江草 乗の言いたい放題
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2008年02月12日(火) 岩国さん一家の物語        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 ドスパラ江草店の商品を更新しています。一度ごらんになってみてください。ブログランキングの投票いつもありがとうございます。1位が目標ですのでよろしくお願いします。この物語は全くのフィクションであり、登場人物には岩国市長選挙の候補者と同名の方が出てきますが、全く無関係であることをあらかじめ断っておきます。


 岩国さん一家はとっても貧乏でした。一人娘の民子ちゃんに満足な医療も教育も受けさせてあげることができず、民子ちゃんのお母さんは毎日ため息をつくばかりでした。民子ちゃんのお父さんである勝介さんの薄給ではどうにもできません。勝介さんは給料値上げを何度も訴えたのですが、お父さんの勤務先の日本国株式会社は勝介さんをいずれは解雇しようという腹積もりだったので、給料値上げに応じるどころか不払いといういやがらせをしてきました。勝介さんにとって、娘の民子ちゃんの笑顔だけが仕事の活力でした。「民子、お父さんが好きかい?」と訊くと、民子は「パパの82%が好きよ」と答えました。勝介さんはその答えを訊いて安堵したものでした。こんなに愛されてる以上、貧乏でもがんばるしかないと思っていたのです。でも岩国さん一家の借金はいつの間にか1065万円になっていました。これはとても返せるあてのある金額ではありませんでした。

 そんな民子ちゃんにある日、良彦さんという悪いおじさんが近づいてきました。「民子ちゃん民子ちゃん、お小遣いをあげよう!」民子ちゃんは日頃お父さんの勝介さんから「お金をくれる人にはろくなヤツがいない」と言われていたのであわててその場から一目散に逃げていきました。そしてお父さんに「今日、変な人からお金をあげると言われたの」と報告しました。お父さんは激怒しました。「こんな子どもまでお金で言いなりにしようとうするなんて許せないぞ!」

 でも、民子さんのお母さんは現実主義者でした。いつまでも給料の増えない窓際族の夫の勝介と離婚して、これから出世して給料も増えていく可能性が高い若い良彦を選んだ方が、娘の民子を幸せにできるのじゃないかと思うようになったのです。ただ、お母さんにとって心配なことは良彦には悪い友達が多いことでした。確かに良彦と再婚すれば生活は豊かになります。借金も返せます。しかし良彦には艦ちゃん、載ちゃん、機ちゃんという3人の連れ子がいて、再婚すればこのクセの悪い3人の面倒も見なければならなくなるのが悩みの種でした。この3人は本当に札付きのワルで、連れだって若い女の子を拉致して強姦したり、この間は沖縄まで出かけていって北谷村の女子中学生をクルマの中でレイプするなど本当に狂犬のような連中なのです。民子ちゃんのお母さんはとてもこんな悪童どもを面倒見切れません。

 勝介さんはその悪童どもに対していつも厳しく接していました。「おまえたちは絶対に民子には近づかせない!」「民子を守るのはオレしかない」そして勤務先の日本国株式会社に対しても「どうかこんな悪童どもを撲滅してください!」と訴え続けていたのですが、日本国株式会社はその悪童たちを裏で操ってるもっと大きな組織の言いなりだったので、いくら勝介さんが訴えても全く聞いてくれませんでした。

 ある日、勝介さんが家に帰ると、そこには妻も娘の民子も姿がなく、一通の置き手紙がありました。それは奇しくも勝介さんが日本国株式会社から一方的に解雇通告を受けた日のことでした。手紙にはこんな内容が記されていました。

 「勝介さん、あなたを捨てて出て行くわたしと民子をお許しください。あなたと一緒にこれまでずっと貧乏に耐えてきました。でももう限界です。あなたはずっと貧乏の中で誠実にがんばってこられました。私はそんなあなたを応援してきました。私1人ならずっとあなたと一緒にいられたでしょう。でも民子の将来のことを思えばこの貧乏にはやはり耐えられません。良彦さんは私たちのために新しい家を建ててくださるそうです。艦や載や機という良彦さんの連れ子も一緒に住むので大きな家になるそうです。民子に良彦さんのことを尋ねると、52%は好きと答えてくれました。やっと好き率が過半数を超えたので安心して再婚に踏み切ることにしました。勝介さん、ごめんなさい」

