江草 乗の言いたい放題
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2008年02月13日(水) ニホンザル、温泉を襲う!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 志賀高原周辺でニホンザルが暴れ回っている。スキー場のある周辺の温泉街を荒らし回っているのである。サルたちの行動はどんどんエスカレートしていて、わずかなスキをついて人間の持つ食料を強奪していくのだ。サルたちの行動は年々過激になってるらしい。

 たとえばスキー場の駐車場にクルマが到着した時、荷物を下ろしたりスキーを出したりする一瞬のスキにサルは飛び込んできて、クルマの中にあるお菓子などを奪っていくのだ。そんなときに人間はなすすべがないのである。実際に自分がその場に遭遇して、その傍若無人なサルに対して何かができるだろうか。サルを撃退するような武器を携帯してる人がいるだろうか?否である。ワンボックスカーの大きなリアゲートを開いたとき、サルにすればそこから内部に進入するのは容易である。そこでゲートを閉じてサルをクルマの中に閉じこめたらどうか。怒ったサルは車の内装をめちゃめちゃにするだろう。そんなリスクを負うよりも、ドアを開いて「サルさん、早くお逃げなさい」などという対応をするのが被害者の行動パターンなのである。

 「人間からは攻撃されることはない!」

 このことがわかってるサルは、見つかっても悠然としている。カップラーメンを食うときも落ち着いて中味の麺をかじる。一度サルに奪われたら、人間はそのカップ麺を放棄してしまう。取り戻されないとわかってるからサルも悠然と食えるのだ。サルの敵は食い物を奪い取りに来る仲間のサルだけである。

 サルたちは温泉街の土産物屋も襲う。店先にあるまんじゅうやクルミ菓子などを奪うのである。どうやらサルにも好きなお菓子があるようで、狙った好きなお菓子を集中して奪っていくのである。そのため土産物屋は店先に商品を陳列できないのである。

 ホテルの宿泊客がベランダの窓の外で冷やしている缶ビールやジュース類もサルたちの標的だ。もっともサルはビール缶に歯で穴を開けてプシュワーと泡を舐めただけで捨てるらしいが。ビールの味がわかるほどにはまだ飲み慣れてないらしい。口の周りを泡だらけにして去っていくのである。スキー客は決して窓の外に缶飲料を置いてはダメなのである。

 こういう被害の話を聞くと、害獣なんだからどんどん銃で撃ち殺して・・・と思うがそういうわけにもいかないらしい。どうすればサルの被害を防げるのか。オレがいくつかアイデアを提示してやろう。

 まず一つ目は「ロシアンルーレットまんじゅう作戦」(別名「まんじゅう怖い作戦」)である。サルはまんじゅうが好きでよく狙っていくそうだ。だったらそのまんじゅうの中味に恐ろしいモノを仕込めばいいのである。唐辛子まんじゅう、わさびまんじゅう、芥子まんじゅう、岩塩まんじゅう、こんなものを喰わされればさすがのサルも食べた瞬間に「ぎょええええええ」ということになるだろう。そして「うっかり食べたらひどい目に遭う」ということがサルの記憶に刷り込まれれば、サルはまんじゅうを恐れるようになるのではないかということである。

 もう一つはまんじゅうを使う点では同じだが、もっと過激でおそらく動物愛護団体から激しく抗議されそうな作戦である。名付けて「カミソリまんじゅう作戦」である。これはまんじゅうの中にカミソリの刃を仕込んでおくのだ。うっかり食べたらサルは口の中が切れて血まみれになってしまうという恐ろしい作戦である。こんな恐ろしいことを思いつく自分の残酷さにオレもあきれているのである。しかし、この作戦はもしも実行に移されればかなりの効果を上げるだろう。いやはや、なんとも恐るべき作戦である。きっとこんな手段はとうてい許されないだろうと思うが。

 三つ目は電気ショック作戦である。サルは屋根やベランダなどを伝って移動してくるわけで、サルが移動時に通過する場所は容易に予想できる。その通過場所にむき出しの電線を用意して、そこに触れたサルが感電するようにしておくのである。そうしたトラップをいくつか仕掛けておけばサルはおそらく警戒して近寄らないようになるだろう。

 四つ目は繁殖制御作戦である。サルに食べさせるまんじゅうに性機能が低下するようなホルモン剤を混ぜておいて、サルの子孫繁栄を阻害するのである。これは即効性はないかも知れないが、長期的に行えばサルは絶滅に向かうだろう。なかなか効果の上がる方法である。しかし、これも動物愛護団体から抗議されそうだ。現実に地元民は大きな被害を受けてるのに、そのサルを殺してはいけないという矛盾に地元民は苦しんでいるのである。

 人間の食い物を食べて育った子猿は、もはやサル本来の食生活には戻れないだろう。山で手に入る木の実や新芽なんかよりも、まんじゅうやお菓子やカップ麺の方がうまいに決まってる。そんな食い物ばかりを小さい頃から食べ慣れた子猿は、大きくなっても人間の食い物ばかりほしがるようになって人里から離れなくなってしまい、もはや山には帰れなくなってしまう。そうなったらもうオシマイである。なんとか今のうちにサルを山に帰さないといけないのである。

 サルが人里に降りてきてエサをあさるようになったのは、山で十分な食料が得られないからである。山を荒らしたのは人間であり、スキー場だらけの山がサルにとって良い環境のわけがない。そんなひどい山にしておいて、今更サルを悪者扱いするのもどうかと思うのだが、もはやどうにもならない状況に陥ってるのであって、サルを殺処分できない以上この状況はどんどんエスカレートしていくことが確実だ。
 
 志賀高原にスキーに行く方はくれぐれもサルにやられないように注意するしかない。車内のお菓子を強奪されるくらいならまだいい。赤ちゃんをサルにさらわれないようにくれぐれも注意して欲しい。サルに育てられたサル少年なんてことになれば大変だからである。そういえば昔「プロゴルファー猿」という漫画があったが、あれは人間だったのか猿だったのか。


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