2009年06月22日(月) |
生活保護を食い物にする病院を許すな! |
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オレの父親は2年前に心筋梗塞で入院した。退院するときに入院医療費が280万円と高額なことにびっくりしたのを覚えている。もっとも自己負担額の上限が抑えられていて実際の支払いは5万5000円ほどで済み、残りは保険から支払われていたわけだが。心臓の手術はこんなに高いのかとオレは驚いたのだ。その高額の医療費を詐取するためにやってもない心臓手術をでっち上げて高額の医療費を保険請求していた病院が摘発された。読売新聞の記事を引用しよう。
生活保護診療報酬の詐欺容疑、奈良の病院理事長宅を捜索
奈良県大和郡山市の民間総合病院が、生活保護受給者の治療を巡って診療報酬を不正に受給した疑いが強まったとして、県警は21日、同病院と、病院を運営する医療法人の理事長(51)、病院事務長(57)の自宅などを詐欺容疑で捜索した。
県警は、医療費の自己負担がなく、不正に気づかれにくい生活保護受給者を対象に、同病院が不要な検査や手術をしたかのように装うなどしていた可能性もあるとみて、理事長から任意で事情を聞いた。
捜査関係者によると、理事長らは2005〜06年、生活保護を受けていた患者に、心臓手術をしたかのように偽るなどして、診療報酬明細書(レセプト)を奈良県社会保険診療報酬支払基金に提出、計百数十万円を詐取した疑いが持たれている。
生活保護受給者は、居住地の自治体の福祉事務所から、健康保険証に代わる「医療券」を支給され、医療費は、国と自治体が全額を負担する。
県によると、同病院は09年1月現在、入院患者76人のうち42人が生活保護受給者。同病院は1999年7月に開院し、病床数は80床。(2009年6月21日22時16分 読売新聞)
この病院、1999年に開院したということだが、入院患者の過半数以上が生活保護受給者であるという点がどうも怪しい。オレが知ってるある悪徳病院は入院患者を増やすために釜が崎でホームレスを拉致してきて生活保護を申請させてベッドを埋めているというウワサがあったが、もしかしたら今回報道されたこの病院もなんらかの卑劣な手段で生活保護受給者を「金づる」として確保してきたのかも知れないのだ。それにしてもひどい話である。オレはこういう詐欺罪は単純な詐欺よりもはるかに重い量刑にすべきだと思うのである。これは生活保護制度や健康保険制度に対する悪意に満ちた裏切り行為である。国民の支払った税金をそうして掠め取った以上、国民全員が被害者みたいなものである。この病院の経営陣の罪は万死に値するぜ。
ただこのような「やってもいない医療行為をやったものとして保険請求する」という不正の手口はかなりありふれたものなのだろう。バレてる件数の背後にある実際の不正はどれくらいあるのかはわからないが、おそらく日本中の病院で叩けばホコリの出るところが無数にあるはずだ。ただ、その一方で赤字でつぶれる公立病院もある。不正な手段で蓄財できるところと、赤字でつぶれるところの違いは何なのか。不正に手を染めなかったからつぶれたのか。
生活保護でカバーされる医療費の中に「通院のためのタクシー代」などというものを含めて不正請求するという事件が以前に旭川であった。生活保護のその原資は国民の支払った税金である。そのゼニを不正な手段で掠め取る行為は国民に対する背任である。被害者は納税している国民すべてなのだ。そうした不正を行う輩には厳罰を与えて欲しいのである。
今回の大和郡山市の事件。病院の理事長や事務長に果たして実刑判決が下るだろうか?なんだか軽い罰になりそうな気がしてならないのである。執行猶予付きのほぼ無罪判決に等しい結果が待ってるような気がする。しかし、オレは断じてこの連中を許したくない。彼らの行為は生活保護制度や保険制度に対する挑戦なのであり、単純な詐欺犯とは全く重みが違うのである。関係者みんなに刑務所に行ってもらわないとオレは気が済まないのだ。入院していた生活保護受給者は本当に無関係なのか。彼らの中には謝礼をもらって不正に関与したものはいないのか。オレはそういう可能性もありだと思っている。病気でもないのに受診する患者と、その患者に支払いを受けた医療費からいくらかをキックバックするような詐欺幇助病院が日本のどこかにあるのじゃないかとオレは疑ってるのである。
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