2008年04月20日(日) |
じゃまなものはどんどん轢いてください |
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オレがクルマを運転していて一番怖いのは歩行者である。パトカーも怖いのだが歩行者はもっと怖い。道路で無邪気に遊ぶ子どもは一瞬でオレの人生をめちゃめちゃに破壊できる悪魔の性質を秘めている。もしもあの無邪気なクソガキが、突如オレのクルマの前に飛び出してきたとしたら、そしてオレがそれを避けきれなかったら、オレは殺人者となり仕事をクビになるだろうし、家族を喰わせるために大変な人生を送らなければならないということになってしまう。だからオレが一番怖いのは歩行者、その次がパトカーである。パトカーから降りてきたお巡りたちは、善良なドライバーであるオレに対して難癖をつけてあら探しして、オレを有罪に持ち込もうとするに決まってるのだ。
歩行者に前方に飛び込まれるという危険から逃れる方法はただ一つ、高速道路を走ることである。少なくとも高速道路というのは歩行者や自転車の進入を防ぐようにできてるんじゃないか。オレが高速道路を走っていて疲れないのは、歩行者の存在を心配しなくていいからである。
しかし、歩行者以外の障害物が道路上に存在するとしたらどうか。たとえば幽霊だ。しかし幽霊は物体を透過するので怖くない。他の障害物で怖いのは逆走ドライバーだ。もしもそんなのに遭遇したらオレは死を覚悟するだろう。動物も怖い。イノシシやカモシカや八丈島のキョンなどが道路上に存在すればクルマはあぶなくて走れない。だからそんなものが入ってこないように対策を施す必要がある。
キツネ侵入で事故死、道路公団に過失 5千万円賠償命令2008年04月19日19時15分
高速道路に飛び出したキツネを避けようとした運転者が事故で亡くなったのは侵入防止策がとられていなかったからだ――。事故死した札幌市の女性(当時34)の両親が東日本高速道路(旧日本道路公団)などに損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、札幌高裁は18日、こんな認定をした。旧公団の責任を否定した一審・札幌地裁判決を変更し、同社などに約5100万円の支払いを命じた。
事故は01年10月、苫小牧市の道央道で起きた。キツネを避けた看護師高橋真理子さんが分離帯に衝突。後続車に追突され亡くなった。札幌地裁は「動物注意」の標識が設置されていたことなどをとらえ「安全性を欠くとはいえない」と判断した。
しかし、札幌高裁の末永進裁判長は、現場付近の高速道でキツネがはねられ死んだ事例が01年、事故時点で46件起きていたことを重視。「高速運転を危険にさらすキツネの出没が頻繁にあること自体、安全性を欠く」「入り込めないさくで防止できたはずだ」と旧公団の過失を認めた。
高橋さんの母利子さん(63)は「娘は命を救う仕事をしており、動物も同じという思いでキツネを避けたのだと思う。娘を失い、そうした考えは間違いなのかと悩みながらの裁判だった。同じ過ちが繰り返されないよう、対策を望みます」と話した。(霜田紗苗)
高速道路上で急ハンドルを切って・・・というのはきわめて危険な行為である。しかし、緊急時にはそうも言ってられない。ただ、実際に道路上にキツネが飛び出してきたとして、どうすればいいのか。そのまま速度を落とさずにはねとばせばいいのか。そんなことをすればクルマが損傷するに決まってる。そんな危険な場所なのに「動物注意」の道路標識だけで済ませられるのか。タヌキの看板を出せばそれでもう免罪符になるのか。動物がうようよするような場所に高速道路なんか造った以上、そこをゼニを出して走ってくださるお客様のために全力で安全対策すべきじゃないのか。
鉄条網だけでは不十分だ。高圧電流を流して侵入する動物や人間を瞬間的に焼き殺すことができていれば、こんな事故は起きなかったのである。そうした侵入防止策をとっていなかった道路公団側の過失を認定したこの裁判は久々の大ヒットである。大阪地裁の馬鹿裁判官たちによって出されるお馬鹿な判決にいつも腹立たしい思いをしてきたオレは、このような公正な判決を出せた末永進裁判長を心から尊敬する。
そして高速道路の安全対策を徹底してもらいたい。絶対に動物が侵入できないように、カラスやナメクジも侵入できないようにしてもらいたい。ナメクジが道路を覆ったらスリップで事故を起こす可能性もあるだろう。そのためにはとてつもないコストがかかるかも知れない。道路を造るとはそういうことなのである。特に北海道に道路を造るのはコストがかかるのだ。ヒグマ対策が必要だ。それがいやなら道路なんか造らなかったらいいのである。
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