2007年02月24日(土) |
WEBサイトでゼニを稼ぐということ |
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その昔、オレがまだパソコン通信で遊んでいた頃のことである。オレはニフティサーブというパソコン通信にあったBBS#8(スピリットのコーナー)というところに毎日のように書き込みをしていた。ちょうど今毎晩暴言コラムを書いてるように、その頃はニフティの掲示板に毎日「教師EXAの悩み」という連載コラムを書いていたのである。結局このシリーズは合計250本書いた。その中に含まれる旅日記の「白夜特急編」というのは今はオレの本サイトのコンテンツの一つになっている。その連載を終えてからもオレは「チョコレート革命・試論」「変態古典授業」というテキストを連載した。それらもすべて本サイト「教師EXAの秘密の部屋」に置いてある。もっととてつもないテキストもあるにはあるのだが、それはサイトの中をよく探し回って見つけて欲しい。
BBS#8の書き込みの題名一覧の横には、その書き込みを読んだ人の数(参照数)が表示されるようになっていた。もっともよく読まれている人気のある書き手はサンショウウオ、じゃなかった参照王と呼ばれることになったのである。オレはBBS#8でもっともよく読まれている書き手であったと自負している。その後、パソコン通信が滅亡し、オレも活動の場をインターネットの世界に移した。2002年11月に今書いている暴言コラムの連載を始めるようになり、一年後には登録していた「日記才人」という日記リンク集で月間アクセスランキングの1位に輝いた。オレはニフティサーブのBBS#8に次いで日記才人でも1位になったのである。そして今、オレはブログランキングというところに登録してるのだが、オレが今夜の暴言コラムを書いているこの瞬間で日記(その他)部門の第5位、総合ランキングの70位である。まだまだ頂点に立つまでは長い道のりである。
もしも自分が読んでいる面白いテキストに対して、読んだ人がその感謝を込めて1円程度の投げ銭を支払うという仕組みができるなら、WEB日記を書くことで収入を得るという夢のようなことが可能になる。どうやって支払うのか、どうやって受け取るのか。そのWEB投げ銭の仕組みというものが実現できないモノかとオレは甘いことを夢想した。もしもWEBサイトから現在の収入程度の収入が得られれば、オレはすぐに仕事を辞めてサイト運営に専念できるからである。そうなると時間がたっぷり手にはいるので、書くために材料を求めて海外取材したり、企業に潜入捜査したり、さまざまな政治活動や住民運動を支援したり、ボランティア活動を行ったりできるようになるわけだ。
一日1万アクセスのサイトを運営していて、来客が一人1円の投げ銭をしてくれば一日辺り1万円の収入があることになる。その課金・集金システムの構築についてあれこれ考えてみたわけだが、考えたらその投げ銭は何も読んだ人に払ってもらう必要はなかった。たとえばサイトに企業の広告バナーを設置して、その広告を読んでもらう代わりにバナーを設置したサイトに対して企業が広告料を支払うというA8.netなどのシステムを利用することである。それを利用すれば、読者は自己負担なしに自分が日頃読んだり利用したりしているサイトに対して収入を与えることができるわけだ。ただ、何の興味もない広告バナーがあっても意味がないので、設置する広告はできるだけ読者の興味を引きそうなものを選ぶということになる。興味のない広告をクリックさせることはA8netの規約違反にあたるから当然である。ブログの話題がそのまま商品につながるようなときはリンクを設置することになる。
オレは当初、サイトにそうした広告を設置するのは邪道だと思っていた。自分のサイトは純粋にテキストを読みたい人が来る場所であり、そこから収入を得る場所ではないと思っていたからである。しかし、オレのテキストの中にはたとえば「100万回生きたねこ・試論」のような絵本論もある。オレはその絵本「100万回生きたねこ」のすばらしさについて書いたのであり、多くの方にそれを読んでもらいたいと思っているわけだ。それでAmazon.comのアフィリエイトを申し込んでそこで絵本の通信販売を仲介できるようにしてみた。結果はなんと一年あまりの間にその絵本は30冊近くも売れたのである。オレが書いた「100万回生きたねこ・試論」というテキストは、その絵本の購入を訴えるレビューとして十分に機能した訳だ。
その後オレは本からCD、DVD、そしてマウスというふうにそのコーナーを拡大していった。調子に乗って「賢者のマウス選び」なんてお遊びのコーナーまで作った。総合通販サイト「アフィリエイト研究室」なんてものも設置した。しかし、来客はほとんどなく、WEBサイトの更新がやたら重くなってしまっただけだった。やっぱりこんなに増やしても意味がないなあと思いつつ、いつか本格的に自分の好きな本の紹介サイトや映画の紹介サイトを作りたいと思っていたのでその貧弱なシステムのままで残してある。
この暴言コラムの上下にもいくつかの広告リンクを設置しており、そこから実際に広告を読んでお買い物をしてくださる方も少なからず存在するわけで決して広告を設置してること自体は無駄ではない。今はわずかな収入であっても、もしオレがもっと面白いコラムを書けるようになって読者が今の100倍くらいに増えれば、決してそれはわずかな収入ではなくなるからだ。英語版のページを作れば読者は世界に存在するということになる。
日記を毎日読んでくださる読者の中には、ときどきオレがびっくりするような豪快な「大人買い」をしてくださる方がいる。オレはそれを確認するたびに液晶モニターの前で、ネットの向こうにいる親切な方に向かって頭を下げてお礼しているのだ。しかしその一方でオレの運営しているサイト群を「広告ばかりゴテゴテとくっついた守銭奴みたいなサイト」と揶揄や罵倒される方もいる。当たってるだけにオレは何も言い返せない。守銭奴かと言えばまぎれもなくオレは守銭奴であろう。
自分のサイトはゼニに換算すればどれだけの価値があるのか。そんなことがふと気になって設置する気になったのが、右下につけてあるサイト価格ランキングのバナーである。設置してから毎日少しずつ自分のサイトの価値が上昇していることに気がついた。いつか自分の暴言コラムが1億円くらいの値打ちになってくれればとオレは夢想する。そのためにはいったいどれくらいのアクセス数を稼げばよいのだろうか。ただ日々精進するだけである。この暴言コラムの読者は少しずつだが確実に増えている。それはオレにとって大きな喜びでもある。
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