2008年04月22日(火) |
善光寺に落書きをしたのは誰か? |
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聖火リレーの出発地を辞退した善光寺に対して落書きテロが発生した。善光寺の境内は24時間立ち入りできるわけで、このような事態は十分に予想できたはずである。出発地を辞退した直後から警察や寺は厳戒態勢で臨む必要があったわけだ。危機管理意識がなさすぎるのである。フランスが嫌いだからカルフールの前でデモをするというお国柄なのである。善光寺に対して何も起きないわけがない。オレは今回の落書きが、落書きであったことに対して安堵している。もしも放火ならどうするのか。
さて、この落書きの犯人は誰だろうか。まず誰もが考えるのが「聖火リレーのボイコットに怒った中国人留学生がやった」という中国人犯人説である。しかし、この発想はあまりにも短絡的すぎる。するとこの犯人は実は日本人で「こんなことをやれば中国人がやったと誰もが思うだろう」という卑怯な考えのもとに「中国の名誉を傷つける」ことだけが目的の卑劣漢の日本人が行ったという日本人犯人説が浮上する。おそらく中国では2番目のこの説が信じられることだろう。しかし、もっとうがった見方をするなら、中国人が「日本人が中国人の仕業に見せかけて行った」ように見せかけて今回の落書きを行ったという中国人による日本人犯行偽装説が考えられるのである。考えれば考えるほどわからなくなる今回の事件、早く犯人を捕まえてくれないことには何が真相なのか全くわからないのだが。
聖火リレーをやる代わりに善光寺ではチベットでの犠牲者の追悼集会をやるらしい。オレはこの集会が妨害されないかと心配だ。そこに中国人留学生のグループが、カナダやフランスで起きてるみたいに乱入してきたらどうするんだ。
聖火リレーをやる側も妨害する側も意地になって世界のどこかで衝突しあってるわけだが、そんなくだらない小競り合いのためにこの行事を行う必要があるのか。「アホらしいからやっってられませんわ」の一言で終わりだろう。ベルリンオリンピックの時にナチスドイツのはじめた聖火リレーなんて、それ自体にはなんの意味もないただの政治的パフォーマンスである。だから「今年からはやめます」でいいじゃないか。それとも聖火リレーについてるスポンサーの意向は無視できないのかい?
中国政府の顔色をうかがうことしかできないヘタレの政治家どもよ、もしも善光寺へのテロ犯人が中国人グループだったらどうするんだ。ちゃんとそいつらを検挙して、中国政府に抗議するのか。それとも「国家としての中国と個人の犯罪には関係がない」という理由で黙殺するのか。今の政治家たちを見ていると、こういう問題に対処する能力が決定的に不足してるような気がするのだ。
善光寺にとってはただの災難でしかなかった今回の聖火リレー、オレはこの茶番に対して怒りも悲しみもない。ただあきれつつ成り行きを見守っているだけである。
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