江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ クリック募金にご協力お願いします。

日記目次(検索可能)前日翌日 エンピツ投票ランキング  江草乗の写真日記  ブログ  お勧めLINKS  

ご愛読ありがとうございます。「江草乗の言いたい放題」は読者100万人を目指す社会派コラムです。一人でも多くの方が読んでくださることで、執筆意欲は倍増します。ぜひ、お友達に勧めて読者数UPにご協力ください。掲示板へのご意見の書き込みもお願いします。

2010年07月14日(水) 民主党がみんなの党と連携する方法教えます        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

どうかお読みになる前に投票ありがとうございます。←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m 


 参議院での過半数を失って政権運営が困難になることが確実の民主党が、「みんなの党」と連立政権を組みたがっている。それに対して「みんなの党」の渡辺喜美代表が拒否を続けているわけだが、個別の政策で一致する部分では提携もありだという。せっかく衆議院を通過しても参議院で否決されることが確実で、しかも衆議院では2/3の議席までは持っていないために再可決もできない、そんなねじれ国会の状況でこのままでは「3年間は何もできない」ことになってしまうのである。

 民主党が「みんなの党」を政権内に取り込んでしまうにはどうすればよいのか。簡単である。その昔、自民党が社会党と連立したことがあったじゃないか。あのとき、村山富市を首相にするという離れ業で自民党は政権を奪取したのだった。民主党もこの際、首相をみんなの党に渡してもいいからと連立を持ちかけるのである。「みんなの党」が主導権を握れるのなら渡辺喜美さんも乗ってくるかも知れない。

 もちろん、「みんなの党」の内部には自民党との連携を希望している人も多いだろう。しかし、自民党はもはや日本の政治から消えゆく勢力である。今回自民党が議席数を増やしたのは地方の一人区で票を伸ばしたからであり、一票の不均衡のおかげである。農村票はまだ取れても、都市部では自民党はもう票を取れないことは明白である。

 オレが「みん・民」連携を期待するのは、もしもそれが実現するなら公務員制度の改革が進めやすくなることと、外国人参政権などのむちゃ法案が出せなくなるという期待である。民主党の暴走を防ぐチェック機能の部分として「みんなの党」が働いてくれればと思うのだ。

 渡辺喜美さんは「天下り禁止」の強い主張をお持ちである。その部分をオレは評価している。労組出身者によって支えられている民主党はその部分の方針が曖昧だ。むしろ天下りを温存したいかのようにも思える。その点で主導権を渡辺喜美さんに握ってもらった方がスムーズに行くかと思うのである。

 ついでに自民党という泥舟から逃げ出した泡沫政党の連中もまとめて引き受けてやればいい。過半数確保は「引き抜き」という卑怯な戦略でやっても面白いのである。エサをちらつかせれば、裏切る者たちも出てくるだろう。

 このままでは3年後の参院選では民主党はもっと負ける。それは確実である。ブームに乗っかって当選した姫井由美子議員とかがみんな落ちる可能性が高いからである。どうすればその時に負けずに済むのか。ライバルをなくせばいいのだ。敵がいなかったら負けるにも負けようがないのである。3年間の間に自民党の解体を進めるとともに、社民党や共産党が衰退するように工夫するのだ。そのためにはやはり民主党にとって「みんなの党」との連携は不可欠なのである。

 渡辺喜美さんが「絶対に民主党とは連立を組まない」と言い続けてるのは、そう主張することによって自分たちを高く売りつけたいからである。相手が最高の条件を出してくるのを待っているのである。簡単に連立入りしたら「あの主張はなんだったのか」と国民はみな不信感を抱くだろう。「その条件なら前言を翻しての連立入りもありだな」とみんなが納得する展開を待ってるような気がするのだ。政治とはそういう駆け引きの世界である。これまで小沢一郎が主役だったそういう駆け引きを、今度は渡辺喜美さんがやってくるかも知れないのだ。

 読売新聞の記事を引用しよう。

菅首相、公明・みんなに連携打診へ
 菅首相は、与党が参院で過半数割れしたことを受けて、公明党とみんなの党に対し、国会運営での連携を求めていく方針を固めた。
 首相が12日、周辺に伝えた。当面、政策や法案ごとに賛成を求める「部分連合」を念頭に協力を要請するが、将来の連立政権参加も視野に入れている。首相は9月の民主党代表選までに政権安定の枠組みにめどを付け、再選を確実にしたい考えだ。
 参院選の結果、非改選を含む与党の議席は110議席となり、過半数に12議席届かない。首相は、安定政権を築くには、野党の中で比較的政策が近い公明党(参院19議席)か、みんなの党(同11議席)との連携が不可欠と判断したとみられる。
 首相は12日夜、首相官邸で記者団に、「野党の皆さんの主張を国会の内外でしっかりと受け止めて政権運営をしなければいけない」と述べ、野党との連携を重視する考えを強調した。
 首相はこの日、仙谷官房長官、民主党の枝野幹事長、輿石東参院議員会長らと断続的に会い、今後の国会対応や党運営などを協議。首相は党内対立を回避するため、内閣改造・党役員人事を9月の党代表選後に先送りする方針で、落選した千葉法相も続投させるほか、今期で参院議員を引退する峰崎直樹財務副大臣も内閣改造まで続投させることを決めた。これを受け、民主党は12日夕、党本部で首相出席のもとで役員会を開き、執行部の続投を確認したが、小沢一郎前幹事長に近い議員からは参院選敗北にもかかわらず執行部が辞任しないという対応への批判が強まっている。
 こうした中、執行部は、菅首相の党代表としての任期満了に伴う代表選について、9月5日投開票とする案を軸に調整に入った。9月下旬から臨時国会を開くことを念頭に、9月最初の日曜日である5日に代表選を実施するものだ。ただ、臨時国会を早期に召集し、開会中に代表選を実施すべきだとの意見もある。(2010年7月13日03時01分 読売新聞)


 みんなの党との連携はいいが、公明党はやめて欲しい。そんなことしなくても「みんなの党」が連立に加われば、自民党から分裂して出てくるメンバーがきっとまた現れるだろうから、それを連立メンバーに加えれば数は十分足りるはずである。公明党が連立に加わることで失う票の方が多いことを忘れてはならない。


↑エンピツ投票ボタン。押せば続きが読めます。登録不要です。応援の投票ありがとうございます。←1位を目指しています! m(_ _)m      週刊アクセス庵もよろしく。   投票博物館


My追加
江草乗の言いたい放題 - にほんブログ村

前の日記   後の日記
江草 乗 |ファンレターと告発メール   お勧めSHOP エンピツユニオン