2010年09月07日(火) |
水を大切にしましょう! |
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日本語には「湯水のように使う」という表現がある。これは日本では水がタダ同然で手に入るということを反映している。しかし、その安いはずの水も桁違いの量なら話は別である。たとえば学校のプールに一杯の水を満たすにはどれだけかかるのか。10万円以上のゼニがかかるのだ。だから貧乏な学校はプールの水をなかなか入れ換えてくれない。汚れて臭くなってきた水に塩素を大量にぶち込んで消毒するものだから健康にも悪い。そんな危険なプールで泳がされる子どもたちはかわいそうである。
だったら新鮮な水がじゃぶじゃぶ提供されればそれでいいのかというと、モノには限度がある。ずっと水を入れっぱなし、つまり源泉掛け流しのような状態で水道のバルブを全開にしていたとある都立高校があったのだ。毎日新聞の記事を引用しよう。
練馬高校:プールの水、1カ月出しっ放し…510万円相当
東京都教育庁は6日、都立練馬高校(練馬区)が7月下旬から約1カ月間、プール(25メートル)に水を注入したままにして、推定約6600立方メートル(約510万円相当)の水道水を流出させたと発表した。水温を下げて藻の発生を防ぐためだったが、バルブを調節せず水道メーターも確認しなかった。教育庁は、関係した教職員に水道料金の一部を弁償させることも検討する。
教育庁によると7月20日、保健体育担当の男性教諭(47)が同校経営企画室長の了承を得てバルブを緩め、放置した。8月23日に都水道局の検針員から指摘があり、1日の水道使用量が通常の約10倍に上っていることが判明、24日にバルブを閉めた。
プール1杯分の水量は約550立方メートル。無駄遣いした水は12杯分に上り、4人家族が約20年間使う量に相当するという。副校長は取材に「猛暑のため、例年より多めにバルブを開けてしまったようだ」と話している。
同様の水の無駄遣いは6月、前橋市の市立小学校でもあり、約7900立方メートル(約150万円相当)が流出した。市内の市立学校の校長、教頭、教育委員会事務局の管理職が分担して弁償したという。【真野森作】
オレは出しっぱなしの状況を親切に教えてくれたこの水道局職員の行動を称えたい。もしも彼が「売り上げを増やして行こう」という利益至上主義にとりつかれた人だったらそのまま放置していたかも知れないのである。無駄遣いの金額はこの程度では済まなかったのだ。今回の丸一ヶ月のプール水道バルブ全開の結果はプール12杯分の水の無駄遣いと相成ったのである。なかなか豪快である。きっといつもきれいな水の中で泳ぐことができた練馬高校の水泳部員たちは心の中で感謝しているだろう。
このような場合どうするのか。記事では前例が一件上げられていて、前橋市の市立小学校の場合はその150万円を校長・教頭などの管理職が分担して弁償したという。だったら練馬高校でもそうなるのだろうか。510万円相当となると弁償するにしてもなかなか痛い金額なのである。受益者負担なら水泳部関係者からということも考えられるが、それもかわいそうである。ただのうっかりミスがこのような大変なことになったわけで誰が責任を取らされるのかまだまだ揉めそうである。
まるまる一ヶ月この状態を放置していて気づかなかったという点で、おそらくは記事の中に登場する保健体育担当教諭(47歳)の責任がもっとも重いということになるのだろう。手を洗うときに水を出した蛇口を普通なら洗い終えたときには締めるものだ。ところがその場を離れれば、出しっぱなしであったことを忘れてしまうということはよくある話である。これが今回たまたま規模が大きかったというだけのことである。ダムの水を放水しっぱなしなんかに比べればまだまだかわいいものである。
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