2008年06月06日(金) |
きみは額賀空港を知ってるか? |
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2010年開港予定の茨城空港、これを地元民は額賀空港と呼んでいる。額賀福志郎財務相のお膝元に建設されるこの空港の目的は地元民の利便性のためなどではなく、ただ工事を行って地元の業者にゼニをばらまくことだけが目的だからである。北海道のムネオロードと同じくこの茨城の額賀空港は、クソ政治家が国民の税金をいかにして地元への利益誘導のためにドブに捨てるかという一つの典型として広く紹介しておきたい事例である。こんなクソ野郎が財務相として財政再建を訴えても噴飯ものである。
以下の記事はライブドアニュースからの引用である。同様の内容のものは日刊ゲンダイでも取り上げられているし、週刊誌でも話題になっている。
「額賀空港」バラマキ疑惑 2008年05月30日10時00分
2010年に開業予定の茨城空港へのアクセス道路が1工区平均200メートルくらいで細切れ発注されていることが分かった。細切れ発注は多くの業者が潤うが、コスト高になる。談合の疑いもあり、土建屋政治家が介在することも多い。額賀財務相の地元だけに、今後、話題を呼びそうだ。
「空港のために県が整備する道路は4路線で総事業費は77億円。半分以上が道路特定財源で賄われています」(地元紙記者)
07年度の受注を見ると、たった60メートルの道路を落札率97.9%で落札した業者もいる。考えられない発注だが、そもそも茨城空港自体が問題だ。自衛隊の百里基地に新滑走路を造り、官民共用で使う計画だが、誰が茨城県の空港を使うのか。
「県南部の県民は羽田に行く方が便利だし、北部からは福島空港が近い。水戸市周辺のごく一部の住民しかメリットはないのです。地元では、この空港建設を推し進めたのは額賀財務相とみられている。98年3月、運輸省の航空局長と防衛庁の参事官、茨城県知事が都内ホテルで会談し、計画検討の具体化で合意した際、額賀氏が立ち会っていたことが分かったからです。空港建設の総事業費はアクセス道路や産業団地整備などを含めると780億円にも上る。利用者が限られているのに、こんな事業に税金をばらまくのはおかしい。額賀大臣の地元への利益誘導とみられても仕方ありません」(現地取材したジャーナリスト・横田一氏)
地元では「利用者がいないのに空港建設を強行したのは、官民利用なんかお題目で基地強化が狙いではないか」という声もある。通称“額賀空港”には怪しい話ばかりが出てくる。こんな財務相が歳出削減を言っても説得力ゼロだ。【2008年5月27日掲載】
780億円も掛けて空港を整備しても、こんなところにまともな航空会社は乗り入れないだろう。採算が取れないからである。フジサンケイビジネスアイにはこんな記事がある。
茨城空港 路線誘致に四苦八苦 大手冷ややか 「海外格安」狙い FujiSankei Business i. 2008/6/3 TrackBack( 0 )
茨城県は、2010年3月開港予定の茨城空港にローコストキャリアー(LCC)と呼ばれる海外の格安航空会社を誘致しようと必死だ。大手航空会社に断られた末の苦肉の策だが、路線を確保できるか見通しは不透明だ。
≪「成田で十分」≫
茨城空港は、空港のない同県の陳情で航空自衛隊百里基地(茨城県小美玉市)を民間共用化。既存の2700メートル滑走路と平行に同じ長さの滑走路を新設する。周辺の道路整備なども含め総事業費は約540億円。
国予測の需要は年間約81万人。県は羽田、成田両空港の補完を強調。北海道、大阪、福岡、沖縄の4路線を中心に誘致しようと06年から毎月欠かさずに航空会社詣でをしてきた。
だが反応は冷ややか。車で都心からの所要時間が成田で約1時間に対し、約1時間半で利便性が悪いことに加え、10年には羽田の発着枠拡大、成田の拡張も予定されており「そちらに力を注ぎたい」(全日空)、「成田で十分」(海外大手)と散々だった。
≪いちかばちか≫
07年3月、頭を悩ましていた県幹部の目にとまったのが、オーストラリアのLCC「ジェットスター航空」の関西空港就航のニュース。機内サービスを簡素化にし、運航コストを抑えて運賃を格安化。関空−ケアンズ線の同社の往復運賃は最低4万円(空港税などは別)という。
