2009年07月05日(日) |
見ろ、これが男の勝負パンツだ! |
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女性には勝負パンツというものが存在するという。それを一度目にした男性はもはや自分の心にブレーキをかけることができずに誘惑の魔手に堕ちるのだという。そんな淫らなものがこの世に存在するということを知ってオレはとても興味を持ったのだが、ではそれがいかなるものなのか、ネットで検索してもなかなかよくわからない。素材はシルクであるとか、レースのついたカワイイものとか、Tバックとかヒモパンとか、そんな情報は入手できたのだが、そもそも具体的なイメージがつかめないのである。まさか女性の下着売り場に行って、店員に「すみません、勝負パンツってどんなものですか?」と訊くわけにもいかない。ただの変態扱いされるだけである。女性の下着売り場というのは男性にとって決して足を踏み入れてはいけない性域、いや聖域である。オレは近所のイズミヤで買い物をするとき、女性の下着売り場を突っ切っていけば近道になるときでも決してそこに足を踏み入れることはなく、わざわざ遠回りするのである。
そうした疑問を解消できないままにオレはドンキホーテの店内で男性用の勝負パンツを発見したのである。あのカリスマAV男優、加藤鷹プロデュースとそこには記されている。加藤鷹と言えば、AVには全く興味ないオレのようなまじめな人間でもその名前を知るほどの有名人である。その名前を冠している以上、これぞまぎれもない勝負パンツである。オレは思わずそのパンツの写真を撮ってしまった。
なんだこの腰簑のような変なパンツは!なんなんだこのふんどしは!
そのすぐ横にはもっと変なパンツも存在した。まだ文明の恩恵を被っていない未開人たちの中には、全裸にペニスケースというスタイルで生活する種族もあるという。それを思わせるようなバナナ型の突起をもった象さんパンツがチンレツ(陳列)されていたのである。こんな恥ずかしいパンツを買う男がいるのだろうか。あまりの変態ぶりにオレは唖然としたのである。もしも女性との最初のベッドインの時に、そんな変態パンツをはいてると女性はあまりのおかしさに吹き出してしまいそもそも勝負が成立しないような気がしたのだ。
とっくにオッサンになってしまったオレにとって勝負パンツなんてものは無縁なんだが、これから多くの女性と一戦交える可能性のある有為の若者たちにとって、もしかしたら勝負パンツというのはとても大切なアイテムかも知れない。そう考えるともっとまじめなアプローチの方法でデザインされた勝負パンツもあっていいのじゃないか。そう思ってオレは別の棚を見て回った。
そこで見つけたのである。オレが想像したとおりのパンツがちゃんと存在した。そう、愛である。直江兼続である。上杉家である。毘沙門天である。戦国武将シリーズのこのパンツこそ、日本男児にとって勝負パンツにふさわしいものであるとオレは思ったのである。ズボンを脱いだときにこの「愛」のパンツが出現したら、女性はその心意気にきっと涙を流して喜ぶだろう。
そんなくだらないことを考えつつ、オレはドンキホーテの店内で買い物を続けたのである。それにしてもあの変態パンツ、いったい誰が買うのだろうか?もしかしたら女性は恋人にこんなパンツをプレゼントしたくなるものなのだろうか?オレには永遠の疑問である。
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