2007年11月04日(日) |
政界再編、なんでもどんどんやってくれ! |
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福田首相が小沢民主党代表に連立政権を提案し、小沢が民主党に持ち帰ると案の定強い反対を受けたということが起きた。なんだか政界の雲行きが怪しくなってきたようである。これは何か大きな動きがあるのではないか。オレはもしかしたら自民党による民主党議員の引き抜きが起きるかも知れないと思っている。またその逆もまたありだ。こうして政界は仁義なき戦いへと突入するのである。自民党というのは本当に何でもありの政党で、政権維持のためなら共産党とでも連立しかねない無節操な集団だとオレは思っている。そういう意味では元自民党の中枢だった小沢に対して、福田が連立を申し入れるのは至極当たり前のことである。オレのようなただの野次馬であり暴言野郎であるオッサンはそういう動きをただ楽しく眺めるだけだ。
当選した後の議員が所属政党を変更する事は許されるのだろうか。その昔、末広まき子という参議院議員は愛知万博に反対して1995年7月に無所属で当選したのに、1997年12月に自民党に入党して万博賛成派に寝返ったということがあった。万博予定地の「海上の森」には万博反対派によって買い取られた木があり、末広もその一本を買い自分の名札を付けていたわけだが、自民党に入党すると当然その名札を取り外したのである。その木に代わりに「末広まき子が名札をはずした木(別名無節操の木)」という名札がつけられたという。末広まき子の場合は「政党助成金目当て」ということも言われているが、無節操であることは誰もが認める事実だろう。(議員を引退した末広まき子は、今はてんむす屋の社長らしいが)
民主党の中で自民党が欲しがる人材はいったい誰だろうか。もちろん引き抜かれるなんてことになれば自分に投票してくれた有権者を裏切るのと同じことであり、自分の政治家としての価値を貶めるようなそんな誘いには応じないと見るのが普通だろう。じゃあ自民党議員の中で、沈みかけたタイタニックから脱出しようとして民主党への鞍替えを希望する議員が出ればどうだろうか。オレはそういう展開も絶対にないとは言えないと思ってるのである。舛添要一なんかを民主は引き抜きたいと思ってるのじゃないかな。
極端な話、小沢一郎が党代表を辞任して旧自由党のメンバーと自分と親しい民主議員を引き連れて新しい政党を作った上で自民と連立するというシナリオも絶対にないとは言えない。福田は自民党政権を守るためになんでも仕掛けてくるだろう。その昔、社会党の村山富市を首相にするという姑息なことまでやって政権奪回をやり遂げた自民党が、今の状況で何かとんでもない政界再編劇を起こす事が100%ないとは言えないのである。
考えたらそんな引き抜きとかを裏でやるからいけないのである。ここは堂々と公明正大にやればどうだ。つまり政党間のトレードを可能にするのである。自民党から見て民主党に欲しい人材がいれば、自民党の議員を一人交換要員として出して人身御供にするのである。その交渉の一部始終は国民に公開されるとすればどうだ。交換トレードだけでなく金銭トレードなども取り入れれば面白いぜ。
他にもスキャンダルの発覚しそうな議員をわざとライバル政党に移籍させてやる爆弾トレードとか、相手方の秘密を聞き出すためにスパイ議員を送り込むための偽装トレードとかも面白い。そういった裏工作をどんどんやって、国民に「政治とはこんな卑怯なものである」という事実をしっかりと教えてやればいいのである。オレはそれを強く期待する。
もしもこの大連立が実現すれば、公明党は政権から放り出され、圧倒的多数の与党と、社民、公明、共産という小選挙区ではまず勝てない弱小野党という構図になってしまい、そうなると後は多数派のやりたい放題になるのである。平成の大政翼賛会が実現してしまうのだ。そうなるとオレは激しく脱力してしまうのだが、今の政治状況はとにかく何が起きるかわからないのである。まあオレはただの野次馬であり暴言コラムニストだ。面白かったらそれでいいというふざけた気分で、政界再編につながるかも知れない政治状況を見守っていたい。
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