 勝介さんは手紙をそっとしまうと、涙を拭ってこうつぶやきました。

 「民子、おまえたちの選択は間違ってるよ。あいつが優しいのは今のうちだけだよ。でもお金を選んだおまえをお父さんは責めないよ。今は日本中そんな家庭ばかりさ。お父さんみたいに時代遅れの人間はどんどん忘れられていくんだよ。おまえがお父さんと別れなければ良かったと言うことに気がつくのはきっと何十年も経ってからだろうね。そのときはもうお父さんも生きていないよ。いや日本国株式会社の中からお父さんのように会社の方針に逆らう社員は1人残らずいなくなってるよ。もうお別れだが達者でくらせよ。それからくれぐれも艦、載、機の連中には気をつけろよ。あいつら前にいた厚木でもものすごく迷惑がられてたんだ。ろくな連中じゃないことはお父さんは前から知ってたんだよ。」


 以下は読売新聞のWEBサイトの記事です。

岩国市長選、艦載機移駐容認派の福田氏が初当選
 米海兵隊岩国基地への空母艦載機移駐の是非を争点とした山口県岩国市長選は10日、投開票され、移駐容認派が推す前自民党衆院議員の新人・福田良彦氏(37)(無所属)が、再選を目指した前市長・井原勝介氏(57)(同)を破り、初当選した。
 難航していた艦載機移駐は進展する見通しで、政府は、米軍再編を受け入れる自治体へ配分する米軍再編交付金の支給検討に入る。こうした動きは、沖縄県の米海兵隊普天間飛行場移設など、在日米軍再編全体の流れを加速しそうだ。
 市長選は井原氏が昨年12月に任期途中で辞職したことに伴うもので、移駐問題をめぐって市民の賛否が問われたのは3回目。福田氏の勝利で、市民が「現実的な対応」を望んだ結果が反映された形となった。
 市長選で、福田氏は企業誘致や岩国基地での民間空港早期再開を強調し、生活に密着した政策を掲げて支持を広げた。移駐については、防音対策など、国が具体策を示して対応するよう求めた。井原氏が移駐反対を貫く中、市の借金が1065億円に達するなど財政は悪化。井原氏を支持していた市民からも「移駐を容認して国の支援を求めるべきだ」との声が上がり、井原氏支持層が福田氏に流れたとみられる。
 両氏とも政党の支援を受けない「市民党」の立場で選挙戦を展開。水面下では自民、公明両党が福田氏を支援したのに対し、民主、共産党などは井原氏側につき、福田氏の議員辞職に伴う衆院山口2区補選(4月27日投開票)をにらんだ与野党対決の前哨戦ともなった。福田氏の任期は10日から4年間。
 投票率は76・26%で、激戦を反映して2006年の前回(65・09%)を大幅に上回った。


在日米軍再編:政府が岩国市へ補助金支給を正式伝達
 政府は12日、岩国市の福田良彦市長が在日米軍再編に伴う空母艦載機部隊の岩国基地移転の受け入れを表明したのを受け、凍結していた新市庁舎建設補助金35億円を全額支給と正式に伝えた。再編交付金についても近く対象自治体に指定し、百数十億円程度を支給する。いずれも年度内の支給を目指す。
 福田氏は12日昼、石破茂防衛相と会談し、改めて移転を受け入れる方針を示した。政府はこれを受け、補助金の支給を伝えた。福田氏は先月10日、米空母艦載機の移転の是非が争点となった同市長選で当選。同月28日の市議会で受け入れを表明していた。
 新市庁舎建設補助金は、政府の「アメとムチ」として使われてきた。井原勝介前市長は移転受け入れに反対したため、従来支給していた日米特別行動委員会(SACO)最終報告に基づく「SACO関連経費」に基づく07年度分の補助金35億円を凍結。受け入れ賛成の福田新市長が誕生すると、新たに既存の法律の補助率を引き上げる事実上の新補助金によって全額支給する方針に転換した。【田所柳子】毎日新聞 2008年3月12日 13時21分 (最終更新時間 3月12日 14時12分)


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