こうしたLCCなら、羽田、成田より着陸料などが安い首都圏の第3空港として売り込めると踏み、県は「いちかばちか」(担当者)と誘致に踏み切った。
「LCCが利用しやすい空港に」と橋本昌知事は2月、出発と到着ロビーを1階にまとめるなどターミナルビルの設計変更を発表。スタッフ削減による航空会社の人件費抑制が狙いで、全国初の試みだ。
≪思惑にずれ≫
LCC側の要求に県が応えられるか課題は残る。3月末、マレーシアの「エア・アジアX」との現地交渉したが、同社は電器店や衣料品店のような東南アジアの観光客をひきつける魅力を地元に強く求め、思惑のずれが浮き彫りになった。
慶応大の中条潮教授(交通経済学)は「LCCのマーケティングの考え方に合わせて交渉しなければ就航は難しい」と指摘する。
とにかく就航してくれるならどこでもいいとなりふりかまわず交渉しているみたいである。旅客需要がないなら最初からそんなものは造らなかったらいいのだが、需要なんかどうでもいいのである。このような馬鹿公共工事というのは空港を建設すること自体が目的であり、そこで税金を浪費することが目的であり、ゼニをばらまいて地元業者を潤して選挙の時に自分に投票してもらうことが目的なのである。
そもそも茨城に空港を造って、海外からの観光客を呼び込めると思ってるのであろうか。茨城には納豆しかないとオレは思っている。残念ながらオレは納豆を食わないわけで、オレの頭の中の日本地図には茨城県という地域は存在しないのである。オレに言わせればこの空港建設は全くの無駄なのである。
それにしてもこの額賀福志郎というのはゼニに関する疑惑の絶えないオッサンである。防衛庁の守屋次官が山田洋行から接待を受けていたときもこのオッサンは同席しているのである。この同席に関しては守屋が証言していて、額賀が久間章生元防衛大臣と一緒だったことになってるのだが、額賀自身は「記憶にない」ととぼけているのである。そんなことも忘れるような馬鹿なら議員を辞職してもらいたいくらいだが、自分に都合の悪い事実だけをきれいさっぱり忘れられるのも政治家の特性かも知れない。
怪しい連中から接待を受けるわ、そいつらにパーティー券を買わせるわ、クソの役にも立たない空港に800億近いゼニを浪費するわのとんでもない国賊はさっさと落選させたいというのがオレの希望なんだが、残念ながらそんなクソ野郎でも茨城県民にとってはイナカモンドリームを実現してくれる神様のような立派な先生なのだろう。いくらオレがこの日記で罵倒しても、このクソ野郎を落選させることはできないのだ。
せっかく建設しても飛行機がほとんど飛ばず、滑走路にペンペン草が生えてるようなところは他にもいくつもある。佐賀空港などもその好例だろう。オレは思うのだが。こんなもんを造った県には責任を取らせて。すべての県民が年に2回利用するとかのノルマを定めて、強制的に利用を増やすしかないとオレは思っているのだ。変なものを造らせた場合は県民に責任を取らせるのだ。そうすれば無駄な税金のバラマキを要求するゆすりたかりの類の田舎代議士も減ることだろう。下手に造ると県民の恨みを買ってしまうからだ。
茨城空港を完成させるのが(お馬鹿な)地元民の意志なら仕方がない。しかし、一度造った以上それを維持させるのは県民の義務である。茨城県民には、用がなくても年に2回は空港に来てどこかに飛ぶことを義務づけ、利用しない裏切り者からはその分を税金として収奪すべきだろう。地方空港にこのようなルールを適用すればどこも「空港なんかいらない!」と叫ぶはずである。それでいいだ。田舎者は飛行機になんかのらなくてもいい。JRを使うか、バスやマイカー、時には牛や馬も動員して移動すればいいのである。ろくに使われもしない空港の建設費や施設整備費は、もっと必要な事業への財源に回すべきだろう。空港の維持費はいったいどれだけかかると思ってるのか。こら額賀、おまえが政治献金の形で集めた汚れたゼニをカンパしてやれよ。どうせ赤字になるのは確実なんだから。
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