2010年03月09日(火) |
日本一罰当たりの僧侶はこいつだ! |
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「罰当たり」ということばがある。神仏を恐れぬ傍若無人な振る舞いをするヤツに捧げられる称号だが、まさにそのコトバにふさわしいクソ和尚がいたのである。毎日新聞の記事を引用しよう。
放火容疑:元住職を逮捕 寺や仏具に火災保険3億円 埼玉
自らが住職を務めていた埼玉県東秩父村の聖岩寺に放火したとして、県警小川署は8日、同県小川町小川、僧侶、西原弘道容疑者(53)を非現住建造物等放火の疑いで逮捕した。同署によると、西原容疑者は火災前日に寺や仏具に約3億円の火災保険をかけ、家財道具や村の文化財は運び出していた。同署は保険金目的の放火事件とみて調べている。
逮捕容疑は、昨年11月5日午後9時40分ごろ、聖岩寺の本堂や隣接する自宅などに灯油をまいて放火し、計4棟約490平方メートルと乗用車1台を全焼させたとしている。「自分はやっていない」と否認しているという。
小川署や村教育委員会によると、聖岩寺は1560年代の建立と伝えられ、焼失した本堂は築約200年。寺にあった徳川家光ら将軍の押印がある古文書9通(いずれも村有形文化財)は、西原容疑者の親類宅を放火容疑で捜索した際に見つかった。
西原容疑者は高級外車をリースで使用し、数千万円の借金を抱えていた。火災後に住職を辞めており、保険金は支払われていないという。【浅野翔太郎】
さて、火災保険金をだまし取ろうとした今回の事件だが、灯油をまいて火をつけたら必ず痕跡が残る。警察も火事の現場検証をするわけで、そんなに簡単に保険金を受け取るわけことはできないのである。ちゃんとこうしてバレて逮捕されるのである。
ただ、このクソ和尚が大切な古文書を避難させていたことは評価したい。悪党にも三分の理と言えばいいのか。保険金詐欺を考えるような悪党でありながら、文化財を焼いてしまうことはできなかったところに情状酌量の余地が残ってるような気もするのだ。もっともこういう悪党のことだから、村人には「全部焼けた」などと嘘をついて、そのお宝をどこかに売却しようと考えていたかも知れない。
「自宅が火事に遭ってるのに、家財道具は運び出して無事」という中途半端さが今回の発覚につながったことを思えば、文化財保護の精神というよりは、何らかの意図を持って持ち出していたと考えるのが妥当だろう。
西原容疑者が抱えていた数千万の借金の理由だが、高級外車をリースで使用していたという。それだけでは数千万にはならないだろうから他にどんなゼニの使い方をしていたのだろうかと思うのである。世間には「坊主丸儲け」という言い古されたコトバがある。西原容疑者もその精神を守って本業に励んでいれば「丸儲け」でガンガン稼ぐことができたはずだ。しかしどこかで彼は道を踏み外して、丸儲けで儲かる以上の借金を抱えるハメになってしまったのである。いずれ週刊誌が詳しく書いてくれるだろう。
オレは火災保険の請求の中にはかなりの詐欺が含まれてると疑っている。たとえば経営不振に陥ったスーパー経営者が自分の店に放火して店や商品にかけた保険金をだまし取るというケースである。そういう詐欺のリスクも含まれてるせいだろうか?火災保険の掛け金は高いと思う。もっともそういう犯罪を根絶することは困難だろうから、たまにこういうクソ和尚を逮捕することで世間にアピールするしかないのだろう。
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