2009年06月04日(木) |
高速道路上の動物ははねるべきか? |
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クルマを運転していて、高速道路上で路上にじゃまな動物を発見した場合どうすればいいのだろうか。よければいいのだが、よけられないほど大きい場合もある。北海道に造られたムネオロードなんかだったらクマも出没するだろう。そんな大型動物に衝突すればクルマの衝撃も大きい。そんな場合はどうやって回避したらいいのだろうか。
読売新聞の記事を引用しよう。
路上の大型鳥を避けようと…高速から車転落、辛くも重傷
3日午前6時45分頃、山形県西川町吉川の山形自動車道下り線で、山形市吉原、会社員久野悠一郎さん(23)の乗用車が、道路左脇から約25メートル下に転落した。久野さんは胸を強打し、肺挫傷などの重傷を負ったが、命に別条はないという。
山形県警高速隊の発表によると、久野さんは山形道を鶴岡方面に走行中、前方の路上に止まっている大型の鳥を発見、鳥を避けようと左にハンドルを切ったという。斜面に乗り上げた後、傾斜約60度のコンクリートののり面の上から滑落し、雑木林で横転して止まったという。久野さんは「鳥がなかなか動かなくて、ハンドルをきった」と話しているといい、同隊は久野さんがブレーキをかけたが間に合わず、転落したとみている。
ビル約8階の高さからの転落に相当するというが、久野さんは一命をとりとめた。同隊は〈1〉シートベルトを締めていた〈2〉落下地点にあった木に車体が引っかかった〈3〉現場が垂直ながけではなく、斜面だった――ことなどが奏功したとみている。同隊は、高速道路上に鳥などを発見した場合「急ハンドルを切らず早めにスピードを落とし、動物が車に気づいて逃げるのを待ってほしい」と呼びかけている。(2009年6月4日00時21分 読売新聞)
この大型の鳥だが、山形道ということを考えると「トキ」だったのだろうか?佐渡から逃亡したトキは新潟県や山形県の方に移動したということだったから。だったらドライバーが「はねてはいけない」と思ったのも納得できる。
ただ、問題はそのよけ方である。高速道路での急ハンドルは危険極まりない。もしも周囲に他の車が走ってると巻き込んで大事故になってしまう。そのときはまだはねた方がマシである。一番いいのは遠くから気付いて回避行動をとれることなのだが。
鳥をよけようとして道路から転落、25mも落下してしまった。そんな大事故で一命を取り留めたのは本当に運が良かったことだと思う。シートベルトをきちっとしていたことが助かった原因だと書かれているが、高速道路を走行するのにシートベルトをしてなかったという方が今はまれなケースだろう。
もしもトキが路上にいるように見えたらどうか?それをはねてしまうと大変な罪をおかしたことになってしまう。そこらにいくらでもいる鳩や雀という鳥を差別するのではないが、少なくともトキをはねてしまったら新聞の扱いが違うだろう。もしかしたら名前が出されて報道を受けることになってしまうかも知れない。必死でそのトキらしき鳥をかわすしかない。
道路への侵入は柵で防げても、空からの攻撃はどうしようもないぜとオレは思ったのである。
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