2010年11月17日(水) |
なぜ白鵬の連勝をストップさせたのか・・・・ |
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オレは大相撲というものはスポーツとは思っていない。あれは伝統芸能の一種であり、そのために力士たちはあの独特なスタイルをしていて、あの世界だけに通用する特殊なしきたりが存在するのだと思っている。その相撲を見に来る観客が減ってしまった今、どうすればいいのか。客が喜んで見に来るような仕掛けが必要だ。それが白鵬の連勝記録だったと思っている。だから他の力士たちは決してその連勝をストップさせてはならなかったのである。白鵬がいつまでも勝ち続けるということが今の相撲界を救う唯一の希望だったのだ。そんなことも理解せずに白鵬に勝ってしまった稀勢の里に対してオレは「なんて空気の読めないヤツなんだ」と思ったのだ。その結果こんなことになってしまった。
大相撲九州場所:3日目 白鵬連勝記録ならずで空席目立つ
大相撲九州場所(福岡国際センター)の空席が目立つ。3日目、16日の観客は、有料定員(7418人)の半分にも満たない3686人。双葉山の69連勝の記録更新を目指した横綱・白鵬の連勝が2日目に63で止まって最大の話題を失い、更に客足が遠のきそうだ。
幕内力士の土俵入りが始まる午後4時前になっても、升席の紫の座布団ばかりが目に付く。初日(4747人)、2日目(3480人)とも不入りの昨年をさらに下回った。
白鵬が勝ち続ければ、双葉山の記録に並び、新記録となるはずだった7、8日目は、升席の8列目まで完売していた。だが白鵬が敗れた直後の15日午後6時ごろから、ネットオークション最大手のヤフー(東京)に両日の升席券の出品が急増。同社によると、一時は定価の倍近いものもあったが、今は定価以下が中心という。
九州場所の不入りは数年来、打開策が見つからず、協会の放駒理事長(元大関・魁傑)も「寂しいね。場所はこれからなのに」と深いため息。【倉岡一樹】
唯一の客寄せの材料を失ってますます相撲人気は凋落していくだろう。日本人の相撲離れを食い止めるためにも白鵬には勝ち続けてもらわないといけなかったのである。そんな大切なことも忘れてなんてことをしてしまったんだ稀勢の里。そのために相撲協会が失った入場料収入は莫大である。相撲が純然たるスポーツではなくて入場料収入に支えられた興行であることを思えば、準備されたシナリオどおりの勝敗(いわゆる八百長)も必要悪として共存するべきものだったのだ。
朝青龍という貴重な悪役キャラを失った相撲に客を呼ぶためには、「負けない横綱」という神話が必要だった。白鵬の連勝というのはそんなお家事情の中で自然発生的に生まれてきたものだとオレは思っていたのである。他の力士たちにとっておそれおおくも横綱白鵬に勝つなんてことは許されない行為だったのである。
その神話を失ってしまった大相撲はこれからどこに向かうのだろう。観客を増やすためにはどうしたらいいのだろうか。オレはやはり部屋制度を廃止して外国人のオープン参加しかないと思っている。しかし、そのときはもはや日本古来の大相撲の文化は消滅するしかないだろう。このまま伝統芸能として細々と存続するのか、全く別物に生まれ変わるのかいずれの道を選ぶのだろうか。その行く末はまだ誰にもわからないのである。
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