江草 乗の言いたい放題
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2008年04月27日(日) 両替するなら金券ショップなのだ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 GWが始まった。今年は超大型連休にはならないようで海外旅行も少ないという話だが、それでも連休初日にあたる今日は中国自動車道などで大きな渋滞が発生していたようである。成田や関空も出国ラッシュなんだろう。さて、海外旅行するときは外貨が必要になる。その外貨を調達するときに普通は銀行に行くわけなんだが、なんと金券ショップでも両替可能なのである。銀行の場合は営業時間が普通は15:00までだが、金券ショップは遅くまで開いてることも多く、しかも手数料も安いのだ。もうアホらしくて銀行になんかいけないのである。ドルへの両替、ドルからの両替で1ドルあたり3円くらいとられる手数料が、金券ショップでは1円70銭ほどだという。両替する金額が大きかったらその手数料の差額も大きくなるのである。海外旅行に出かける前に必要な少額のキャッシュを手に入れるためなら迷わずに金券ショップだ。

 オレが1988年に東欧、北欧を長期間旅行したとき、基本的に外貨はアメックスのTC(トラベラーズチェック)にして持参したのだが、東欧ではドルの小額紙幣がいろんな場面で役立つと聞いてドルも持参することにした。梅田の住友銀行でドルの両替を申し込むと「ドルのキャッシュはありません!」と答えられ、住友VISAのTCを勧められた。オレはその場で銀行員を罵倒した。「ドルがないとはないとは何事やね!おまえとこそれでよう商売できてるなあボケ!」梅田支店と言えば大阪のど真ん中である。そんなところでドルに替えられないなんてひどすぎるじゃないか。オレが両替に訪れたその時期、なぜか急激にドル高が進んでいて一日に50銭ずつくらいドルは上昇していた。オレが両替を急いだのもそのドル高のせいだった。もしかしたら住友銀行は上司の指示でドルの売り惜しみをしていたのかも知れない。だったらなおさらクソだが。

 オレは東京銀行がある淀屋橋に徒歩で移動した。東京銀行ならドルがないなんてことはありえないと思ったのである。御堂筋を歩いて南下しつつ、東京銀行に入る前にふと目の前の三和銀行に入ってみた。新聞などで見かけるレートよりも3円くらいドルは高かった。なんでこんなに高いのだろうと思って三和銀行を出て、東京銀行も同じだろうと思って途方に暮れていたら目の前に「BANK OF AMERICA」があることに気がついた。「えーっ、こんなところにこんなのがあったんだ」と思って中に入るとそこに表示されていた為替レートは、お隣の三和銀行よりも2円ほど安かった。オレはそこで迷わず円からドルへ両替した。1ドルや10ドルといった小額紙幣をたくさん手に入れたのである。両替と聞いて思い出すのはそのときのことである。それにしてもなぜ三和銀行とBANK OF AMERICAの間にあんなにレートに差があったのだろうか。銀行の関係者に教えてもらいたいぜ。

一時は95円80銭まで進んだ円高だが、今は104円台まで戻してきている。その安くなったドルを金券ショップに買いに来る動きが目立つのだという。手数料の安さを狙って為替差益を得るためにドルを買うのである。金券ショップではドルから円への両替もできるので、手持ちの現金をしばらくドルで保有して円安になればドルから円に両替するという方法である。この取引で得た利益に関してはどこにも記録が残らないために脱税しやすいのである。そういうわけで金券ショップが大繁盛なのだ。

 もっともドルをキャッシュでタンスの中に持っていても金利は全くつかない。そういう意味では FXの方がかなり効率的だと思う。レバレッジを効かせて10倍とか100倍の金額を取引すればさらに莫大な利益を得られるからだ。ただ、FXは仕組みが複雑で理解できないという方にとっては、金券ショップでの簡単な取引で利益が見込めるというのがいいのかも知れない。

 ハイウェイカードが消滅し、全国の有料道路や高速道路の回数券がETCの普及によってどんどん姿を消した。テレホンカードもいつのまにかほとんど見られなくなった。それらの商品はかつての金券ショップの主力商品だったはずである。そうした収益の柱を失ったことで金券ショップの営業はかなり苦しくなった。オレがよく利用していた大阪市天王寺区の金券ショップも2軒ともつぶれてしまって困っているのである。オレが編み出した 都心の駐車場にクルマを安く置く方法(別名・商品券マジック)を実践するためには金券ショップは欠かせない。

 便利な金券ショップの存在はオレのようなケチでせこい人間にとっては大変重要である。年に何度か出張などで東京に行くことがあるが、そのときにオレが使う新幹線チケットは常に金券ショップで買っている。いや、新幹線の回数券のバラ売りは金券ショップにしかない。そんなわけでこの業界が衰退すると実に困るのである。金券ショップのショーケースにはロイホやガストなどの大手外食産業のお食事券も置かれている。これらは株主優待券という形で放出されるのだが、株主も全部は喰いきれないのでそうして金券屋に売り飛ばすのだろう。そういえばオレがかつて阪神電鉄や阪神百貨店の株主だったときも、株主優待券は基本的に金券ショップに売り飛ばしていたっけ。

 まだ外貨両替を行う金券ショップは全体の一割ほどである。銀行の縄張りを荒らすその行為がこれからどんな形で問題になるのかオレには予想もつかない。もしかしたら銀行からの横やりが入るのかも知れないし、銀行の依頼で動いた暴力団組員が金券ショップを襲うようなこともあるかも知れない。ただ、金券ショップはこの新たな収益源を必死で守ろうとするだろう。さて、どんな形で決着がつくのだろうか。


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