2010年09月13日(月) |
鹿児島に行くなら飛行機よりも新幹線だ! |
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来年の3月12日に鹿児島まで全線開通する九州新幹線なら、日帰りで鹿児島まで行って「白くま」を食べることができる。かき氷の大好きなオレはそれをひそかに楽しみにしていたのである。このたびその運賃・料金が明らかになった。朝日新聞の記事を引用しよう。
大阪―鹿児島は2万円前後 山陽・九州新幹線「さくら」2010年9月12日11時31分
来年3月12日の直通運転開始を目指す山陽・九州新幹線「さくら」の料金(指定席利用)が、新大阪―鹿児島中央は1万8千〜2万1千円、新大阪―熊本は1万6千〜1万8千円になることが関係者への取材でわかった。JR西日本と九州が最終調整を進めている。飛行機より数千円安い設定で利用者を引きつけたい考えだ。近く国土交通省に許可を申請する。
新幹線に乗るには運賃と特急料金が必要で、運賃は営業距離に応じて自動的に決まる。特急料金は距離のほか所要時間や快適性などをもとに鉄道会社が算定。東海道新幹線と山陽新幹線を利用する場合は同一路線とみなして割安で、東海道新幹線と東北新幹線のように別路線を乗り継ぐ扱いにすれば高くなる。
新大阪―鹿児島中央(約916キロ)の運賃は1万1760円。さくらの特急料金は東海道・山陽新幹線の「ひかり」並みにし、同一路線か乗り継ぎ扱いにするかによって7230〜9千円。新大阪―熊本(約745キロ)の運賃は1万370円で、特急料金は6170〜7430円になる見通しだ。
さくらより所要時間が短く、新大阪―鹿児島中央を最短3時間47分で結ぶ「みずほ」は、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」と同様に500円程度が特急料金に加算されるとみられる。
ライバルの飛行機は、大阪(伊丹)―鹿児島の正規料金が2万6800円、所要時間が空港と市街地のバス移動を含めて約2時間40分。大阪―熊本は2万3500円、約2時間半だ。さくらは新大阪―鹿児島中央を約4時間、新大阪―熊本を約3時間20分で結ぶ予定。JR側は所要時間のハンディを克服するため、飛行機の料金が2割ほど安くなる「特割」などのサービスにも対抗できる料金設定を検討してきた。
大阪から鹿児島まで行くのに飛行機で26800円(正規料金)かかっていたのが、新幹線なら約21000〜18000円だという。飛行機の場合はさらに空港まで行くための交通費もかかるわけだからかなり割高である。この場合どちらに乗客が流れるかだが、オレは飛行機の客は9割くらい新幹線に取られると思っている。大阪の人間は基本的にケチだからだ。多少時間がかかっても安う方を選ぶのが普通の大阪人である。オレもまさにその一人である。
たとえば大阪から名古屋に行く場合、新幹線なら1時間で行けるが近鉄特急なら倍の2時間かかる。しかし料金はほぼ半額である。時間が倍かかっても安い方がいいというのが大阪の人間の普通の感覚なので、近鉄特急は新幹線に対して十分な競争力を備えているのである。
大阪から鹿児島まで飛行機で行く場合、空港までの移動時間を含めれば約3時間半である。一方九州新幹線最速の「みずほ」なら3時間47分だ。これでは飛行機には全く勝ち目がないのである。この程度の時間差しかないのに、わざわざ高い方に乗るという選択は普通は行われないだろう。
しかも新幹線の車内では携帯電話が使用可能である。デッキに移動すれば通話も可能だし、メールはいつでも打てる。飛行機ではそれができない。飛行機で移動中の約1時間10分の間は携帯電話が使用不可能なのである。1時間以上もの間連絡が取れないということは、今ののべつまくなしにメールを打ちまくる人たちにとってはとっても困るのである。そう考えれば飛行機を利用してた人たちはほとんど新幹線にシフトしそうである。オレが鹿児島に行くとしてもやはり新幹線だろう。トンネルが多い山陽新幹線ではかなり途中で切断されそうだが、それでも移動中にイーモバイルでインターネットが可能というのは大きいのである。
負ける勝負に資金を投入しても無駄である、航空各社は大阪・鹿児島間や大阪・熊本間の便数を大幅削減してその余裕を他の路線に使うべきだろう。まだまだ伊丹・千歳間や羽田・鹿児島間などの長距離は確実に飛行機が勝てるのだからそっちの需要が拡大するように営業努力すればいいのである。値下げして無理に勝とうとしても利益が出せないのだからあきらめて勝てそうな路線で勝負するしかないのである。
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