2010年05月06日(木) |
冬が終わって夏が来た! |
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わが家ではまだこたつや石油ファンヒーターを片づけていない。それなのに連休最後の5月5日、日本各地で30度を超える真夏日になったという。なんということだ。春はどこへ行ったのか。どうしていきなり夏が来るのか。
今年の4月はめちゃんこ寒かった。こんな寒い4月は初めてだと思った。ブルブル寒さに震えながらお花見をするなんて想像も付かなかった。多くの場所で桜の開花後に雪が積もったのである。花見酒と雪見酒が同時に楽しめたのである。
やっと最高気温が20度をこえて、穏やかな初夏の日々になると思ったらいきなりの暑さである。わが家では扇風機が頑張っている、長男の部屋にはいるとなんともうクーラーをつけていた。なんということだ。思わずオレは「さ、寒いやんけ!」と怒鳴りつけてしまったのである。
春はいったいどこに行ったのか。四季のうつろいはどこに行ってしまったのか。おだやかに冬から春、そして初夏から盛夏への移り変わりを楽しめるのが日本の気候風土だったはずである。それがどうしていきなり夏なんだ。
こんなふうに急に暑くなるとかわいそうなのは制服で通学する学生たちである。おそらく多くの中学校、高校では連休明けの5月6日はまだ冬服のはずだ。ところがその制服の学生たちを強烈な暑さが襲うのである。ブレザー型ならまだいい。詰め襟の学生服なのに30度なんて暑さに直撃されたらたまらない。そんな状況に耐えられるのは応援団員くらいである。ふつうの中学生、高校生にとってそれは我慢大会以外の何ものでもない。
4月24日頃だっただろうか。灯油が残り少なくなった時に母は「まだ寒くなるかも知れないから・・・」とオレに購入を依頼し、オレは心の中で「もういらんやろ!」と思いつつも母のために買ってきたのだが全くムダになったのである。さすがにもう石油ファンヒーターもストーブもいらないはずだ。
いきなりこんなに暑くなってもまだわが家は衣替えが完全に終わっていない。タンスの中に夏物のの半袖の服とかがあまり入っていない。いつも出遅れてしまうのである。絶対に連休明けのオフィス街は半袖の人たちが闊歩しているはずである。
かつて日本には美しい四季があった。今の日本には夏と冬しかない。春や秋という快適な季節は消滅してしまったのだ。暑くて暑くてクーラーなしでは生きていけない夏と、めちゃんこ寒くてこたつがないと生きていけない冬の二つの季節だけが交互にやってくるのである。いつからこんなひどいことになってしまったのか。
これは地球温暖化のせいなのか。それとも都市化が進んで街がコンクリートで固められたからなのか。気候変動が本当に進んでいるからなのか。
歳時記に溢れていた俳句の季語もいつのまにかほとんどが死語になってしまった。微妙な季節感を表す語が不要になってしまったからだ。小春日和も麦秋もいらない。季節は夏と冬だけだ。それも盛夏と厳冬のみだ。
明日からの連休明け、オレはどの服を着ていけばいいのだろうかと天気予報の予想気温を見ながら悩んでしまうのである。
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