江草 乗の言いたい放題
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2008年03月26日(水) 「ホームレス大学生」で東京デビューだ!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 オレの教え子たちがこの春も難関大学に次々と合格した。その中にはなんと首都圏での生活を始めるものもいる。オレは東京の家賃の水準を聞いてびっくりしてしまったのである。関西ではそれだけあれば家賃を払ってしっかりと生活もできる、つまり一ヶ月悠々と過ごせるだけの金額が東京では家賃だけで消えてしまうのだ。なんと東京の家賃水準は高いことだろうか。家賃の相場を確かめようと試しにURの賃貸住宅を検索していた。URの賃貸だからそんなに豪華なものはないと思っていたが、東京は別だ。山手線内ともなると家賃30万なんて物件まであった。そんなに家賃の高いところに住むのはいったいどんな金持ちなんだ。

 東京で生活保護を受けると、家賃も物価も高いのでものすごく高額の生活保護費が支給されるという。はっきり言って無駄である。同じ金額で田舎なら3人くらい暮らせるかも知れない。費用対効果ということを考えればこれほど無駄なことはない。いますぐに東京都に住む生活保護受給者は病気などで動けない場合を除いて地方に疎開させるべきだ。もしかしたら生活保護を受けながら家賃が7万や8万という部屋に住むリッチな人もいるかも知れない。

 さて、私立大学に通うのに高額の授業料をぼったくられながら、しかも生活費もたくさんかかってしまい仕送りは少ない。そんな時に学生はアルバイトしてその足りない分を補うわけだが、ではそのアルバイトをしても追いつかない場合、あるいはアルバイトを全くしないで余った時間を勉強に使いたい場合、そんなときにどうしたらいいのかをオレは考えてみた。そこで思いついたのが「ホームレス大学生」である。

 「ホームレス中学生」という本がベストセラーになって注目を浴びたが、この春に東京デビューする大学生の中で、アパートや下宿に入らずに「ホームレス」になって大学に通うつもりの人はいないだろうか。学費を払ってさあ上京・・・というときに親が破産して仕送りが突如できなくなって・・・とか。もともと貧しくて、入学金や授業料を払ったら一文無しになってしまったとか。生活に回すゼニの余裕がないパターンを想像してみたい。そんな貧乏なある大学生が、ある日ホームレス生活を開始して、公園に建てたブルーシートの家から大学に通うのである。そしてその体験を本にするのだ。二番煎じだが、面白い内容にすれば絶対に売れる。しかもリアルタイムで話を進行させて、そのまま第2部(2年次)、第3部(3年次)と書き進めるのだ。きっと有名人になれるだろう。

 ホームレスでも携帯電話さえ持っていれば連絡は取れる。ノートパソコンにイー・モバイルなどの通信機器を組み合わせればインターネットも快適にできるし、ブログも書ける。それらの所有に必要な経費は家賃に比べれば微々たるものである。そして4年間一度もアパートやマンションに住むことなく、ホームレスのままで4年間の大学生活を全うできればそれは感動の物語となるだろう。どうだ、いい企画と思わないか?誰かこの企画を実現させようと思う勇気ある学生はいないのか。

 ホームレスを始めるに当たって、どこで暮らすのが一番快適なのか。まずそれを考えないといけないなあ。大阪なら公園に行くと必ずブルーシート村があって、そこでホームレスの方々が暮らしておられる。もちろん行政側はその状況を認めていないので衝突もあるし、ホームレスを一時的に保護する施設もうまく機能しているとは言い難い。酒が飲めないとか、他の入所者のいびきがやかましくて眠れないとかいう理由で結局自分から退所してしまう人が多いのである。結局彼らはブルーシート村に帰ってくるのである。そうした居住区に果たして、学生がデビューすることがそもそも可能なのだろうか。

 いや、今の学生ならホームレスよりもネットカフェ難民を選ぶかも知れない。一泊1500円としても45000円あれば一ヶ月泊まることが可能なのだ。それからおそらく家賃よりも安いはずだし、無料のドリンクバーもある。インターネットのプロバイダに加入する必要もないからその分の経費も浮く。大学生でありながら下宿やアパートを借りずにネットカフェから通ってる大学生というのもきっといるはずだ。

 学生寮というのはどの程度の定員があるのだろうか。日大や早稲田みたいなマンモス私大なら学生数が多すぎて学生寮なんか希望してもなかなか入れないだろう。女子大なら規律の厳しい寮に入れることを望む両親がいるかも知れない。昔、京都女子大の寮はものすごく規則が厳しく、門限は7時、起床は6時、朝はみんなで寮のお掃除というのを聞いてびっくりしたことがある。門限に遅れると始末書を書かされるし、男を連れ込むなんて絶対にできなかった(当たり前だが)そうである。あまりに厳しい管理体制に音を上げて、多くの女子学生が夏休み前には寮からの脱出を決意すると聞いたのである。それはもう30年近くも前のことであり、今はどうなってるかはわからないのだが。

 さあ、この春から東京で大学生活を送ることを決めたキミ。ホームレス大学生という生活にチャレンジしてみないか。そしてその悲惨な(あるいは快適な)日々の暮らしをブログに綴ったら絶対に人気ブログになれる。それだけじゃない。もちろん内容の面白さにもよるだろうが、出版化や映画化の話もきっと舞い込むだろう。あとは「ホームレス大学生」であるという状況を笑い飛ばせる強い精神力だ。

 もしも「ホームレス大学生」にチャレンジしてブログ書くという方がいれば、ぜひオレにメールを送って欲しい。この日記からリンクさせて紹介したいと思うからである。


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