2009年02月09日(月) |
このままではネットで薬が買えなくなります |
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タスポ導入は誰のためだったのか。未成年者にタバコを買わせないようにするため・・・などともっともらしい理由がつけられているが、その本質はコンビニ業界を儲からせるためである。イオングループやイトーヨーカドーという企業群は自民党への大口の政治献金を行って自分たちに有利なルールをどんどん導入させようとしているのだ。その一つがこのタスポであり、結果的に自販機に頼る街のタバコ屋を壊滅させてコンビニに客を呼び込むのに成功した。景気が悪くなったはずの昨年も、コンビニ業界はどこも過去最高の売上高だったわけだが、その背景にはこうしたカラクリがあったのだ。
さて、コンビニを擁する小売業界が次に狙うのは大衆薬市場である。マツモトキヨシなどの大手ドラッグストアチェーンで売られている薬をコンビニでも売ることができればかなりの売り上げ増につながる。しかも薬は食品よりもかなり単価が高いので、売り上げを押し上げる効果が大きいのだ。そのためにはコンビニやドラッグストア以外で薬が買いにくいようにしなければならない。最大のライバルは通販である。かくして通販での薬の販売を規制するという法改正を行わせるために、小売業界はせっせと自民党へ政治献金を行ったのである。
オレは企業による政治献金はすべて禁止すべきだという立場である。それは、政治献金の本質が賄賂に他ならないと思っているからだ。企業がそんなことのためにゼニを使うのは純粋にその献金以上の見返りがあるからである。そうした明かな賄賂が「政治献金」という名称になれば許されるというのはどう考えてもおかしいじゃないか。政党助成金というひどい制度を作った以上、政治献金は全廃すべきであった。政治献金をどうしても残したいならば、金額に関係なくすべての献金をオープンにして、届け出なしの献金はすべて没収するようにするべきだろう。こういうことを書いたら「政治資金規正法」でちゃんと規制されていますよと幸福な勘違い発言をする方がいる。100%届け出されているだなんて今時信じてるおめでたい馬鹿がいるのかとオレはあきれるのである。
さて、こうした小売業界からの働きかけと、たまたまネットで向精神薬などを販売する連中がいたことからネットでの薬販売を規制しようという動きが発生した。そのためにどうやら薬がネット通販で買えなくなりそうである。これはオレにとっては非常に困った事態なのである。欲しい薬が手に入らなくなるか、あるいはぼったくりのドラッグストアで買い求めないといけなくなるのである。なんとかそういう動きは阻止して欲しいのである。
胃痛持ちのオレはその昔、近所の薬局でフジサワ胃腸薬グリーンという薬を買っていた。いろいろなのを飲んだ末に最後にたどり着いたのがこれである。しかし、その薬は生産が打ち切られてしまい、ほぼ同じ成分のサクロンという薬は値段が3倍くらいもした。他の胃腸薬も試してみたがどうも自分には合わない。ところがネットで検索してみたらマミオス胃腸薬という同成分でかなり安いものを発見したのである。しばらくはそれを購入していた。しかし、そのマミオス胃腸薬もやがて姿を消してしまった。代替薬を探していたところ、やはりオレと同じようにマミオス胃腸薬を買っていた人が今は新フジサワ胃腸薬クールというのを飲んでいるという書き込みを掲示板で見つけ、ネットで検索してその薬が楽天市場やケンコーコムで売られていることを発見したのである。そういうわけで今は新フジサワ胃腸薬クールを買っているのだ。通販でいつも買う理由は、オレの家の近くのドラッグストアではこの薬を置いてないからである。
オレはこの新フジサワ胃腸薬クールをウェブドラッグサプリの店というところで買っているのだが、その理由はもっとも安いからである。一箱30包入りで高い店は1700円するのだが、そのウェブドラッグサプリの店では1180円で販売していて、送料も400円と安いのである。しかも合計金額が5000円になれば送料は無料となる。近所のドラッグストアで取り寄せ購入したらおそらくメーカーの希望小売価格1890円に近くなるに決まっている。5割以上も余分にぼったくられるのだ。ドケチなオレとしてはそれだけはなんとしても避けたいのである。
ネット通販で薬を買うときの利点は、店ごとの価格の比較が容易に行えることと、注文したら数日、早い場合は翌日に必ず届くことである。ドラッグストアで取り寄せにした場合は値段が高い上にかなり待たされることもあり、しかも現金販売のところも多くクレジットカードのポイントを貯めることができない。どう考えても通販に分があるのだ。しかも田舎に住んでいれば大きなドラッグストア自体が存在しないだろう。そうなると個人経営の街の薬局で取り寄せしてもらうことになるわけだが、時間も掛かるし価格もかなり高くなるだろう。かえって不便になることは間違いないのである。
もしもこのまま薬のネット販売が禁止されてしまうならば、オレはどうやって自分の飲む薬を手に入れればいいのか。とにかく不安で仕方がないのである。なんとかこの動きを阻止して、今まで通りネット通販で薬が買えるような仕組みを維持してもらいたいのである。
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