2011年01月31日(月) |
コースター転落死、アルバイトに責任はあるか? |
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東京ドームシティでコースターから落下した男性が死亡するという痛ましい事故が起きた。せっかく遊びに来たのにこんな事故で犠牲になるなんて当の男性は思いも寄らなかっただろう。ただ、今回の事故で係員だったアルバイト従業員の女性やドームシティ側を責める動きがあるようだが、それは違うと思うのである。コースターの写真を見たが、かなり窮屈な構造になっていて、体重の重い巨漢の男性が乗車した場合、お腹がつかえて安全バーが固定できないように見えた。それでも無理に腹に食い込ませるようにぐいぐいと押さえつけて固定することも可能だが、そんなことをすれば乗客は激しく抗議するだろう。そこで危険だから乗るなと乗車拒否できるだろうか。恥をかかされたと怒り狂う乗客も出るだろう。
コースター転落事故:34歳男性が死亡…安全バー不完全?
30日午後0時40分ごろ、東京都文京区後楽1の遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」の小型コースター「スピニングコースター舞姫」から、同羽村市の会社員、倉野内史明(ふみあき)さん(34)が転落し、病院に運ばれたが死亡した。警視庁捜査1課と富坂署は、乗客の下半身を固定する安全バーが掛かっていなかった可能性があるとみて、業務上過失致死容疑で捜査を始めた。
捜査1課や運営する「東京ドーム」社によると、コースターは2人ずつが背中合わせで座る4人乗り。全長約300メートルのコースを、高さ約10メートルに上がったうえで時々水平方向に回転しながら下りる。カーブが連続し、最高時速は約40キロという。
倉野内さんは知人の男女3人と乗り、左前の席に座った。発車約30秒後、コース真ん中付近のU字形の左カーブで、強い遠心力を受けて外側に投げ出され約8メートル下の地面に転落したらしい。
安全バーは乗客が手前に引き、体格に応じて適切な部分で固定。運転中は解除できない。しかし、固定されなくても、係員がボタンを押すと発車する。倉野内さんは体重100キロ以上で、安全バーが固定されなかった可能性もあるという。
現場には、いずれも20代女性の契約社員とアルバイトの計2人がいた。アルバイトが固定状況を確認し、安全バーが掛からない人は乗車を拒否する手順だったといい、捜査1課が経緯を調べている。【山本太一、内橋寿明、喜浦遊】
今回、「業務上過失致死」でアルバイトの女性が取り調べを受けているわけだが、事故は彼女のせいではないとオレは思っている。今回の事故はきちっと完全乗車拒否を指示しなかったドームシティの社長の責任であり、身長制限を課すだけではなくて入り口に体重計を設置して、体重が基準値を超えたもの、つまり腹囲が大きすぎて安全バーで固定不可能な可能性のある人は乗れないように搭乗前にブザーが鳴るなどの仕組みが必要だったのだ。ブザーが鳴って乗車不可を知らせるならば従業員の負担も軽かったはずである。エレベーターが体重オーバーで乗れないときにブザーが鳴るように、超過体重の人が乗る前に警告されることで、いちいち口頭で危険を告げる必要はなかったのだから。
コース上をただ慣性走行するだけではなくてコースター自体が回転する構造の場合、乗員の体重によってはかなりの横Gがかかるのかも知れない。安全バーの固定が不十分な状態でその強烈な横Gが加われば、乗員は振り落とされるかも知れない。そもそもこのような遊具はダミー人形を乗せて走行試験しているのだろうか。
オレは遊園地が好きだし、ジェットコースターが好きだ。奈良ドリームランドの閉園を悲しんだ一人である。この事故の原因が遊具自体にあるのではなくて、適切に乗客を選ばなかった運営側のミスであり、社員教育やアルバイト教育を徹底することで二度とこのような悲しい事故が起きないようにできるとオレは思うのだ。だからどうか東京ドームシティ側は、事故の原因が遊具というハードウェアの欠陥ではなくて、適切な乗客を選ぶ注意を怠ったという運営上のトラブルとしてとらえ、きちっと遺族にお詫びをして欲しいのである。体重が極端に重い人は乗れない遊具があるということをちゃんと説明して、もしも遊園地で遊びたいのならば適切な体重にしろということを明記すべきだ。その上で二度とこのような事故が起きないように新たな運営マニュアルと作成すべきで、それができて初めて遊園地は運営再開してもかまわないと思うのである。二度と事故を起こさないという誓いを込めて。
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