2009年07月02日(木) |
きみは1万回の腕立て伏せができるか? |
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腕立て伏せ1万回できるのはかなりのスーパーマンである。千葉県の松戸市(マッド・市ではない)の消防局はどうやらそうしたスーパーマンでないと入れないらしい。そのエリート集団の中で激しいいじめが起きていたことがこのほどバレたのである。。読売新聞の記事を引用しよう。
松戸市消防局で激しいしごき、新人消防士の半数退職
新規採用の訓練中の新人消防士に1万回の腕立て伏せなどのしごきをしたとして、千葉県松戸市消防局は1日、幹部ら11人を減給などの処分にしたと発表した。
訓練に参加した消防士10人のうち5人が相次いで退職する事態となった。
4人は4月、「しごきやいじめで退職を余儀なくされた」と松戸市に計1210万円の損害賠償を求める訴えを起こしている。
松戸市消防局によると、訓練は2005年度に採用された消防士10人に06年3月から約2か月間、市消防訓練センターで行われた。指導職員が、「訓練中にヘルメットを外した」と新人にコンクリート上で約1時間正座させたり、「代わりはいくらでもいる」「ぶっ殺してやる」などの暴言を吐いたりした。
さらに、訓練中に「ここを辞めろ」と強要された新人は、休日に呼び出され、腕立て伏せ1万回を命じられた。800回以上続け、力尽きたという。
辞めた新人から2月に訓練指導記録の証拠保全の申し立てがあったことから、内部調査していた。
この結果、訓練の責任者だった当時の企画管理室長ら幹部ら3人を減給1か月(10分の1)、指導にあたった職員ら4人を戒告の懲戒処分とした。また、他の職員4人を訓告や厳重注意とした。
松戸市消防局の佐久間峰男局長は「パワーハラスメントやいじめがあったと受け止められても仕方がない。市民の信頼を損なったことは遺憾。心からおわびする」と陳謝した。(2009年7月1日21時31分 読売新聞)
消防士というのが体力を必要とする世界であることはよくわかる。しかし、コンクリートの上での1時間の正座に果たして意味があるのだろうか。それは指導の名を借りたただのいじめではないのか。「代わりはいくらでもいる」「ぶっ殺してやる」に至っては、何か大きな勘違いをしているような気がしてならない。こんなクソ上司こそクビにしてしまえばいいのである。まともな人間の中に代わりはいくらでもいるのである。こんなクソ野郎をあえて雇っておく必要はないのである。
この「新人いじめ」が消防局の伝統的体質であったことは間違いない。自分に自信がないクソみたいなヤツほど、後輩いじめによって自己をアピールしようとするものである。この連中はまさにその典型だろう。
いじめによってやめさられた4人の損害賠償の訴訟相手がマッド・・・じゃなかった松戸市になってるが、本来それを支払うべきはいじめを行っていた上司の方だろう。そんなくだらないことのために市の公金を使うのもどうかと思うのである。ただ、こういう事件の場合「使用者責任」が会社や組織に及ぶわけだから市が訴訟を起こされたわけである。ちゃんと採用時に問題を起こしそうなクソはちゃんと見抜いておきたいところだが、なかなか100%阻止するわけにもいかないのである。
消防局の連中のこの激しい勘違いぶりをみて感じるのは、もしかしたらこの上司たちは頭の中が昔の軍隊の下士官たちと同じだったのではないかということである。昔見たことがある戦争映画の中で部下に対して理不尽ないじめを行い、気にくわないことがあるとすぐに鉄拳制裁する場面が描かれていたが、松戸市消防局のいじめはどうもその延長としか思えない状況だ。
減給1か月(10分の1)や戒告という軽い処分ならばほとんどお咎めなしと同じである。こんなひどいことをしたのにクビにもならなかったわけで、このサディストどもはまたほとぼりがさめれば新人いじめに精を出すのだろうか。せめて顔と名前を報道してくれよ。
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