2009年06月17日(水) |
オフィスに白やぎくんを導入せよ! |
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ナカバヤシと言えば「フエルアルバム」である。みんながデジカメを使うようになってアルバムなんていらなくなって、かなり経営が苦しくなってるだろうと思っていたらなんとものすごいアイデア商品を出していたことを知った。その名も「ホワイトゴート」(白やぎくん)である。
この機械は、不要な紙を粉砕するシュレッダーの代わりに、再生してトイレットペーパーにするという画期的な働きをするのである。ナカバヤシが機械メーカーのオリエンタル(群馬県桐生市)と共同開発したものである。(写真はオリエンタルのWEBサイトから引用した)こいつを24時間稼働すると、古紙7.2キロ(A4換算で約1800枚)からトイレットペーパー48ロールを作れるのだという。すごいじゃないか。
オフィスでは大量の古紙が発生する。その中には機密資料もあるためにうかつに古紙回収に出すわけにもいかず、多くはシュレッダーで裁断されてその後焼却されてしまうのである。燃やされていた紙ゴミがトイレットペーパーになれば、燃やす時に発生するCO2の排出量も減らすことができる。
肝心の価格は一台約900万円で受注生産だという。うーん、高くてしかもでかい上にこの価格ならちょっと・・・と思ってしまうが、大量生産して価格をもっと安くできるなら普及するのじゃないかとも思うのである。オレが納入先に考えるのは学校だ。
学校では大量の紙ゴミが発生する。生徒の中には点数の悪い答案を持ち帰りたくない者もいるだろう。そんなのをどんどんこの白やぎくんに食べてもらうのである。するとトイレットぺーパーになる。学校では大量のトイレットペーパーも消費してるので一石二鳥である。これが一台100万円くらいになれば導入する学校が出てくるのではないだろうか。もしもっと安くなって一台10万円くらいまで下がるなら、家庭にも普及するかも知れない。もうトイレットペーパーを買わなくてもいいようになるのだ。ダイレクトメールとかチラシとか、そんな紙ゴミをどんどん放り込んでトイレットペーパーが作れるのである。なんと便利なことだろうか。
ただ、オレが心配するのは紙に変なものがまじった場合である。印刷された紙の場合はインクがまじってるわけだが、それはどれだけまじってるのだろうか。また白い紙ばかりとは限らない。いろんな色の紙を投入すれば、その色に応じたトイレットペーパーになるのだろうか。黒い紙と白い紙が混じっていれば、灰色のトイレットペーパーが生産されるのだろうか。そのあたりを実験したくなるのである。
紙の中に人体に有害な物質が混じっていた場合、それでできたトイレットペーパーでケツを拭くとすればなんらかの健康被害が発生するのではないだろうか。ケツが腫れるとか肛門が腫れるとか痔になるとかいう被害は起きないのだろうか。おそらくどんな紙でもいいというわけではないだろう。投入可能な紙にはかなりの制限があるはずだ。きっと使えない種類の紙が存在し、それを投入すれば故障の原因になるのだろう。
オレは学校で大量に廃棄されてる紙の山や、すぐに切りくずでいっぱいになるシュレッダーのことを想像した。おそらくあまりリサイクルには回されていないはずである。こういう機械が低価格化して故障も少なくメンテナンスも楽になれば、日本中の学校に一気に普及するに違いないと思ったのである。
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