2007年11月05日(月) |
小沢一郎、おまえはクビだ! |
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もしも小沢一郎が自民党に残っていればおそらく橋本龍太郎の次くらいに総理大臣になっていたような気がする。彼が離党したときに「これで自民党のもっともダーティーな部分が抜けたのでよかった」と陰口を叩いた議員もいたという。かつての田中派、そして竹下派の中枢にいた彼が自民党のもっとも自民党的な部分を体現しているという評価ははずれてはいないだろう。経団連を説き伏せて選挙資金300億円を調達した豪腕ぶりなどを思えば、小沢一郎こそが政治家と企業のゼニにまみれたズブズブの関係の象徴なのであり、国民が望むような政治倫理などとはほど遠い存在である。
難航する政局を打開するために行われた福田・小沢の党首会談でどんな密約があったのかわからない。ただ、小沢一郎が大連立構想を持ち帰ったというあたりから想像できることは、福田はかなりおいしいエサを小沢に撒いたということである。オレの憶測だが、もしかしたら福田は小沢に対して、復党すれば自民党総裁に祭り上げてもらって総理大臣となれるということを持ちかけたのではないか。小沢が民主を脱退して自民党に復党するときには子分を30人くらい連れていくだろうからそれで参議院の過半数奪回も可能かも知れない。せっかく民主党が獲得した議席が一部の議員の裏切りによって失われるのである。そして民主党に投票したという有権者の意志も無視されるのである。しかし、そんなことを小沢一郎がいちいち気にするようなタマだろうか。
しかし、この大連立構想に当然のことながら民主党役員会は反対した。そんなこと当たり前だ。そうなることがわかっていてなぜ持ち帰ったのか。なぜ党首会談という場ではっきりと断れなかったのか。それはすでにここまでのシナリオも予定通りだからである。「連立構想」→「持ち帰ったけど否決」→「小沢の責任追求」→「離党」→「自民党に復党」→「総理大臣」という流れになるような気がしてならない。以下、アサヒコムの記事を引用しておく。
小沢民主代表が辞意表明 大連立協議巡り「けじめ」2007年11月04日20時25分
民主党の小沢代表は4日、福田首相との党首会談をめぐる「政治的混乱にけじめをつける」として、鳩山由紀夫幹事長に代表の辞職願を提出した。小沢氏はその後、緊急会見を開き、2日の党首会談後の役員会で連立政権に向けた政策協議入りを全員一致で拒否されたことは「不信任を受けたに等しい」と説明した。小沢氏の突然の辞意表明で、同党の混迷は必至だ。小沢氏は会見で離党は否定したが、小沢氏が安保政策での一致などを理由に与党との連携を目指すのではないかとの見方もあり、政局は政界再編含みの展開になりそうだ。
小沢氏は会見で、首相の提案を受け、「政策協議を始めるべきではないか」と役員会に提案したことを明らかにした。その理由について、首相が(1)「自衛隊の海外派遣は国連決議で認められた活動に限る」とする小沢氏の持論を受け入れた(2)連立政権が成立すれば補給支援特措法案の成立にはこだわらない――と確約したことをあげ、「我が国の無原則な安保政策を根本から転換するもので、それだけでも政策協議を開始するに値すると判断した」と語った。
小沢氏はまた、政策協議入りのメリットとして、年金改革や子育て支援、農業再生など、参院選で公約した政策の実現が可能になると指摘。さらに、民主党の現状を「様々な面で力量が不足しており、政権担当能力に対する疑問が提起され続け、次期総選挙での勝利は厳しい情勢だ」と分析したうえで、「あえて政権の一翼を担い、政権運営の実績を示すことが、民主党政権を実現する近道だ」と強調した。
小沢氏は辞任を決断したのは3日だと説明。「多くの議員、党員を指導する代表として、また党首会談で誠実に対応して下さった福田総理に対し、けじめをつける必要があると判断した」と語った。
今後の政治活動については「ゆっくり考える」とし、民主党を離党する可能性については「離党などということは今言っていない」と否定した。
小沢が新生党を結党して自民党を離党してからの離合集散を繰り返したその政治家としての行動を思えば、ここで民主から自民に鞍替えしてもオレにはさほど違和感はない。むしろ「やっぱりなあ」と言う気持ちなのである。自民党はかつて首班指名で村山富市を支持したことがある。自民党議員から見れば、村山に比べればまだ小沢一郎の方がかなりマシである。少なくとも自分たちが投票する相手としてさほど違和感は感じないはずだ。
離合集散を常としてきた小沢と、政権政党を維持するためならなんでもありの福田の利害が一致するのは明らかである。オレは今回の党首会談でなんらかの密約が存在したことを確信してるし、小沢にとって連立構想は「まんざらでもない」話なのである。ところが「政権をとるためならなんでもあり」の考えは、民主党役員会ではあっさり否決された。それもまた然りである。民主党の中で小沢だけが異質なのであり、小沢の「なんでもあり」的な発想は菅直人なんかにはとうてい受け入れられないだろう。「国民は我々を選挙で支持してくれた」「その国民を裏切るわけにはいかない」という政治理念の部分で譲れないからだ。両者が相容れないのも当然であり、民主党の役員会は全員一致で小沢の提案を否決しないと今度は自分たちの結束が乱れたということでつけこまれてしまう。
民主党の議員の中には自民党に鞍替えしてもいいと思ってるものがかなりいそうな気がする。今回の大連立の提案はそうした勢力に対する揺さぶりの意味も含んでいる。つまり、民主党にいる限りいつまでも野党だが、今民主を裏切ってこっちにくれば大臣のポストもいつかもらえる政権与党となれるし、利権もゼニもこっちにはうなるほどあるという誘惑である。
さて、小沢一郎の民主党代表辞意表明に対して、民主党内部ではなんとか慰留したいう動きである。オレから言わせればそれもただの茶番だ。なぜはっきりと小沢を「裏切り者」呼ばわりして切らないのか。もしも小沢を切れば党を割って出られてたちまち参院過半数の勢力を失うから切るに切れないという状況なのか。そうなるとやはり小沢に主導権を握られてるのと同じなのである。
まあオレから言わせてもらうならこの一言「小沢一郎、オレはおまえを見損なったよ。しょせんその程度のタマだったんだな。そこで福田の提案を一蹴する気概があれば次の総選挙で民主は圧勝できたかも知れないんだ。そしておまえは堂々と総理の座に着くことができたんだ。おまえもひとかどの男ならその戦いをして欲しかったぜ。所詮おまえも欲に目がくらんだただのオッサンだったのかよ。」ということだ。有権者の「信」を失った時点で政治家としての命運は尽きる。民主党代表辞任と同時にさっさと政界も引退しやがれ。
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