2008年05月10日(土) |
網走ってすげぇ! |
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オレは何度か網走に行ったことがある。だが、それほどいい思い出があるわけではない。それはなぜかというと、いつも裏切られることが多いからだ。北海道だから涼しい・・・と思っていたらひどい目に遭うのだ。オレは過去にひどい目に遭っているから、ちゃんと警戒して行動できるのである。
大学3回生の夏、北海道をサイクリングするためにオレは根室からスタートした。納沙布岬で北方領土に向かって「返せ〜!」と叫び、根室標津の町立ユースホステルでメシを食いまくり、羅臼からウトロへその年に開通したばかりの知床峠の真新しい車道を越え、浜小清水のお気に入りのユースホステルに泊まったのである。そこで知り合った東京農工大の女の子とドライブするためにレンタカーを借りて裏摩周展望台に行ったり、その後でねずみ取りに引っかかって一発で免停になったりとなかなか大変な旅だった。自転車で走る!という本来の目的を思い出してオホーツク海沿岸の道をサロマ湖に向かって北上した私を襲ったのは、35度という殺人的な猛暑だった。当時の網走周辺はまだ地球温暖化なんて話題もなく、そんな暑さに対して全く無防備であり、冷房の入った場所などどこにもなかったのである。涼しさを求めてわざわざ暑い京都から北海道に来たのである。どうして35度なんだ。オレはサロマ湖畔ユースホステルの温室のような巨大な窓の部屋で、灼熱地獄にあえいでいたのである。
あの懐かしい日々をオレに思い出させたのは、5月1日に北海道を襲った超高温だった。なんと網走は30度になっていた。その日確か那覇の最高気温は25度だったはずだ。なんということだ。以下、その証拠であるヤフー天気情報を貼り付ける。
しかし、その網走はなんと一週間後に今度は超低温に襲われていたのである。最高気温が3度・・・って真冬の寒さじゃないか。もう完全に夏支度をしていていきなりこの寒さである。オレは再びこのヤフー天気情報の画面を見てあきれたのだ。そんな温度変化にオレは耐えられる自信がない。
人間というのは一定方向の温度変化に順応するようになっている。たとえば今の季節ならば徐々に暑さに対して身体が慣れるようになっているのだ。だから30度なんて暑さを瞬間的に経験したら、もう身体は完全に夏モードに入ってしまうのである。大阪も25度を連日超えてるのでオレはすっかり夏モードである。もしも夏の暑さに対して準備中のオレを、いきなり真冬の寒さが襲ったらどうなるのか。とてもオレは耐えられないのである。
一年間掛けて発生する温度変化を、わずか8日間で達成できる恐ろしい土地、それが網走である。そんなところで暮らしている人たちの苦労は大変なモノだろう。いや、人間ならまだ耐えられるからいい。この土地で棲息する動植物はこの温度変化に耐えられるのだろうか。一度30度になってからもう一度雪が降れば、多くの動物(昆虫)や植物は壊滅的な打撃を受けるのではないだろうか。オレはそんなことを危惧するのである。
日本一温度変化の激しい街、そんなところでオレはとても住めない。そしてそんな土地で生活できる方々に対してオレは畏敬の念を抱くのである。すげぇ〜と素直に感動するのである。それにしてもこのとてつもない温度変化。きっと風邪を引いたり体調を崩す方たちが続出してるのだろうなあ。制服のある学校は大変だぜ。めちゃんこ暑いのに冬服、雪が降ってるのに半袖の夏服なんてありえない世界である。
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