2007年12月15日(土) |
ドーピングでもええじゃないか! |
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米大リーグで薬物使用の疑いのある選手が86名、実名入りで発表された。オレの愛する阪神タイガースのウィリアムス投手も含まれていたということで大いにオレは驚かされたのである。日本球界もなんらかの処分を検討しないといけないのかと。もしも「出場停止」なんて罰が与えられるのならいったいどうすればいいのか。
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しかし、ドーピングってそんなに悪いことなのだろうか。野球がプロスポーツである以上、そこで稼ぐためにさまざまな工夫をするのは当然のことだろう。オレはあくまでこの行為を擁護したいのである。そもそもドーピング=悪という考え方は本当に正しいのだろうかと。またあまりにも多い禁止薬物リストにもうんざりである。オリンピック選手は栄養剤や風邪薬さえも気を遣うという。風邪を引いても薬も飲めないということだ。ヤクルトの選手だったか、育毛剤の中に禁止薬物の成分が含まれていて出場停止という事件もあった。あまりに神経質になるあまり、なんでもかんでも指定されてしまってる感じである。もしもEDに悩む選手が勃起不全(精力減退)を克服した店長が作った精力アップサプリメント「FORCE」(←クリックするとお店の説明が出ます)なんてものを飲めばたちどころにドーピング検査に引っかかるだろう。
オレは思うのだがたとえば女性がするあの「お化粧」という行為は一種のドーピングではないのか。すっぴんではかなり評価の劣る自分自身の価値を高めるために顔にいろんなものを塗りたくる行為、これは薬物によるドーピングとどう異なるのか。オレから見れば全く同じレベルに思えるのだ。いや、場合によってはそれは詐欺だ。美人と思ったのに化粧を落とすとそこからこの世のものとも思えない醜悪な物体が出現するなんてレベルまでいけばそれはもう犯罪だ。美容整形や豊乳も同様だ。ところがプロ野球の世界で「整形」を問題視することはない。
テレビに出てる歌手や女優が整形美人だったからと言って、世間から貶められることがあるだろうか。釈由美子や浜崎あゆみのようにそうした噂がある人もいるが、だからといって彼女たちの価値が下がるという訳でもない。ヅラだという噂のある神田正輝が、そのことによって罵倒されることがあるだろうか。髪の毛がないことをカツラによって隠す行為はOKなのに、肉体の衰えを薬物で補う行為がなぜいけないのか。オレからすればどっちも同じ程度に卑怯だし、世間がそれを卑怯ではないと認めるならば卑怯ではないということなのだ。
野球選手の中には桑田投手や村田兆二投手のように肉体にメスを入れてまでプレイを続ける方もいる。このような一種の「改造」と治療行為の境界はどこにあるのか。そうした手術が明らかに肉体強化を目指したものであるとするならばそれは許されるのか。手術によって改造することと、薬物によって改造することは、医療行為における手術と投薬程度の差異しかないのではないか。
肉体改造はどの程度まで許されるのか。たとえば足首から先を失って義足をつけてる選手がプロ入りした場合、マスコミの論調は好意的になるだろう。しかし、その義足に早く走れるような特別な工夫がなされていたとする。その場合は禁止なのかOKなのか。身体の一部に人工関節を入れた人がもしもプロ野球を目指すとしたらどうか。病気などでやむを得ずそうしている場合と、肉体改造して増強するために身体の一部を機械と置き換えることと、どうやって見分ければいいのか。
それにしても今回の大リーグ関係者への捜査、なんでそんな証拠が出てくるんだと思うようなモノばかりがあげられている。そのこと自体もなんだかうさんくさく思えるのである。
野球は見せ物であり興業である。選手はそれでゼニをもうけてるのであり、我々はゼニを払ってそれを見てるのである。今更フェアプレーの精神に立ち返って・・・なんてナンセンスだ。もう過去には戻れないからだ。見せ物である野球で、選手が自分の商品価値を高めようとして薬物を使ったとしても何が責められるのか。投資のリターンが元金よりもはるかに大きい場合、チャレンジする選手が大勢いてもオレは不思議には思わないのである。プロスポーツってそんなものじゃないのか。
ドーピングを禁止して、使用選手を追放したところでその行為がなくなるとは思えない。というか、オレはその行為がさほど効果をもたらすモノであるとは思えなかったのである。今後、球界は名前の出た選手への処分の動きを見せるだろう。それによってスタープレーヤーを失う球団も出てくるはずだ。そのデメリットを思えば、この問題に関して騒ぎ立てない方がいいような気がするのである。
40歳を過ぎてるのに全く衰えを知らないような肉体の持ち主がいて、仮にその肉体が薬物によって作られたモノであったとしてもオレはそれを否定する気はない。その年齢でそれだけ活躍できることの方がありえないことであり、そのありえないことを実現した薬物の力の偉大さをオレは思うのである。クレメンスの偉大さはそこにあるわけだ。昔はそういうスポーツ医学が発達していなかったから稲尾和久の実働年数はほんのわずかしかなかったのかもしれない。同様に60をこえても美しい女優がシワ取りやコラーゲンの注入を行っていたとしても、それを反則だとは思わない。人は誰でも美しさを保ちたいだろうし、野球選手がいつまでもプレイしたいと願う点では同じだと思うからだ。
ドーピングなんて問題にする必要もない。みんなどんどん薬物を使用すればいいのである。いずれ価格高騰を招き、費用対効果という点でも劣ることがわかれば使用者は減るだ。そのリスクも覚悟の上で、巨額の収入を目指して肉体を犠牲にしてがんばってるのである。彼らの究極の選択を我々凡人が自分たちの物差しではかるのは実に愚かなことである。
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