2009年06月05日(金) |
こんなぜいたくな修学旅行はいらない! |
携帯用URL
| |
|
どうかお読みになる前に←応援のクリックをお願いします! m(_ _)m
中学生の息子の修学旅行の行程表を見てオレはびっくりした。なんてぜいたくな内容なんだ!こんなぜいたくな修学旅行になるなんて、いったいどれだけゼニがかかるのか。積立金を毎月どれだけぼったくっていたんだ。
大阪を観光バスで出て、 焼津魚センターで昼食だ。いったいどんないいものを喰うのか。昼食なんておにぎりでいいのである。そこから河口湖に移動して周辺のペンションで宿泊、これはまあいい。翌日は東京ディズニーランドだ。なんて贅沢なんだ。中学生がそんなところに行ってどうするんだ。宿泊場所は幕張の普通のホテルだ。それはまあ許す。3日目は鴨川シーワールドだ。そこから海ほたるを通過して羽田空港から飛行機で帰るというパターンだ。なんてことだ。いったいこの旅行に何万円かかってるのか。中学生の修学旅行としてあまりにも贅沢じゃないか。
しかも息子の話では小遣いが1万円までOKなんだという。ふざけるな!とオレは言いたい。中学生になんて大金を持たせるんだ。小遣いなんて3000円くらいで十分なのである。そんな高額の小遣いを設定したら、貧しい家でも1万円を子どもに持たせるために無理に工面しないといけないじゃないか。あまりにも理不尽な金額である。
オレは公立学校の修学旅行は廃止すべきだと思っている。農業に従事する人が多かった昔は生涯を村から出ないで過ごす人もいて、修学旅行というのは都会を見ることができる唯一のチャンスだった。今は旅行なんて誰でもしている。そんな時代にわざわざ修学旅行を行う意味があるのか。
しかも公立の小・中学校の場合、就学援助金をもらって通ってる子どもが多い。つまりかなりの部分が公費でまかなわれてるのである。就学援助金には学費以外に給食費や修学旅行費も含まれる。その修学旅行がこんなに贅沢でどうするのか。付き添いの教員の旅費も公費で支出される。それを考えたとき、こんな贅沢な修学旅行に行かせてるのはどう考えても間違いだとオレは思ったのである。全面廃止するか、もっと簡素な形態に変えるべきだ。日本の伝統文化を理解するために京都や奈良に行くとかお伊勢参りするとか、長崎や広島で平和学習をするとか、そんな修学旅行にしてできるだけ安い宿泊施設を利用して食事も簡素にする・・・そんな内容ならオレも納得するのである。
今回の旅行の費用は約5万円。どう考えても旅行代理店が暴利をむさぼってるとしか思えない。この内容なら高く見積もってもせいぜい3.5万だろう。団体割引料金で飛行機やディズニーランドは安くなるはずだ。それでどうしてこんなに高いのか。おそらく旅行社と学校の間になんらかの密約が存在するのではないかとオレはにらんでいる。
私立学校の場合は別だ。それが学校の個性になるのだから豪華に海外に行くのも国内で豪華にするのもいい。全員に富士山に登らせるとか、パンジージャンプをさせるとか真冬の八甲田山に登らせるとか、どんどん特色ある旅行内容を企画して、学校の宣伝をすればいいのである。子どもを受験させる親はそれを学校選びの指針にすればいいわけだし、中には「うちは大学受験のことだけを考えてるので修学旅行はありません!」などという学校があってもいい。その分納付金が安くなれば喜ぶ親もいるだろう。
ディズニーランドに物見遊山に行く修学旅行に何の意味があるのか。そんなもの、大人になってから自分の稼いだゼニで彼女と行けばいいじゃないか。あるいは家族旅行で連れて行ってもらえばいいじゃないか。少なくともそこに出かけることに教育効果があるとは思えないのである。スペースマウンテンやビッグサンダーマウンテンなどのライドに乗ることでいったい何を学ぶのか、ただスリルがあって気持ちいいだけじゃないか。それとも乗るために待つことで忍耐を学ぶのか。
こんな馬鹿げた修学旅行は即刻廃止してくれ橋下知事よ、大阪の教育改革を叫ぶならばこのふざけた実態をナントカしろ。こんな物見遊山の修学旅行に意味がないことは誰の目にも一目瞭然だろう。全面廃止すればかなりの金額が浮いてくるはずだ。大阪府の財政状況が逼迫してるならばこういう削れるところからまず手を付けるべきである。
←1位を目指しています! m(_ _)m 週刊アクセス庵もよろしく。 投票博物館