2010年11月16日(火) |
阪神タイガースは金本を引退させるべきである |
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2003年、2005年の阪神タイガースのリーグ優勝に金本知憲選手は不可欠だった。それは阪神ファンが誰しも認めることである。しかしその後の彼の年齢から来る衰えと故障は今度はチームを苦しめることとなった。連続試合出場にこだわるあまりに、不調なままで彼をスタメンで使い続け、フルイニング出場がとぎれても今度は代打で使い続けてるからだ。阪神ファンのオレが敢えて苦言を呈するならば、たまにしか打てないし、守れない選手はもはや後進に道を譲るべきではないのかと。
それなのに阪神球団は金本に来季3億5000万の年俸を用意しているという。なんということか。それだけあればソフトバンクでFA宣言した多村が獲得できるじゃないか。ちなみに多村は今季の打率3割2分4厘、27本塁打、89打点をマークしている。金本の代わりにそのままレフトを守ってもらえばいいじゃないかとオレは思うのだ。そんなチャンスがあるのに阪神首脳は金本に遠慮して手を挙げることができないのである。全くもって馬鹿馬鹿しい話である。このままなら多村はライバル球団の中日や巨人に奪われてしまうかも知れない。読売新聞の記事を引用しよう。
阪神・金本1億円ダウン、FA権を行使せず
阪神の金本知憲外野手(42)が15日、契約交渉に臨み、今季取得した3度目のフリーエージェント(FA)権を行使せずに残留することで合意し、1年契約を結んだ。
年俸は1億円ダウンの3億5000万円プラス出来高(金額は推定)。
今季は肩を故障し、4月に世界記録を更新中だった連続試合フルイニング出場が1492試合でストップ。打率2割4分1厘、16本塁打、45打点と阪神8年目で最低の成績に終わった。記者会見で金本は「全試合でスタメン出場を目指し、ギラギラした目でグラウンドを暴れられるよう頑張りたい」と来季の抱負を語った。
また、残留を決めた理由を「残ってもらわないと困るという球団の気持ちが伝わってきた。やり残したこともまだまだある気がする」と説明。肩の状態については「ここ2、3日で光が差してきた。いけるんじゃないかという感触も出てきた」と明るい表情を見せた。
(2010年11月15日19時42分 読売新聞)
今の成績を考えたとき、この3億5000万という年俸はどう考えても払いすぎである。これではもっとがんばってる若手の選手がかわいそうだ。これだけ出せばどんな選手がとれるだろうか。少なくともこの高額年俸は成績に見合ってないのである。
42歳という年齢を考えれば、来季の成績はさらに下がるだろう。しかも金本を出場させることで若手の出場機会は奪われてしまうのである。ここは勝つためにある程度の割り切りも必要だと思うのだ。すでに十分金本選手はタイガースに貢献してきた。代打でベンチに置いておくならば年俸は5000万でも多いくらいである。しかし、オレはあえてそのくらいでいいと思う。確か桧山の年俸はそんなもんだろう。
打てなくなった主力選手をいつまでも使い続け、その結果大事な場面で得点が入らずにチームが接戦を落とすようになり、結果的に順位が落ちるというのが過去の阪神の歩んできた道である。かつての掛布、岡田がそうであったように、誰もが衰えて、あるいは故障して打てなくなるときが来るのだ。巨人の長島や王の引退が早かったことと比較すればそれははっきりしている。金本もそろそろ潮時ではないかとオレは思うのだ。
打てなくなった4番打者、岡田彰布に対して甲子園のファンは冷たかった。今はまだ金本に声援を送るファンも、成績がさらに低迷すればきっと同じ態度ではなくなるだろう。オレはそんな光景を見たくないのである。代打で送られるときにファンが一斉にため息をつく・・・そんな場面を見たくないからこそ、「まだやれる」と惜しまれつつ引退することを願うのだ。野球選手は引き際が肝心だ。去るときはやはりファンに残念がられる方がいい。「やっと辞めてくれたか」と思われるようになる前に、去りゆく男の美学を感じさせて欲しいのである。
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