2008年06月05日(木) |
妻に偽札を使わせた男 |
携帯用URL
| |
|
ブログランキングの投票いつもありがとうございます。クリックすれば今のランキングが何位かを確認できます。
カラーコピー機で作成した偽札がどの程度の仕上がりなのか、オレはその偽札を見たことがないのでわからない。だったら自分で作ってみれば確かめられるわけだが、そんな犯罪をオレがするわけがない。そういうわけでこの偽札がどんなものか、オレにはわからないのだが、知らずに使ってしまうような精巧なものであったとは考えにくいのである。アサヒコムにあった馬鹿な男の記事を引用したい。
妻の1万円札、偽札とすりかえ飲み代に 2008年06月04日23時48分
カラーコピー機で作った偽1万円札を妻の財布にある本物とすり替え、気づかない妻に偽札を使用させたとして、警視庁は4日、東京都青梅市東青梅2丁目、トラック運転手藤原正広容疑者(47)を通貨偽造・同行使の疑いで逮捕した。「飲み代が欲しかった」と供述しているという。
捜査2課の調べでは、藤原容疑者は07年6月ごろ、自宅で1万円札の両面をコピーするなどして偽1万円札約10枚を偽造。妻(54)が普段から生活費を出し入れしている財布にあった約10万円とそっくり入れ替え、事情を知らない妻に同年7月〜11月、ファストフード店と歯科医院で偽札1枚ずつを使わせた疑い。
札の色がおかしいのに気づいた歯科医院が妻に指摘し、妻が藤原容疑者と一緒に青梅署に届け出た。藤原容疑者はほかにも、偽札約10枚を妻の財布の本物とすり替えたことがあると話しているという。
この事件が起きたのは昨年のことである。どうしてこんなに報道されるのが遅くなったのだろうか。そして今回容疑の対象になってるのは使われた2枚分である。この男は他にも多数の偽札を製造してるのだが、それはいったいどこに消えたのだろうか?そうした疑問を感じつつオレはこの記事を読んだのである。
この男の妻は財布の中の10万円がそっくり入れ替わってることに気づかなかったのだろうか。歯科医院で指摘されて気づいたというが、もしも指摘されなかったらそのまま黙って使うつもりだったのではないだろうか。つまりこの偽札は二人の共同犯罪であり、もしもばれたときは「夫が勝手にすり替えた」という筋書きにして、妻は責任から逃れるつもりだったのではないかというのがオレの勝手な憶測である。もっともそれを確かめるためには偽札の実物を見ないとなんとも言えない。持った瞬間に偽札とわかるようなショボいものならば妻がウソをついてるということになるし、よく確かめないとわからないような精巧なできばえならば、妻の「知らずに使ってしまった」というのも頷けるからだ。
偽札作りというのは昔から存在する古典的な犯罪である。しかし、庶民にとって自分の手元でゼニを製造できるというのは永遠の夢だ。お札を複製していくらでも増やせるとか、いくら使っても中味のお金がなくならない財布とかいう夢は大人のメルヘンである。コピー機をもっと発展させた物質複製装置なんてものがもしも実用化されたならば、多くの人がお札をじゃんじゃん複製して増やすに決まっている。欲しい分だけいくらでもゼニを作って使えるなんてなかなか痛快じゃないか。
しかし、この世の中にはそれに近いことをしている国家が一つある。自国の通貨が世界でもっとも多く流通する基軸通貨になっていることに味を占めて、じゃんじゃんお札を刷っては世界の商品を買いあさるあの国だ。石油利権を奪うためにイラクの独裁者にケンカをふっかけてついには捕らえて死刑にしてしまったあの国だ。あの国がいったいどこのことであるか、言うまでもなくみなさんはご存じだと思う。そう、アメリカ合衆国みたいな規模でせっせと札を作れば、誰からもとがめられないのである。オレに言わせればアメリカなんて偽金作りのならず者たちである。
←1位を目指しています! m(_ _)m