2008年09月04日(木) |
スズメバチの逆襲 |
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このニュースを読んで、不謹慎だがオレは笑ってしまったのである。それにしてもこの住職はやることがお馬鹿すぎである。スズメバチの巣を焼き払うという作戦に出るのなら、もっと用意周到にやるべきだっただろう。建物の中にある巣を燃やすなんてなんて危険なやり方だろうか。もしもオレが家の中でハチの巣を見つけても、火なんか使わないよ。以下、ハチを焼こうとして寺を焼いた住職の話である。
スズメバチ逆襲し寺全焼=副住職、巣を焼こうと−新潟 9月3日17時42分配信 時事通信
3日午前9時半ごろ、新潟県小千谷市岩沢の寺「和光院」から出火、木造約130平方メートルを全焼した。県警小千谷署は、佐藤篤副住職(41)がスズメバチの巣を焼き払おうとし、火が燃え移ったのが原因とみて調べている。佐藤副住職は顔などをやけどしたが、命に別条はないという。
調べによると、佐藤副住職は竹の棒の先に火を付け、寺の食堂の押し入れ内にあったスズメバチの巣を焼き払おうとした。しかし、スズメバチの逆襲に遭い、火が付いたままの棒をその場に投げ捨てて避難。火が寺に燃え移ったという。
火を付けようとしてスズメバチの巣に接近したところ、スズメバチが大挙して襲ってきたのであわててその火を投げ捨てて逃げたということだろうか。なぜ襲われても大丈夫なように全身を防護服に包んで攻撃しなかったのか。せめて身体をビニール袋で覆うとかでもよかったはずである。露出の多い服で、軽い気持ちで火を近づけたなんてやり方ならあまりにも思慮が足りない。
オレの母親が使ってるのだが、園芸用のガスバーナーみたいなのがあって、携帯用コンロなんかに使うボンベを取り付けて、火炎を噴射するヤツがある。チャッカマンの巨大なヤツといえばいいのか。そんなので巣をあぶったらきっと大丈夫だったのではないだろうか。それなら巣だけを燃やすことができるし、下手な使い方をしない限り延焼の心配もないだろう。
それがこの住職の攻撃方法は「竹の棒の先に火を付け」とあるからあまりにもショボイような気がする。そんな攻撃でどう猛なスズメバチの逆襲に立ち向かえるだろうか。この失敗はあまりにも相手を甘く見たがゆえの失敗なのである。しかも払った代償は寺が全焼するという泣くに泣けない結果である。過失によって全焼させてしまったわけで、この場合火災保険金は出るのだろうかと心配してしまうぜ。
そういえば昔、瞬間冷却して殺すという殺虫剤があって、けっこうそのコンセプトをオレは気に入っていたのだが、どこかのアホが「冷却なら火を消せる」と勘違いしたのかそのスプレーを火に向けて大炎上するということがあって、その宇宙一のアホのせいですぐれた殺虫剤を失うという事件があった。オレはそのときに「どうして世間はこんなアホのために間違った方向に動くのか」と憤ったのだが、その冷却スプレーは結局販売中止になってしまったのである。もったいない話である。
燃えてしまったお寺はもうもとに戻らないけど、スズメバチを甘く見るなという一つの教訓になったというのが今回のこの事件だろうか。なんとも情けない話である。
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