2008年03月19日(水) |
そのドロボーを捕まえろ! |
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もしもあなたが目の前で泥棒を見つけたらどうするだろうか。クルマのガラスをぶち割って車上荒らしをしてる馬鹿を見つけたり、自転車の前カゴの中味をひったくったスクーターを見かけたらどうするか。もしもオレが車に乗っていてそんな事態に遭遇したら、その馬鹿どもを追いつめて思いっきり恐怖を体験させてやるだろう。「悪を見かけたら許さない!」こんな人が増えれば社会は自然に良くなるし、悪人もまた住みにくい世の中になってどんどん犯罪は減るはずだ。
茨城県でなんと泥棒をつかまえた勇敢な小学生たちがいた。読売新聞の記事を引用しよう。
小学生10人お手柄、財布泥棒目撃・追跡・取り囲む…茨城
茨城県取手市で18日夕、男子児童10人が、図書館駐輪場で盗みをした男を追いかけ、取手署員が駆けつけて窃盗の現行犯で逮捕するまで取り囲むという、お手柄をあげた。
児童らは同市立久賀小の5年生4人と6年生6人で、けがはなかった。
逮捕されたのは、住所不定、無職樋口祐治容疑者(56)。
調べでは、樋口容疑者は午後4時20分ごろ、同市藤代の市立ふじしろ図書館駐輪場で、5年生の男子児童(11)が止めておいた自転車の前かごから財布を盗んだ。
児童の友人が図書館2階の窓から目撃し、一緒にいた男子児童らとともに急いで1階に下りて男を追いかけ、約100メートル先の路上で追いついて全員で取り囲んだ。男は抵抗せず、図書館職員の110番通報で、駆けつけた署員が取り押さえた。盗んだ財布には120円しか入っていなかった。(2008年3月19日00時10分 読売新聞)
小学生の財布を盗もうとするこの住所不定無職男はなんとも情けない話だが、不定と言うことはホームレスだったのだろうか。だったら子どもの財布の120円といえども大金かも知れない。56歳の男が小学校5・6年生と駆けっこをしたら必ず負ける。そのくらいの子どもの方が持久力は上だろう。男が抵抗せずに観念したのも当然の帰結である。
オレはこの子どもたちの正義の行動を称賛したい。しかし、その一方で「運が良かったな」とも思うのである。もしもその盗人が覚せい剤で心神耗弱の状態ならば、自分を取り囲んだ小学生たちに刃物を向けて危害を与えるかも知れないし、しかも心神喪失なら基本的に無罪になるのが我が国の馬鹿裁判である。子どもたちの勇気を評価しつつ、でも今は子どもを殺すことなど何とも思っていないクソみたいな大人や親が増えてることをオレは憂うのだ。
泥棒を捕まえて治安を守るのに貢献したこの立派な小学生たちが健やかに成長して、ちゃんとその正義の行動が価値を持つ社会の担い手となっていって欲しいのである。今の子どもたちは20年後には社会の中核になっている。その大事な子どもたちが「悪を憎む」という価値観をしっかりと身につけてくれることこそが、オレが一番望むことなのだ。
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