2010年09月14日(火) |
裏DVDで興奮したらバイアグラをどうぞ! |
携帯用URL
| |
|
どうかお読みになる前に←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m
相乗効果を狙ったセット販売にもいろいろあるが、わいせつなDVDを観て興奮した客にバイアグラを使ってもらおうとした連中が居た。なかなかいいところに目をつけたものだとオレはその工夫に驚いているのである。なんともお見事というのかなんというか。もっともいくら工夫がすばらしくても所詮は犯罪者であり、賞賛するわけにもいかないのだが。産経新聞の記事を引用しよう。
歌舞伎町で「裏DVDとバイアグラ」…“相乗効果”狙う? 違法販売で店長逮捕2010.9.14 01:38
東京・歌舞伎町の雑居ビル内の店舗で裏DVD約3万5千枚を販売目的で所持していたとして、警視庁生活安全特別捜査隊と麹町署が、わいせつ図画販売目的所持の現行犯で、裏DVD店「フリーダム」店長、山田武容疑者(38)=さいたま市南区=を逮捕していたことが13日、捜査関係者への取材で分かった。
同隊は、店から裏DVDのほか性的不能治療薬「バイアグラ」とみられる錠剤約600錠を押収。裏DVD店でバイアグラを一緒に販売するケースは珍しく、同隊は山田容疑者が“相乗効果”で売り上げを伸ばそうとしたとみて、薬事法違反(医薬品の無許可販売)容疑でも立件する方針。
捜査関係者によると、山田容疑者は容疑を認めており、「1年くらい前に(裏DVD店の)客引きの男を通じ、『30万円用意すれば必要なものは全部そろえる』とこの仕事を紹介された。月に約120万円の売り上げがあった」と供述しているという。
商品の仕入れはビル1階の集合ポストに週1回、新作のマスターDVDとバイアグラが届けられ、ポストに代金を入れる仕組み。裏DVDは5枚5千円、バイアグラは1錠2千円で販売しており、同隊はマスターDVDやバイアグラの入手先を調べている。
今回逮捕されたのは末端の販売業者の一人であり、そこに品物を卸している元締めの業者ではない。今回逮捕された山田武容疑者が経営していた裏DVDショップに週に一度、新作のマスターDVDとバイアグラを届けていたのはいったい誰なんだろうか。本当に検挙しないといけないのは、こういう末端の部分ではなくて根本の部分なのだ。芸能人が大麻や覚醒剤で逮捕されるときもそうである。末端の使用者は逮捕されてもそこに薬物などを供給していた組織まで捜査の手が及ぶことはない。犯罪組織の上の方の人間は逮捕しないという暗黙の了解があって、警察との間に談合が成立してるような気がするのである。もっともそれはオレの憶測なんだが。
クルマで走っていると電柱などに怪しい商品を売る業者の張り紙を見つけることが多い。それはバイアグラの販売であったり、裏DVDの販売であったり、派遣型風俗店であったりする。こうやってそこら中で見つけることができるということは、それを利用したい人の目にも触れやすいということなんだろう。そういえば「ジャパネットたかだ」のパロディなのか、「ジャパネットはだか」という業者名を見たことがある。本家が知ったら激怒するだろう。
警察がこういう業者を取り締まるのは簡単だ。客を装ってどんどん電話を掛けておとり捜査をすればいいのである。積極的にそうやって動かないのは、おそらくなんらかの癒着があるのだろう。以前に兵庫県警の腐敗ぶりの告発本が出たことがあったが、神戸・福原のソープランド街では暴力団ではなくて警察が店からみかじめ料を取り、払わない店はガサ入れをして売春防止法違反で検挙するという実態が書かれていたように記憶する。
本気で取り締まれば犯罪組織を壊滅させられることが可能なのに、適当に泳がせているのは犯罪者あっての警察だと思っているのかも知れない。その一方でどうでもいい交通取り締まりに精を出すわけで、警察というのはなんとも市民にとってありがたくない存在なのかとオレは思うのである。
←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館