2007年12月03日(月) |
謎の変態野郎、彩都に出現! |
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この世にはいろんな変態がいる。その中にはかろうじて理解可能な変態もいないことはないが、多くはオレのような常人には理解できない連中である。下着フェチというのもオレにとって理解できない変態の一つである。どうしてそんなに下着にこだわるのか。オレにとって問題なのは下着ではなくてその中身の女性がどうであるかであり、下着などはただの布きれなのだ。女性に対して欲望を感じたり好意を持ったりするのはわかるが、下着に対してこだわっても仕方がないだろうと思うオレには、かつてそんなものが高価で取引されていた「ブルセラショップ」というものがあることが信じられなかったのである。今も存在するのかどうかわからないが、そこでは女性が一度着用した古パンティとかが着用者(本当かどうかはわからないが)の顔写真付きで販売されていたという。
女性の汚れた下着に愛着を感じる変態男たちは、その香りや汚れから使用者の女性に思いをはせることができるからこそ、その物体を愛するのであり、もしもその下着の着用者が変態男だとしたら逆にとんでもない汚物だと感じるだろう。その汚物生産者が自分のはいた女性用下着をあちこちにばらまくというなんともいえない情けない事件が大阪で起きていたのである。アサヒコムの記事から引用しよう。
女性用下着で出勤、帰宅後民家に投げ捨て 容疑の男逮捕
2007年12月02日19時05分
女児用の下着や成人向けのストッキングを他人の家に投げ入れたとして、大阪府警は2日、大阪府茨木市彩都(さいと)あさぎ3丁目の会社員押谷和夫容疑者(48)を廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで逮捕した。「自分が身につけた下着を見た住人が嫌がる様子を想像すると興奮した」と容疑を認めているという。新興住宅地の彩都地区を中心に昨年6月以降、同様の投げ捨てが約100件あり、府警は押谷容疑者が関与したとみている。
茨木署の調べでは、押谷容疑者は今年9、10の両月、自宅近くの民家3軒の庭などに女児用の下着や成人用ストッキング計7枚を投げ捨てた疑い。同署は同容疑者の自宅から女性用の下着類200点以上を押収した。
押谷容疑者は下着類を近くの量販店で購入。女児用下着などを履いて出勤し、帰宅後、主に深夜帯にマイカーで塀のない民家を探し回っては投げ捨てたという。住民らの届け出を受けた同署が車のナンバーなどの目撃情報を元に調べていた。
この変態を検挙した罪名が「廃棄物処理法」であったことにオレは笑ってしまう。こういう変態の存在を法律は予想していないので、とりあえず「そこらにゴミを捨てた」という事例と同じものとして立件するしかないのである。それにしてもなんと情けない行為であろうか。そしてこの48歳会社員の楽しみというのはこの「女性用下着を身につける」「それを民家の庭に投げ込む」以外になかったのだろうか。どうも腑に落ちないのである。しかもこの変態はその犯行を自分の居住している地域でやっている。すぐにバレても仕方のない間抜けさである。
さて、投げ込まれた方の家も困惑しただろう。干してある下着が盗まれるならまだわかるのだが、庭に投げこまれるというのはどう判断すればいいのか。またその下着をこの変態男は着用してるのだが、それはどんな状態でどんな汚れが付着していたのだろうか。それはオレにも想像がつかないのだが、少なくともこの男の目的とする「嫌がらせ」のためには、何らかの「男が着用していた」という痕跡がないといけないわけである。ということはもしかしてあの液体をそこになすりつけていたのだろうかとオレは想像してしまう。もしもそうならこれはやはりとんでもない変態である。そんな気色悪い汚れの付いた下着が投げ込まれれば、不愉快なことこの上ないのである。庭に空き缶が投げ込まれるくらいの不快さではないのである。
