江草 乗の言いたい放題
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2007年03月27日(火) 芸能人ってそんなに立派なものなのか?        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

 オレはテレビに出ている人たちがみな聖人君子だなんてこれっぽっちも思っていない。中には立派な人格の持ち主もいるだろうし、学校を出ていなくてもちゃんとした家庭教育を受けて育った人も少なからず居るだろう。大学を出てから芸能界に入る人もいるわけで、そこに至るまでにちゃんと常識を身につけてくればいいわけだ。しかしオレはどちらかというと性悪説の立場を取るし、芸能人の中にはどちらかというと一般人よりも常識のないヤツの方が多いと思っている。若い頃にデビューすればろくに学校にも通えずに大人の社会に投げ込まれるわけだ。そこでまっとうに育つことの方がどちらかというと困難なことになるのかも知れない。

 芸能人の子弟の中には親から過剰なゼニを与えられてそれをろくでもないことに使う馬鹿もいる。自宅の地下室で覚せい剤や麻薬パーティーにふけっているヤツが週刊誌で暴露されたりするだろう。だからこのような報道を読んでも、ただ「そうか」と思うだけだ。歴代の「モーニング娘。」のメンバーの中でオレがかわいいと思うのは石川梨華安倍なつみくらいで、後はオレの趣味には合わない。だから加護亜依が37歳のオッサンと温泉旅行に行っていたとしても別に何とも思わない。

加護亜依さん:再び喫煙 事務所が契約解除
元「モーニング娘。」メンバー、加護亜依さん(19)の所属事務所は26日、喫煙の発覚で謹慎中だった加護さんが再び喫煙をしたことが明らかになったため、復帰を断念し、加護さんとの契約を解除すると発表した。未成年だが、同事務所は実名で公表した。
 同日発売の「週刊現代」が、加護さんが今月中旬、旅行中に喫煙をしていたと報道。同事務所が調べたところ、事実であると確認した。
 加護さんは昨年2月、写真週刊誌に喫煙している写真が掲載され、実家での謹慎処分となった。今年1月上京し、再起に向け準備を始めていたという。同事務所は「管理責任を痛感している。今後、特に未成年のタレントに対しては指導の再徹底を行っていく」とのコメントを出した。毎日新聞 2007年3月26日 20時05分 (最終更新時間 3月26日 20時37分)


 朝日新聞が19歳ということで名前を出してなかったので、今回は簡潔にまとまってる毎日新聞の記事を引用したが、この「旅行」の相手は37歳のオッサンで温泉では同じ部屋に泊まったと詳しく書いてある記事もあった。何度注意されても喫煙をやめず、しかも37歳のオッサンと温泉旅行の19歳元アイドルにはもはや商品としての価値はない。もはや加護亜依に残された再デビューの道は数年後に脱いでAVに出ることだろうか。実際そういう道をたどったアイドルも多い。畑中葉子、伊藤咲子など売れなくなってかなり経ってから出てきて一発屋で終わったわけだが、それなりに話題にはなった。だからそういう末路を同じようにたどるのかと思ってしまうのである。

 19歳の育ちの悪い女(オレは育ちのよいご令嬢という方はタバコなんて決して吸わないという偏見の持ち主である)が喫煙してるのはありふれたことであると言っても、オレはタバコを吸う女=オッサンという偏見の持ち主なので加護亜依に関してもちろん同情はしない。平等に扱えと言われてもオレには女性の喫煙者に対する苦手意識が根底にあるのでどうしようもないのである。キスをするときにタバコの香りがすると想像するだけでいやだ。ただ、芸能界では未成年でも飲酒喫煙が当たり前だということは、芸能界ではない一般人の世界でも未成年の風紀が乱れてることから考えて容易に想像がつく。今は芸能界の内か外かに関わらず世の中の風紀が全体的に乱れてモラルなんてどこかに行ってしまった時代なのである。芸能人であるかないかに関わらずそういうヤツらは多いのである。

 高校球児の喫煙が時に問題にされ、甲子園に来ている学校の宿舎が盗撮されると時折中でタバコを吸ってくつろいでいる野球部員が激写される。もしかしたら野球部員の喫煙率というのは一般の高校生よりも高いのではないだろうか。だとすればそれが見つかることが甲子園を辞退しないといけないほど厳しいペナルティを課せられるのはなぜか。おそらくそれは交通違反と同じく、違反している者が多いからこそ、運悪く見つかった者に対しては厳罰を与えるという歪んだ仕組みのように思えてしまうのだ。ドライバーの多くが日常的に交通違反を繰り返しながらその中で検挙されるのがほんのわずかであるように、全国の喫煙高校球児たちの中で出場辞退などに追い込まれるのはほんの一部であり、多くは巧妙にごまかされるか、あるいは周囲も黙認で放置されているのかも知れない。

 非喫煙者であるオレはタバコが切れたときの禁断症状の苦しさを知らないわけで、そんなオレには今回の加護亜依の喫煙による芸能界追放事件を話題にする資格はないのかも知れない。「おまえには好きなタバコを吸えない加護チャンの苦しみが分かるか!」と言われそうである。喫煙者はおおむね喫煙という行為に対して寛大だ。オレはその昔、公立高校に勤務していた頃、喫煙した生徒を何度か懲戒処分したことがあるが、母親が喫煙者である場合は必ず再犯した。自身が喫煙者である母親は必ず「今度は見つからないように吸ってね」というのである。甘いのである。そんな親だから息子はまたルールを破る。そしてまた停学になるのである。そして母親は「息子がルールを守らない」ことよりも「息子が愚かにもまたバレるような吸い方をした」ことを責めるのである。だからオレはタバコを吸う女が基本的に苦手なのである。

 高校球児の喫煙に厳重な罰を与える行為と、不祥事を起こした芸能人を見せしめにして罰を与える行為は同種のものである。つまり、その世界が人々に夢を与える神聖なものであるという前提を崩したくないために、その世界の中にあって問題を起こした者をスケープゴートに仕立てて、まるで他のすべての成員には問題がないかのように世間にアピールするのだ。そのためにこの生け贄は必要なのである。だからオレにはこの引退宣言も単なる茶番にしか見えない。芸能人だからとか政治家だからとか一般人だからとか区別する問題でもない。みんな等しく同じように罰を与えるべきだ。オレは未成年の喫煙には罰金刑を導入して、街で吸ってるところを警官に補導されれば罰金を5万円くらい親からぼったくるか、その金額分の日数の禁固刑にすればよいと思っている。


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