2008年11月27日(木) |
温水洗浄便座でケツに火がついた! |
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最近は大型商業施設の公衆トイレにも必ず設置されている温水洗浄便座(自動肛門洗浄機)だが、けっこう高温に設定されていて熱さに「うっひゃ〜」と思わずケツを浮かせてしまうことがある。ケツの穴をやけどしたらどうするのだろうか。もっとも「熱い」と感じるのは一瞬のことなので実際はさほど熱くないのかも知れないが。あの温度が何度に設定されているのかオレは尻たい、いや知りたいのである。ところがその温水便座が本当に火を噴くことがあると知って驚いたのである。
温水便座が発火5件 アイシン精機製の60万台確認へ2008年11月26日21時48分
経済産業省は26日、INAXブランドの温水洗浄便座から火が出る事故が、07年6月〜今年9月に千葉や大阪など5府県で5件起きたと発表した。けが人は出ていないという。事故品はアイシン精機製で、便座の付け根部分で電気コードがむき出しになっている。コード内の銅線が切れてビニールの覆いを溶かしたところに尿や洗剤がかかってショートしたとみられる。
同社製の同じ形の製品は積水化学工業や長府製作所にも供給されたほか、INAXからパナソニック電工やブラザー工業などに二次供給され、82〜98年ごろに各社のブランドで売られた。事故の再発を防ぐため、INAXとアイシン精機は8ブランド計60万台余を対象に、無償で不具合がないか確認作業をする。
INAXによると、5件の事故品の使用期間は18〜23年で、断線で便座が温まらなくなってから半年〜1年後に火が出たという。うち2件は便座と本体をつなぐピンが壊れていたり便座裏側のゴム足が取れたりしていて、コードに過度な力がかかったことで断線が起きた疑いがあるという。残り3件の断線の原因はわかっていない。
同社は「故障に気づいて使うのをやめれば事故は起きず、製品の欠陥ではない。製品の寿命は10年を考えており、代替品へも交換しない」とコメントしている。
問い合わせ先は、INAX(0120・1794・27)、アイシン精機(0120・33・0056)。
アイシン精機って自動車の部品メーカーじゃなかったのか?トヨタ系のトランスミッションなんかを作っていたのじゃなかったかなと思ったのだが、なんとそこが自動肛門洗浄機の部品も作っていたのである。どういう関連なんだとオレは驚いた。車のパーツだけでは食えないのでケツにも手を出したということなのだろうか。
ただ、アイシン精機側は今回のトラブルを「欠陥」とはとらえず「故障してるのにそのまま使い続けたから起きた事故」であると考えていて、交換は考えていないということだった。便座を温めるための配線が切れてしまう理由が、便座の付け根部分に尿や洗剤がかかって腐食した結果であるのならば、尿や洗剤がかかる可能性がある部分を腐食しやすい構造にしていたこと自体が構造上の欠陥ではないかとオレは思うのである。洋式便器で男性が尿をする際に、その男性が座って便器を使用することはまだまだ少なく、多くの男性は立ったままの位置からよく狙いも定めずに尿をぶっ放すのであってその尿は便器周辺の広範囲に飛び散ることは避けられない。大勢の男性に尿を実際にさせるという製品テストを十分に行っていたのかと考えればやはり設計に問題があったと思うのである。
わが家にも過去の一時期、温水洗浄便座があった。近所の家で新しい温水洗浄便座を購入して古いのがいらなくなったということでいただいたものを設置していたのである。しかし、母がトイレ掃除の時に余計なところに水を掛けてしまったせいであっさりと壊れた。今はただの温熱便座しかない。そういうわけでわが家ではあの先進文明の恩恵を得られないでいるのである。そのために大量の紙を消費しているのだ。ただ拭かれて流されるだけの紙にけっこう柔らかくて高価なものを使っている。それは妻の趣味なのだが、オレはケツを拭きながらもったいないといつも感じているのである。高級なトイレットペーパーはケツにやさしい感触で気持ちがいい。しかし、このために貴重なパルプが消費されてることを思うと、やはりこの紙は使わずに済む方がいい。自動肛門洗浄機を稼働させた場合に消費する電力と、使わなかった際に消費する紙と、いったいどっちが無駄遣いなんだろうかとオレはひとしきり考えたのであった。
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