2011年01月19日(水) |
新幹線のデッキで真っ裸になった男 |
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どうでもいいことだが、オレは「真っ裸」と「素っ裸」の違いがよくわからない。辞書で調べても両者の違いは判然としないのである。「真っ裸」で街中を歩くのは犯罪だが、「素っ裸」で街の中を歩くのは爽快なような気もするのである。「真っ裸」は恥ずかしいモノであり、「素っ裸」は人間が本来の自然に立ち返った姿のような気がするのだ。全くなんの根拠もないのだが。
かく言うオレはよく自分が真っ裸になって困っている夢を見る。それはコンビニのトイレであったり、スーパー銭湯だったりするのだが、とにかく手元に服がなくて途方に暮れている状況なのだ。もちろん夢だからなんでもないわけだが、その「服がない」時の絶望感というのはたまらないものである。だから、もしも真っ裸で困ってる人に街で出会ったらすぐにユニクロに飛んでいって何か服を買ってきて助けてあげようと思うのである。
ただ、この真っ裸で新幹線のデッキに居たという男を助けようという気持ちにはならない。その全裸の理由が全くの自業自得だからである。朝日新聞の全裸記事を引用しよう。
新幹線乗り間違え立腹→車内で全裸 容疑の男逮捕 盛岡 2011年1月19日1時15分
JR盛岡駅停車中の東北新幹線の車内で裸になったとして、岩手県警は18日、自称山形県在住の無職の男(32)を公然わいせつ容疑で現行犯逮捕し、発表した。
発表によると、男は同日午前9時50分ごろ、JR盛岡駅のホームに停車中の新青森発東京行き「はやて18号」のデッキ内で服を脱いで全裸になった疑いが持たれている。
鉄道警察隊、盛岡西署などの調べに対し、男は「郡山(福島県)から山形に行きたかったが、乗り間違えて盛岡にきた。自分のふがいなさに腹が立ってやった」と供述しているという。当時、飲酒はしておらず、脱いだ服はホームに投げ捨てていたという。
もしもこの男がホームで全裸になったらかなり寒かっただろう。暖かい車内で全裸になるあたり、まだ良識が残っている。しかし、デッキで全裸になっていったい何をしたかったのだろうか。もしもオレが新幹線の車内を移動していて、デッキで全裸男に遭遇したらなんと言うだろうか。「オッサン、その粗末なものさっさとしまえよ!」とでも告げるだろう。しかし、女性の乗客ならどうだろう。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!」と嬌声をあげて両手で顔を覆って、その指の隙間から全裸男を見るに違いないと思うのである。男はそんな場面に遭遇したかったのかも知れない。しかしそういう馬鹿がいれば通報するというのも市民の常識であり、かくして現行犯逮捕されるに至ったわけである。
「郡山(福島県)から山形に行きたかったが、乗り間違えて盛岡にきた。自分のふがいなさに腹が立ってやった」
それが全裸の理由というのはオレには全く納得できないのだが、最近はこういう思考回路の馬鹿が増えているのだろうか。もしもこういう手合いが増殖するならば今後はもっと街に全裸男が増えるだろう。
「大学受験に失敗したから脱いだ。自分のふがいなさに腹が立った」
「彼女にふられたから脱いだ。自分のふがいなさに腹が立った」
「野球の試合で打てなかったから脱いだ。自分のふがいなさに腹が立った」
というふうに、一種の流行となって街に全裸男が次々と出現するかも知れないのだ。そういう風潮が起きてもオレは全然嬉しくないのである。どちらかというとオレは全裸男よりも全裸女の方が好きである。自分のふがいなさに腹が立って突然全裸になる若い美女の出現を切に期待するものである。そして、その全裸女性が途方に暮れていたならば、オレはユニクロで服を買ってきてあげるだろう。警察に通報するなんて無粋なことはしないのである。
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