2009年02月23日(月) |
新幹線にはねられたのに死ななかった男 |
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この世で一番迷惑な行為は鉄道自殺である。あれは本当に迷惑だ。ダイヤが乱れて大混乱することで発生する経済的損失、そして個人的迷惑ははかり知れない。そんな迷惑を掛けるヤツは死刑にして欲しいと想うくらいである。わざわざ死刑にしなくてもたいてい飛び込んだら助からないのだが、たまに助かるヤツもいる。たとえばこんなことも起きるのである。読売新聞の記事を引用しよう。
新大阪で22歳男性、新幹線にはねられ屋根の上に
21日午前10時15分頃、大阪市淀川区のJR東海道新幹線新大阪駅で、男性がホームから線路に飛び降りた。
男性は、入ってきた同駅発博多行き「ひかり457号」(8両編成)の前部にぶつかったはずみで先頭車両の屋根の上まで飛ばされた。そのままうつぶせになるなどしていた男性は、駅員約20人に約10分後に救出され、病院に運ばれた。命に別条はないという。当時、ホームには数百人の乗客らがおり、騒然となった。
淀川署の発表によると、男性は鹿児島県に住む会社員(22)で、ホームまで階段を駆け上がり、いきなり線路に飛び込んだという。JRによると、この事故で京都―新神戸間で上下線とも35分にわたって運転を見合わせ、約3万人に影響した。
(2009年2月21日20時55分 読売新聞)
なんとこの馬鹿は、新大阪駅ホームに入線するために速度を落として入ってきた「ひかりレールスター」の流線型の前部にぶつかって跳ね上げられ、転がって新幹線の屋根にひっかかったのである。そして屋根にしがみついたまま「死なせてくれ」などとだだをこねてなかなか降りてこなかったのである。全くもって迷惑な男である。そんなに死にたかったら頭上の架線をつかんだら感電して黒こげになって一発で死ねると思うのだが、その知恵もないのである。なんとも情けない馬鹿である。
鹿児島のような田舎からやってきたこの男にはわからなかったのかも知れないが、新大阪を通過する新幹線はひとつもないのである。みんな停車するのだ。だから減速してホームに入ってくるのである。確実に死のうと想ったら電車が通過する駅でないとだめだ。新幹線ではなくて、在来線に乗り換えて通過列車のある駅を選ぶべきなのである。東海道線の在来線に行けば新快速がびゅんびゅん走ってる。新幹線ほど速くはないが、それでも100キロくらいの速度で通過していくから飛び込んだら確実にお陀仏である。しかも全面は流線型じゃないから、跳ね上げられて屋根に転がることもない。確実に死ねる。そんなに自殺したいのならなぜもっと冷静にならなかったのか。
そんなことを書くと「冷静になれるような人間なら発作的に自殺などしない」と反論されそうである。確かにそうだ。ホームまで階段を駆け上がり、いきなり飛び込むような行動を取る馬鹿に冷静さがあるとはとうてい思われない。
この馬鹿のせいで、京都−新神戸間の新幹線は35分間も止まった。3万人に影響が出たという。その迷惑を金銭的に換算すればどれほどになるだろうか。3万人が時給1000円で働いてるとしても1500万円以上だが、電車が遅れたからといって個人がその補償金を受け取れるわけでもない。実際に遅れたことで被害が発生した場合、その迷惑な自殺者から賠償金のゼニをとればいいと思うのだが、そのゼニが払えないような状況だから自殺するのだろう。そういうことならどうすればいいのだろうか。オレが以前に書いたように「安楽死外来」を病院に設置して、死にたい者は病院で死ねるようにして、そのかわりにすべての臓器は移植用に提供されるとかいう仕組みを作ればいいと思うのである。
それにしてもこの迷惑な馬鹿、新幹線の屋根の上からなかなか降りなかったのだという。そのまま発車して振り落としてやればよかったのにと思うのである。オレが当日の新幹線に乗っていて遅れさせられていれば、断じてその馬鹿を許さなかったと思うのである。
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