2010年02月23日(火) |
この偽造をどうやって防ぐのか? |
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偽札を作るのはかなり困難であり、しかもすぐに見破られてしまうので使用するのも難しい。カラーコピー機で作った偽札などすぐに見破られてしまう。しかし、偽造する金券として株主優待券ならどうか。なんとその偽造株主優待券が中国で作られていたのである。産経新聞の記事を引用しよう。
中国からマックの偽造株主優待券を輸入 愛知県警が6人逮捕2010.2.22 22:58
愛知県警捜査2課などは22日、偽造されたマクドナルドの株主優待券を不正に輸入したとして、偽造有価証券輸入の疑いで、金沢市古府、浅野盛造容疑者(51)と福岡市東区青葉、自称会社役員、本山司郎容疑者(38)ら計6人を逮捕、偽造券9千冊を押収した。
逮捕容疑は、共謀して平成20年12月、偽造された日本マクドナルドホールディングスの株主優待券約3千冊を隠した郵便物3個を、中国の郵便局から岐阜市など日本国内の3カ所にあて発送、国内に不正に輸入した疑い。
同課によると、優待券は6枚つづりで、ハンバーガーやドリンクの無料券。非売品だが国内ではインターネットオークションなどで3600〜4200円で流通しているという。
このマクドナルドの株主優待券はオレも見たことがあるし、金券ショップで売られてることもある。日本銀行券の紙幣と比較すればはるかに偽造しやすいわけで、そこを狙って作られたのだろう。6枚つづりで3000冊、1冊が3600〜4200円で流通してるということだから4000円として、もしも使われていた場合のマクドナルドの被害額は約1200万円ということになる。犯人グループがそれを実際に使うとは考えにくいので、金券ショップで換金したり、ネットオークションで売ろうとしていたと想像される。
ある程度の印刷技術があれば、こうした金券類を偽造することはたやすい。その製造場所が日本国内にない場合はますます摘発は困難である。そういうわけでこれからもこうした犯罪は起きるだろうし、阻止するのは困難だ。
金券ショップで買い取りを行うとき、偽造品を見破れるような鑑識眼のある人が常に配置されていたらいいのだが、実際はアルバイトやパートの人が店番をして、そんなところに精巧な偽造品が持ち込まれれば買い取ってしまうだろう。もちろん買い取りの場合は身分証明書の提示が求められるわけだが、写真入りの運転免許証などではなくて国民健康保険証なら誰のものかわからないのでパスするかも知れない。また、身分証明書自体が偽造されてしまうこともある。
中国はコピー品天国と言われるが、もしかしたら偽造品天国なのかも知れない。日本国内で流通しているさまざまな金券類が大量に偽造されて持ち込まれ、偽造品とわからないままに流通してしまえばかなり経済は混乱するだろう。オレはそれが心配なのである。
今回の事件、なんとか中国当局と連携して、中国国内の偽造グループをしっかりと検挙してもらいたいものである。ふだんさまざまな株主優待券を使っているオレとしては、こんなことの対策のために株主優待の制度そのものがなくなるのが一番困るのだ。
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