江草 乗の言いたい放題
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2007年08月06日(月) オレは東京を罵倒する        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 東京に滞在して三日目になる。とにかく暑い。こんな暑いところでどうして人類が生存できるのかと不思議に思う。生存できるどころか、大阪の何倍もの人間がそこら中にうじゃうじゃいるわけで、理解不能なことが起きているのである。こんな暑いところにみんなが集まってることをオレは信じられないのである。大阪も暑いが東京も暑い。日本一暑い都市は大阪であり、その8月の平均気温は鹿児島よりも暑いとよく言われる。その大阪からやってきたオレが東京の方をなぜより暑く感じるのか。その理由を説明しよう。

 東京の冷房はどこもろくに効いていない!これが東京を暑く感じる最大の理由だ。オレは秋葉原のヨドバシカメラに立ち寄った。その店内はとにかく暑かった。客商売でありながらこの暑さは何だ。これで冷房が入ってると言えるのか。とにかく店内はヲタク野郎たちの熱気でむんむんしていた。なぜ冷えないのか。いくら冷やしても人間が多すぎるからその熱気で暑くなるのか。東京の人間は体温が高いのか。この狭い面積にやたら人間が多いので必然的に暑くなるのか。「ちゃんと冷やしてくれ!」とオレは言いたくなったのである。冷房温度を28度くらいに設定してるということなのだろうか。大阪のヨドバシはいつもキンキンに冷えている。同じヨドバシでもなぜこうも違うのだ。

 地下鉄では冷房を入れてないむっとする車両に遭遇した。いまどき冷房のない車両なんてどこの田舎だ?と思ってあきれたが、よく見ると「弱冷房車」とある。いちおうこれでも冷房を入れてるつもりなんだろうか。どんどん汗が噴き出す。それであわてて通常の「冷房車」に移動した。それでも暑い。大阪にも弱冷房車はある。その大阪の弱冷房車よりも
暑いのが東京の冷房車である。暑さの度合いでいくと

東京の弱冷房車 >> 東京の冷房車 >> 大阪の弱冷房車 >> 大阪の冷房車

というくらいの序列になるだろうか。その申し訳程度の冷房が入ってるのも車内だけである。乗り換えるために駅に下りたらやたら暑いのである。駅の中もちゃんと冷房して欲しいのだ。(もしかしたらいちおう冷房してるのかも知れないが)

 大阪の場合、外から冷房の効いた商業施設の中などに移動した場合、一瞬「寒っ!」と感じるのが一般的である。つまり、それくらい効かせないと大阪では「涼しい」と思ってもらえないのだ。うっかり冷房の効いた喫茶店でかき氷などを注文してしまうと、途中から寒さで身体が凍えて喰えなくなってしまうのである。それくらい大阪の冷房というのはどこもよく効いてるのである。

 もちろん現在の地球環境の維持を第一に考えた場合、過度の冷房による冷やしすぎはCOの排出量を増やすだけで、地球温暖化防止の見地からも好ましいことではない。しかし、現実に「暑い」のであり、こんなことになったのは都市計画がずさんできちっと緑地部分を増やさなかったからである。こんなひどい街を作ってしまった為政者側の責任なのだ。冷房温度を28度に上げましょうとか、できるだけ電気の無駄遣いをなくしましょうと住民に我慢を押しつける前に、そんな住み難い都市を造ってしまったことに責任をとらせるべきなのだ。誰のせいでこんなことになったのか。

 もっともオレは東京の住人ではないし、今後も済む予定はない。だから東京がどんなに暑くて住み難い都市であっても関係ないはずのである。しかし、こんな暑いところで暮らしている人たちはとても忍耐強いとただただ頭が下がるのだ。もちろんこの暑い東京が好きで好きでたまらないと言う自虐的な人もいるだろう。しかし大多数は仕事のためや大学での勉強のためにやむなく故郷を離れてこの巨大都市で暮らすことを余儀なくされてるのだ。日本の資本主義国家としての繁栄を支えるためにがんばっておられるのだ。だからこそ、このような住み難い状況を放置すべきではないのだ。決して人々の犠牲の上に築かれた繁栄であってはならないのだ。

 今オレはホテルの室内で、設定温度を18度、風量を強にして、しかもビジネスホテルのシングルルームでのお約束として、いつものように真っ裸で過ごしている。これでやっと快適な状態になる。これ以上冷房温度は下げられないし、これ以上服を脱ぐこともできない。もしも冷房温度を少しでも上昇させれば暑くて眠れなくなるし、服を着ればやはり暑苦しくて眠れないのである。もはやこれが限界なのだ。オレよりも暑がりの人はおそらく耐えられないだろう。

 暑いだけではない。やたら物価が高く家賃が高い。銭湯がとてつもなく高く、食べ物屋が高い。そんな煉獄の中で過ごしている人たちをオレは立派だと思う。日本にはいくらでも過ごしやすい土地があるのに、そこに住むことを許されずにこのメガシティーで自由を奪われて拘束されている多くの人々の悲劇を思う。しかし、オレの住む大阪も東京の人から見れば暴力と麻薬と犯罪の都と思われているのかも知れない。それは必ずしも当たっていないわけではない。


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