2010年04月13日(火) |
美味しい店か、空いてる店か、それが問題だ! |
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吉野家とすき家、松屋の3大牛丼屋が値下げ合戦で消耗戦を繰り広げている。外食産業というのは激しい競争の世界で、オレのようなぐうたらな人間にはとうてい務まらないのである。昼食によくファミレスを利用するオレとしては外食産業が値下げ競争すること自体は歓迎したのだが、そのしわ寄せが味に来ると困るのである。
同じ売上高で利益を増やそうと思えば、あるいは売り上げが減ってるのに同じ利益を確保しようと思えば材料の質を落とすしかない。昔、オレは「シャロン」というファミリーレストランがけっこう気に入っていて、いつもそこで焼肉定食を食べていたのだがある時ふと「前よりも肉のレベルが落ちたな」と感じ、それ以降行くのをやめた。鶴見緑地の花博の時はパビリオンを出すほどの勢いだったのに、それから「シャロン」はじり貧となって近所にあった店はほとんど消滅した。オレが焼き肉定食の味の変化に「終わったな・・・」と予感したことはその後事実となったのである。
ダイエーの系列だった「フォルクス」という店もかつてよく利用していた。ところがダイエー本体の経営危機によって「フォルクス」は売却されて「どん」の子会社となった。近所の「フォルクス」は次々と「どん」の店舗に代わっていった。もちろん「フォルクス」の味と「どん」の味は違う。 「どん」が今、大阪でもっとも人気のないファミレスであるということは客観的事実である。オレが「どん」を利用するのはただ一点、「いつも空いてるから」という理由である。
人気のあるラーメン屋はいつも行列が出来ている。たかがラーメンを食うのにわざわざ待ってまで食おうとは思わない。だからオレは行列が出来る前に行く。お昼時に行列が出来る店は、わざと11時40分くらいに行くようにして混雑を避けるなどの方法をとるのだ。
大阪・中百舌鳥にある「ビッグボーイ」には、一時期焼きたてパンが食べ放題というサービスがあって、その頃は近所で一番人気があるファミレスだった。いつも駐車場がいっぱいで駐めるのに苦労したのである。しかし、親会社のダイエーが「ビッグボーイ」を売却してしまい、いつのまにかその「パン食べ放題」もなくなった。最大の魅力を失ったその店はいつのまにか普通のファミレスとなった。なぜその店が流行ってるかも理解せずに最大の武器をあっさりと捨ててしまうことにオレは驚いたのだが、とりあえずはそこそこ客が入るという位置はキープできているようだ。
「ガスト」や「サイゼリヤ」は確かに安いが、そのせいか客に低年齢の客が多い。ドリンクバーで粘る中学生や高校生の多い店内は、話し声もやかましいし何より落ち着かない。その喧噪が苦手な方は最初から別の高級店に行くだろう。低価格で客を集めようとすると、低価格だから来る客ばかりになってしまうのである。どうすればゼニをたくさん落としてくれる太い客を手に入れることが出来るのか。どの店もそのために苦心しているのだ。
美味しいし安いけど空いているという店が一番いい。しかし、それはかなり矛盾する条件であり、そういう店はおそらく存在しないだろう。だからオレとしては「空いている時間に行けるように工夫する」「あきらめて高いゼニを出す」ということになるのだ。
そうそう、 「ガスト」よりも安くてメニューが豊富な「ジョイフル」というファミレスをオレはけっこう気に入っている。しかし、「ジョイフル」は九州や中国地方がメインで大阪の店はまだまだかなり少ない。もっと増えて欲しいと思ってるのだが、家賃の高い都心部には出店しにくいのだろう。どの店も全部郊外にある。
それ以外の工夫というと・・・株主になって優待券で安く食べるということくらいだろうか。ゼンショーの株主になったおかげで、 「ビッグボーイ」や「ジョリパスタ」「ココス」に出かける回数が増えたのである。
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