女性用下着を身につけて喜ぶ変態なら「女装マニア」というものであり、それはそれで一定の人口が存在していてかなりの市民権を得ているといえる。本物の女性よりも美女に見えるような方たちも大勢いるし、オカマバーなどの就職先も充実している。このオレも「女装マニア」に対しては偏見も不快感もない。別にその行為自体はさほど問題ではないと思うのである。しかし、その下着をわざと捨てるという行為がどうしてもオレには理解不能なのである。もっとも変態の行為を理解できるのは同種の変態だけであり、そういう意味ではノーマルなオレに理解不能なのは当然で、理解できないことをこそ喜ぶべきなのかも知れないが。もしも理解可能な変態さんがいれば、この行為の本質を説明してくれるとありがたいのだが。
オレはこの男の行為に対して「廃棄物処理法」よりももっと罰則の思い別の法律を適用すべきであると思っている。なぜならこの行為は「ゴミをそこいらに捨てる」という行為ではなくて、悪意のある嫌がらせであり、された人を不愉快にすることが目的だからだ。だから検察側は立件に際してどうかこの罪状を見直して欲しいのである。
この事件の舞台となった彩都と言えば、千里中央からさらにモノレールで16分かけて到着できる、最近誕生したばかりのニュータウンである。そこに越してきた人たちはよもやそんな変態がその街の住人であるとは誰も思わなかったはずで、かなりのショックを受けているだろう。まあ変態とは時と場所を選ばないものなのかも知れないのだが。
追記:夕刊フジにさらに詳細な記事があった。
女児用パンツはいて快感、下着バラマキ魔の素顔 (夕刊フジ)
大阪府茨木市で自分がはいた女児用パンツを近所の民家に投げ捨てていたとして、茨木署は廃棄物処理法違反の疑いで会社員の男(48)を逮捕した。近所の主婦からは「きれい好きで爽やかなご主人」と上々の評判だったが、その裏側で多彩な女性用下着を収集。民家に投げ入れては、困惑する若奥様たちの姿を想像して楽しむという奇行をくり返していた。
「最初は郵便受けに大人用の下着を投げ入れられていたのが、最近はナイフで切り裂かれたパンツや汚物のついた女の子用のパンツが自転車のサドルにかぶせられていたりと、内容がエスカレートしていった」
容疑者の自宅近くに住む20歳代の主婦は、去年の4月に転居して以来、約1年半の間に5回も被害にあった。
道端などで顔を合わせると、容疑者は「こんにちは」とにこやかに声をかけてきたといい、「意図的に狙われていたのだとしたら気味が悪い」と眉をひそめる。
容疑者は約3年前から大阪府豊中市の金属部品会社に勤務し、昨年1月、滋賀県から引っ越してきた。妻と数年前に死別しており、社会人の息子、高校生の娘との3人暮らしだった。
容疑者が土曜、日曜には庭先にある鉢植えの花に朝晩水やりをしたり、家の周りの掃き掃除をしているの見ていた主婦は「きれい好きのマメなご主人という印象だった」と話す。
近所の小学生の女児が庭で草むしりをしていると、「お手伝いして、えらいねえ。何年生?」と声をかけることもあったが、女児の母親は「変質的な感じはなく、とても爽やかな雰囲気の人だった」と振り返る。
しかし、真逆の顔を持っていた。家宅捜索で押収された約100枚の幼児用のパンツは、イチゴやキャンデー、ヒツジなど動物の柄のものもあり、容疑者はこれらをはいて会社に通勤。使用後のパンツを他人の家に捨てる行為を繰り返していた。犯行の動機について「家の人が、自分がはいた下着を見つけて驚くのを想像すると、余計に興奮した」と供述しているという。女児用パンツのマニアだったが、性的興味の対象は若奥様たちだったようだ。
犯行は下着の投げ入れだけにとどまらなかった。「去年の12月には下着のかわりにSMなどハードな内容の成人用雑誌がうちを含めて複数の家の玄関先にまき散らされていたこともあった」と、別の主婦(32)は証言する。
疑者の自宅のある一帯は、1994年から宅地造成が進んでいるニュータウン。居住者は若い世代の家族が多く、被害にあった住宅の大半は20−30歳代の主婦が住んでいるという共通点があった。
一帯では容疑者が引っ越してきた直後の昨年5月ごろから、同種の被害が170件以上起きていた。調べに対し「すべて私が1人でやった。申し訳ない」と供述しているという。
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