2010年05月07日(金) |
沖縄から基地を無くす方法とは? |
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鳩山首相はついに普天間基地の県外移転をあきらめたのだろうか。沖縄県民に対して「県内移設」の理解を求めると発言した。徳之島に移転する案は、徳之島の島民も米軍も反対して頓挫した。ここに来て八方ふさがりである。普天間基地の県外移設が公約かどうかという問題にオレはそれほどこだわっていない。公約を100%達成することが政治家の使命だったら、過去の自民党の総理大臣はほとんど失格である。鳩山首相がその公約を達成できなかったとしても、それは歴代の首相と同じというだけのことであり、取り立てて鳩山首相がボンクラというわけでもない。
ここは逆転の発想をしてみようじゃないか。普天間基地を沖縄県外に移転できなかったらどうすればいいのか。基地と住民が共存しにくいから基地に出て行ってもらおうとしてるのである。しかし基地を動かせないのなら、住民が動けばいいのである。普天間基地周辺の住民全員が移転して、基地の回りを無人にすればいいのだ。そのための費用を国が出せばいいのである。 「沖縄から基地を無くす」ではなくて「基地から沖縄を無くす」という逆転の発想を持てばいいのだ。どうしてそんな簡単なことに気づかないのか。
米軍としては戦略的な見地からどうしても沖縄に基地を置いておきたいのである。だったらそれはぞれでいいじゃないか。しかし、そんな迷惑なものを家の近所に置かれる住民の側には十分な配慮が必要だ。ジェット機やヘリの轟音がひっきりなしに起きる、そんなところにはオレだって住みたくない。きっと今の普天間基地の周辺住民だってそんなところには住みたくないはずだ。
先祖代々の土地も畑も墓もみんなおかまいなしに米軍に接収されて基地が作られたことを思えば、基地の方こそ出て行ってくれというのは正論だ。しかし、ここはなんとか日本政府のためにその要求をあきらめて、そのかわりに平穏な生活を手に入れるという選択をしてはもらえないだろうか。つまり住民の側の集団移転である。沖縄から基地を無くすのではなくて、基地から沖縄を無くすという究極の選択だ。すべての基地周辺住民に、日本国内の希望の場所への引っ越しを斡旋するのである。
「オレは六本木がいい!」という人には六本木のマンションを、「オレは京都の町家がいい!」という方には京都の町家を、「オレは軽井沢がいい!」という方には軽井沢の別荘を、それぞれ政府の責任に於いて斡旋してやればいいじゃないか。
それがどれほど膨大な経費になるかはわからない。しかし少なくとも基地の移転よりは安くつくとオレは思うのである。しかも基地の移転はほとんど不可能なんだが、住民の移転は比較的容易に出来るとオレは思うのだ。希望の土地に引っ越しを認め、しかも高額の支度金や引っ越し支援金を用意してやればどうだろうか。そうすれば普天間基地周辺のかなりの住民を説得できそうな気がするのだ。
こんなことを書くときっと多くの方から「江草、ふざけるな!」と叱られそうである。しかし、オレは「何が実現可能か」ということをいつも考えてるのだ。基地の移転が無理ならば、次善の案を考えるしかない。その一つがこの住民移転案である。もっと他のアイデアもオレにはある。これからいろいろと書いてみようと思っている。
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