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