2009年04月26日(日) |
別にまっぱだかでもいいじゃないか! |
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人気アイドルグループ、スマッパ・・・じゃなかったSMAPの草なぎ(「なぎ」は弓剪を横に1/2に圧縮した文字)剛さんが酔っぱらって公園でマッパダカになって騒いだ事件は、どうでもいいことなのに各紙で報道され、貴重な報道資源が浪費されたのである。そんなくだらないことに延々と紙面を費やしたマスコミ各社の姿勢に対してオレは「あほか!」と思うのである。そんなことよりももっと報道すべきことはあるだろう。
ハダカになることはなぜいけないのか。それは個人の表現の自由じゃないか。たとえば「衣服は文明の象徴だからオレはそれを拒否する!」と称してずっと全裸で過ごす人がいたとしても、それを「公序良俗に反する」と排除することは果たして正しいのだろうか。そういう人が周囲に何か迷惑を掛けるのだろうか。たとえば女子高生が真っ裸の男性とすれ違ったとしても、「きゃああああああ」と悲鳴を上げて逃げる必要などなく、ただ客観的に「まあ、しなびたとうがらしのようね」と感想を正直に答えればいいだけである。ただ単に服を着ているか着ていないかだけの違いでしかないのだから。
たとえば日本の国技である相撲はどうか。あれはほとんど全裸に近いスタイルで力士がぶつかりあうのである。まわしはいちおう締めてるが、ケツは丸出しである。かろうじて性器を隠すという程度の最小限の衣服なのである。あれを見て「公序良俗に反するからTシャツを着せよう」とは誰も言わないだろう。
どうやら世間の基準は、限りなく裸体に近くてもカラダのある一部分、つまり性器を露出しなかったらOKということらしい。だったらどこかの未開民族のように、男性のアレにペニスケースをかぶせていたらOKなんだろうか。全裸にペニスケースというスタイルで歩いていれば公然わいせつ罪で逮捕されるのだろうか。実験したいところだがさすがにその勇気はないし、そこまでオレはアホでもないのである。しかし、それが猥褻に該当するのかどうかの識者の見解が知りたいのである。
オレが男だからかも知れないが、大衆の面前で真っ裸の男性は醜悪だが、素っ裸の女性は美しいと思うのである。しかし、どっちも同じように「公然わいせつ」という扱いになるのは納得いかない。この世に女性のヌードほど美しいものはないとオレは心の底から思っている。そんな美しいモノを「わいせつ物」などという言葉で冒涜することはオレには耐えられないのである。美しい絵画が芸術品として称賛を浴びるように、美しいヌードもまた芸術品である。
真っ裸はわいせつとされるのに、風呂にはいるときはみんな真っ裸である。そこではむしろ服を着ている方がおかしい。もしも警察官が銭湯に踏み込んで「おまえらみんな公然わいせつ罪で逮捕だ!」とやると変である。その銭湯が火事になって、入浴客が取るモノもとりあえずみんなハダカで外に出て走って避難する時、それは公然わいせつにあたるだろうか。そんなわけがないのである。赤ん坊が窮屈だからと自らおむつを脱ぎ捨てて走り回ったとして、それを「公然わいせつ」と呼べるだろうか。いったい何歳からがわいせつなんだろうか。
ハダカそのものは自然の姿である。それをわいせつと感じるのは感じる側の心の問題である。まっぱだかの女性を見て、わいせつな感情が想起されたのだとすれば、そのわいせつというのは見せた女性の側に存在するのではなく、観ているオッサンたちの心の中に存在するのである。ヌードを観ていて「神々しい女神様のようだ、なんて美しいんだ!」と率直に美を愛でる感情は崇高なものだが、「ぐへへへへ、ねえちゃんええ乳してまんなあ」と感じるオッサンの感情はわいせつ以外の何ものでもない。だからオレはわいせつ罪で罰せられるべきなのは、見せた側ではなくてむしろ「劣情を催した側」のような気がするのだ。
酔っぱらった人は自分の行動を覚えてないこともあるという。オレも前後不覚に酔った経験がないわけではない。そして、酒癖の悪い人も数多く目撃してきた。酔えば誰彼かまわずディープキスする女性、暴力をふるう馬鹿、パンツを脱ぎたがるオッサンなどいろいろである。ただそれは、酔っぱらってクルマを運転するなどとの行為とは根本的に違うレベルのことである。それを同一視する必要はない。飲めば人は大胆になる。だからこそ酒の勢いを借りて愛を告白する者もいるわけだ。
たかだか酔って服を脱いだくらいのことで番組をみんな降板させられるのはかわいそうだが、それが社会のルールということだからここは従うしかない。ただ、こんなつまらないことをせっせと報道し続ける連中は実におめでたいヤツらだなと思うだけである。
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