2009年08月10日(月) |
そこのけそこのけプリウスが通る! |
携帯用URL
| |
|
どうかお読みになる前に←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m
「ハイブリッドカーは静かである」というのはただのメリットだと思っていたらそうではなく、エンジン音がしないということで歩行者に気付かれにくく、かえって事故の原因になるということが問題になっているらしい。技術が進歩したことで新たな危険が生まれてしまうというのは皮肉なことである。ただ、放置するわけにもいかない。それで静かな住宅街を走行する場合にどうすればいいのかいくつか方法を考えてみた。
1、エンジン音に近い電子音をわざと発生させる。
2、電子音で警告の音声を流す。
3、走行中は常にある特定の言葉を連呼させる。
浅学非才のオレにはこの3つくらいしか思い浮かばないのである。1番目はハイブリッドカーのメリットを失わせることになってしまう。深夜の出入りがご近所に迷惑なのでハイブリッドカーにしたという方もいるだろうし、それが普通のクルマのようにやかましいのなら意味がない。
だったら2か3ということになるわけだが、この音がたとえば車体前後にあるセンサーが周囲に人間の体温を検知すれば勝手に鳴るというようにすればどうだろうか。もちろん1でもかまわないわけだが、夜間の交通事故防止には一番効果があるような気がするのだ。そこで警告の音声である。オレはあのクラクションの画一的な音にはもう辟易している。もっと工夫してもらいたいのだ。
歩行者の中には、クラクションを鳴らされることを自分への侮辱ととらえて怒り狂う方もいるわけだし、それがもとで殺人事件に発展した例も過去にはあった。だったら逆にものすごく低姿勢の警告音声を作ればどうだろうか?
「おそれいりますが、そこにいらっしゃる善男善女の皆々様、拙車はしがないプリウスと申す者でございますが、拙車のためにできましたら道をお譲りいただけないでしょうか。」
少なくともここまで低姿勢に出れば、どんな偏屈な歩行者であっても道を譲ってくれるとオレは思うのである。しかし、ドライバーの中にはオレのように傲慢な者もいる。こんな情けないセリフを言うくらいなら死んだ方がマシだというタイプのドライバーはどうすればいいのか。その場合、警告音関西弁バージョンというのを用意するのである。
「コラぁ、どこ見て歩いてけつかんねん。どきさらさんかいクソガキ。チョロチョロしとったらひき殺すぞワレ!」
びっくりして歩行者は飛び退くだろう。オレならこっちの方を使いたい。もしもトヨタ自動車がこの案を採用してくれるならオレがこの関西弁バージョンの音声吹き込みを担当してもいいぜ。
3番目の連呼バージョンは、いろんな応用が利きそうである。たとえば政治家が選挙区の住民に自分の名前を覚えてもらいたい場合は自分の名前を連呼すればいい。トヨタがクルマの宣伝を意図して走行中に「プリウスプリウスプリウス」と連呼するのも面白いのである。この宣伝電子音を選択すれば車両本体価格を5万円値引きするとすればかなり売れるのじゃないか。
ただ、その連呼される音がたとえば卑猥な言葉ならちょっと困ったことになる。真夜中の住宅街を「キンタマキンタマキンタマ」と連呼しながら走るクルマは騒音公害でしかない。こんなものを搭載すればそういう迷惑行為をする馬鹿が絶対に出るだろう。だとするとメーカー側はかなり慎重に装備しないといけないことになるのだ。
オレの今運転している三菱FTOはかなりエンジン音がやかましい。オレが帰宅すると家の前に停車している時の音で家人は誰もがオレの帰宅を知るのである。近所のどの家のクルマの音とも違うのですぐにわかるそうだ。オレはその騒音をかなりのデメリットであると理解してたのだが、家族にしてみればそうでもなく、むしろ「音ですぐにわかるからいい」ということだった。欠点が逆に長所であるというのも皮肉なものである。
ハイブリッドカーの走行音問題に関しては今後何らかの動きがあると思うが、ケータイの操作に夢中になっていたり、ヘッドホンで音楽を聴きながらいる歩行者がクルマの接近に気付かないのは自己責任であるような気もするのである。
←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館