2011年01月07日(金) |
ありがとう、タイガーマスクさん |
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オレは「タイガーマスク」というアニメを再放送ではないやつで観ていた世代である。小学生の頃はプロレスごっこが盛んで、林間学校では技の掛け合いなんかをして遊んでいたのである。当時は確か金曜日の夜にプロレス中継があって、アントニオ猪木やジャイアント馬場の活躍にみんな熱狂したものだった。オレは吉村道明の繰り出す「回転エビ固め」のファンだったので、「好きなレスラーは?」と訊かれるといつも彼の名を答えたものである。
アニメの「タイガーマスク」の正体は、「ちびっこハウス」という孤児院を飛び出して悪役レスラー養成組織の「虎の穴」に入った「伊達直人」だった。「虎の穴」出身のレスラーは自分が稼いだファイトマネーを「虎の穴」に上納しないといけないわけだが、伊達直人は借金取りのヤクザに脅される「ちびっ子ハウス」の窮状を見て、自分が試合で稼いだゼニの中から支援することになり、その結果組織を裏切って追われることとなるのである。「裏切り者には死を」ということで次々と刺客が差し向けられるというストーリーだったとオレは記憶している。
まだ小学生だったオレが「伊達」という姓をちゃんと「だて」と読めたのもテレビでその「タイガーマスク」を観ていたからで、歴史の授業で「伊達政宗」が出てきたときもちゃんと「だてまさむね」と読めたのである。教養のない馬鹿はあの姓を「イタチ」と読んだりするらしい。なんとも失礼な話である。
その「タイガーマスク=伊達直人」が今、匿名の善意の方として活躍しているらしい。2010年の12月24日に群馬県の児童中央相談所に伊達直人を名乗る人からランドセルが10個寄贈されるというニュースがあった。それに感銘を受けた人が、「自分にも何かできるのではないか」と小田原児童相談所が入る小田原合同庁舎(小田原市荻窪)の正面玄関に、手紙とラッピングされたランドセル6個を置いてくださったのである。
このランドセルの寄贈者は不明だが、積み上げられた箱の上に「お年玉です 伊達直人」と書かれた紙が1枚貼り付けられていたのだ。寄贈された黒色と赤色各3個のランドセルは、管内の児童養護施設の新入生らに使ってもらう予定という。
この世間にはぼったくりのおせちでぼろ儲けをたくらむクソ野郎もいるが、名前も告げずにランドセルを贈ってくれる善意の方もいるのだ。だからまだまだ捨てたもんじゃないとオレは思いたいのである。
この「伊達直人運動」がどんどん広がりを見せて、善意の方の寄付が増えることをオレは願っている。児童虐待のニュースが新聞紙面でひっきりなしに報道される殺伐とした世の中を変えることができるのはこのような無償の行為ではないだろうか。まわりの大人たちがほんの少しの気配りを示すことができれば救われた大勢の子どもたちがいる。我々一人一人が善意の心を持って、自分には何ができるのかということを考えて欲しいのである。それオレの切なる願いである。
オレはこの日記で日々暴言を垂れ流している。それは多くの読者を不快にさせているかも知れない。しかし月に一度くらいはこんなニュースについて書きたいのである。できればもっともっとよいニュースについて紹介したいのである。しかし残念なことに世間にはクソ野郎やクソ政治家やクソニートが多すぎるのである。
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