2008年08月18日(月) |
オバマ、あんた本気でそんなこと考えてるのか? |
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オレは読売新聞社のWEBサイトで読んだこの記事にびっくりした。核廃絶なんてことばをアメリカ人から聞けるなんてとうてい思わなかったからである。もしもオバマが本気でこう思っているのなら、オレは日記で彼を支援することを強く表明したい。しかし、こんな主張をして、アメリカを支配する軍産複合体を敵に回せば、おそらくあんたは暗殺されちまうだろう。命が惜しくないのかい。
米民主党・政策綱領案、「米国自身も核廃絶」を明記 【ワシントン=五十嵐文】米民主党政策綱領案が15日、明らかになった。
25日から開幕する全国党大会で採択され、11月の大統領選に向けた党の公約となる。安全保障政策では、「核兵器のない世界をめざす」として米国を含む究極的な核廃絶を目標として明記したほか、日本などアジアの同盟国との強固な関係を維持する方針を打ち出した。
究極的な核廃絶は、党大会で党候補に正式指名されるバラク・オバマ上院議員の主張を反映したもの。イランや北朝鮮に核放棄を求めると同時に、米国も核実験全面禁止条約(CTBT)の批准など核削減・廃絶に向けた具体的な行動を取ると約束した。
外交では「世界における米国の指導力復活」を提唱し、「一国主義」と批判されたブッシュ路線との違いを強調。アジアでは日本、オーストラリア、韓国との同盟強化を提唱しつつ、テロや疫病などアジアの幅広い課題に対処する「より効果的な枠組み」の創設を提言し、中国にも責任ある役割を果たすよう求めた。
中東政策では、オバマ氏の方針に沿い、大統領就任後16か月以内のイラク駐留米軍の撤退、アフガニスタンへの米軍増派といった目標を盛り込んだ。(2008年8月17日10時09分 読売新聞)
「核兵器のない世界」というのはオレがかねてから日記で訴えてきたことである。それをこうして実現しようとしているオバマ上院議員の公約が本気だったら、オレは今回の大統領選挙で彼を全面的に支援したいし(もっともオレがこの日記で支援したところで大統領選挙の大勢には何の影響もないのだが)、困難と思われている理想を実現しようとしてることを評価したいのである。
イラク駐留米軍の撤退もオレと同じ意見である。「日本、オーストラリア、韓国との同盟強化」「中国にも責任ある役割を果たすよう求めた」などは少し異論のあるところだが、おおむね好意的に判断したいのである。
オバマさん、あんたが本気で核廃絶を訴えるならば、大統領就任後すぐに広島・長崎を訪問することだ。そこがどんな状況であったかを自分の目で確かめ、そしてすぐに声明を出すことだ。「このような非人道的兵器は世界からなくすべきだ」「原爆投下は戦争犯罪だった」というふうに。おそらくアメリカ人から大きな反発が出るだろう。アメリカ人の本音は「原爆投下は必要だった」「黄色いサルなんかいくら殺してもかまわない」だとオレは思っている。だからこそあんたが「核廃絶」を訴えることには価値があるとオレは思ってるのだが、同時にそれは多くのアメリカの馬鹿一般大衆を敵に回すことになるのである。政治家としてそれがどれほど困難な道であるかを理解するオレは、あんたのその勇気を評価するとともに、「そんなこと無理に決まってるだろ!」とも思うのである。
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