江草 乗の言いたい放題
コラムニスト江草乗の日記風エッセイ クリック募金にご協力お願いします。

日記目次(検索可能)前日翌日 エンピツ投票ランキング  江草乗の写真日記  ブログ  お勧めLINKS  

ご愛読ありがとうございます。「江草乗の言いたい放題」は読者100万人を目指す社会派コラムです。一人でも多くの方が読んでくださることで、執筆意欲は倍増します。ぜひ、お友達に勧めて読者数UPにご協力ください。掲示板へのご意見の書き込みもお願いします。

2008年11月16日(日) 大阪府庁は禁煙です!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

ブログランキングの投票いつもありがとうございます。クリックすれば今のランキングが何位かを確認できます。読者獲得のためにご協力をお願いします。 男のタマネギカレーもよろしく


 サラリーマンが仕事中に喫煙するのは許されるのか。昔は電車やバスの運転士、タクシーのドライバーはみんな平気で喫煙していたような気がする。「気がする」というだけで確かめたわけではないのだが。公共交通機関である電車やバスはもしかしたら禁止だったのかも知れないが、少なくともタクシーはそうではなかった。大学生の頃、京都でタクシーに乗ったら運転手がタバコを吸っていて、客のオレが「タバコをやめてください」と訴えるとクルマから降ろされたということがあった。 「大人が喫煙するのは当たり前!」という風潮が長らく日本の社会では一般的だった。それが変わりだしたのはいつ頃からだろうか。とにかく、非喫煙者であるオレにとって、目の前でスパスパされることが激減したことは事実である。今や公共の場所は基本的に禁煙となった。

 しかしお役所の禁煙化はかなり遅れていたようである。おそらく大阪府下の衛星都市の多くは公務員の喫煙を自由にしたままなんだろう。ところが橋下知事は大阪府庁の全面禁煙化をいきなり実現してしまったのだ。職員はかなり反発したことと思うのだが、敷地内全面禁煙、つまり出勤してから退庁するまで吸えないというかなり厳しい規制を実施したのである。きっと隠れ喫煙者はトイレにでもこもって吸ってるのだろう。その規制の結果はみごとに数字に表れたのである。これにはオレも驚いた。

橋下効果? 大阪府職員の男性喫煙率30%切る 2008.11.15 10:52 このニュースのトピックス:橋下府政
 橋下徹知事の意向で今年5月末から庁舎敷地内の全面禁煙を導入した大阪府で、男性職員の喫煙率が導入後29・7%に低下し、初めて3割を切ったことがわかった。日本たばこ産業(JT)の今年の調査で判明した成人男性の喫煙率39・5%を大きく下回っており、府は、今後さらに禁煙者が増えることを期待している。
 府は喫煙率調査を毎年6〜8月ごろ、職員の定期健康診断に合わせて実施。今年は、受診した男性職員5065人中1505人、女性職員1640人中74人が、喫煙習慣があると回答した。
 喫煙率は女性が4・5%(JT調査12・9%)で、昨年に比べほぼ横ばいだったが、男性は29・7%と3・8ポイント低下した。男性の喫煙率は毎年1〜2ポイント減と緩やかに推移していたが、今年は大きく落ち込んだ。特に29歳以下の若年層は5・3ポイント減の19・8%と初めて2割を切った。
 喫煙本数でも、男性職員は、1日20本以下の喫煙者の割合が81・9%と、昨年より10・2ポイント増加。各世代で本数は減っており、特に40代で84・5%(前年比14・4ポイント増)、50代では76・8%(同13・1ポイント増)と中高年の間で大幅に減少傾向にある。
 橋下知事は今年3月に「税金をもらっている職員が1日に何度もたばこを吸って仕事を中断していては府民の理解は得られない」と、府庁敷地内での完全禁煙を指示。5月31日の「世界禁煙デー」から導入し、庁舎内の喫煙所もすべて撤去させている。


 ただ、この喫煙率は自己申告であり、実際にニコチン検査を行ったわけではないだろう。実際の喫煙率はもっと高いのではないだろうか。女性職員の喫煙率が4.5%というのは微妙な数値である。喫煙率が20人に1人ということのようだが、そんなに少ないはずはないとオレは思っている。女性の場合の隠れスモーカーはもっと多いはずだ。

 もっとも、ここで意味があるのは一年前にくらべて大きく喫煙者が減少したということである。規制すれば確実に減らせるのである。社会から喫煙可能な場所をどんどん減らしていけば、それだけで喫煙者を減少させる大きな効果があるということなのだ。

 しかし、そうやって喫煙可能な場所が減少することは喫煙者たちにとっては大変な苦痛だろう。分煙化を積極的に進めるならば、禁煙エリアの拡大と同時に喫煙専用場所をもっと設置すべきではなかったのか。もしかしたら喫煙男女は会社でタバコを吸うときにトイレに隠れて吸ったりしているのかも知れない。吸える場所がないという状況はいかんともしがたいはずである。

 府民税をがっぽりぶんどられてるオレからみれば、大阪府庁の職員が橋下知事からこのように指導されることには賛成だ。納税者としてやはり「仕事中にタバコを吸うなよ!」と言いたくなるのである。そういえば公立高校に勤務していた頃、職員室で先生方はみなさん平気で喫煙していたなあと思う。そう、職員室は長いこと喫煙可能な場所だったのだ。オレが小学5年生の時に担任だった女教師は、休憩時間になるといつも職員室でスパスパ吸っていて児童から「ニコチンばばあ」と呼ばれていたなあ。おそらく今はどこの学校の職員室も禁煙化が進んでいるのだろう。

 規制がどんどん厳しくなる中で、喫煙者たちはこれからどうするのだろう。なぜ街中に喫煙者専用喫茶店とか、喫煙図書館とか紫煙パラダイスとか、そんなビジネスが出現しないのだろうかと不思議に思う。安住の地を奪われた方たちのための安息の地を提供することで新たなビジネスチャンスが生まれるような気がするのだが。


↑エンピツ投票ボタン。押せば続きが読めます。登録不要です。応援の投票ありがとうございます。←1位を目指しています! m(_ _)m      週刊アクセス庵もよろしく。


My追加
江草乗の言いたい放題 - にほんブログ村

前の日記   後の日記
江草 乗 |ファンレターと告発メール   お勧めSHOP エンピツユニオン